地球上の管理者と自負しており、生態系をもコントロールしようとしている人間だが、それは人間の知能が動物に比べ格段に優れているからなのだろうか?そうとも言い切れない。 オーストラリアのアデレード大学の研究者らは、"実は人間が最も賢いとは限らない。実際には人間より賢いと思われる動物がいる"と主張している。
![人間の知能は果たして他の動物よりも優れているのか?(オーストラリア研究) : カラパイア](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ad7055e234376034bc2dcf440e49bc6b90c3e47b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flivedoor.blogimg.jp%2Fkarapaia_zaeega%2Fimgs%2F1%2F3%2F13f984b8.jpg)
メディアや他の方がいくつか報告を上げているが、土曜日に『ロボットは東大に入れるか』の講演を聞きに行ったので気づいたことなどをメモしておこう。 人工知能にとっては、センター数学よりも東大二次数学の方が解きやすいことや、図形や文の構造を理解することがどうしようもなく難しいことなど、AIと人間の違いに関するいくつかの側面を興味深く受け取った。 「人間のように思考する」といった曖昧で高すぎる目標ではなく到達度を客観的に評価しやすい入試問題をターゲットに選んだのはよい着眼点だと思う。もし2021年までに、東大入試クラスの読解力や問題処理能力を獲得したならば、技術文書を要約したり、国会答弁を自動生成したり、様々な産業応用が可能になるだろう。 模試の結果はもっと惨憺たる有り様になると思っていたが、センター試験では 387/900、2次試験は(今回は数学のみだが)合格者平均を超えるなど、予想していたより結
ポイント 同じ日本人でも育った方言環境により脳反応が異なる 言語処理における左優位反応の形成には幼少期の方言経験が関与している可能性 脳と言語発達の知見を深めることで、教育や医療発達分野への貢献期待 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、日本語における単語のピッチアクセント[1]を処理する際の脳活動における左右の半球の反応差が、東京方言話者と東北地方南部方言話者間で異なることを突き止めました。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)言語発達研究チームの佐藤裕研究員(現徳島大学准教授)、山根直人研究員、馬塚れい子チームリーダーらと、名古屋大学の宇都木昭准教授、東北大学の小泉政利准教授らの共同研究グループによる成果です。 人間の大脳は左右半球に分かれており、単語や文の文法などの言語情報を処理する際には脳の左半球優位の反応が現れます。このような脳反応は、幼少期から言語を学
違法素数(いほうそすう/英: illegal prime)とは、素数のうち、違法となるような情報やコンピュータプログラムを含む数字。違法数(英語版)の一種である。 2001年、違法素数の1つが発見された。この数はある規則に従って変換すると、DVDのデジタル著作権管理を回避するコンピュータプログラムとして実行可能であり、そのプログラムはアメリカ合衆国のデジタルミレニアム著作権法で違法とされている[1]。 DVDのコピーガードを破るコンピュータプログラムDeCSSのソースコード 1999年、ヨン・レック・ヨハンセンはDVDのコピーガード (Content Scramble System; CSS)を破るコンピュータプログラム「DeCSS」を発表した。ところが2001年5月30日、アメリカ合衆国の裁判所は、このプログラムの使用を違法としただけではなく、ソースコードの公表も違法であると判断した[2
数学の「正しさ」について、ぎりぎり迫った一冊。 何によって数学的な「正しさ」を認識するのか、その根拠とでもいうべきもの、正しさの深層にあるものを掘り起こす。 本書の結論はこうだ。数学の正しさの「規準」は明快だが、正しさの「根拠」は極めて非自明である。そもそも「正しさ」に根拠などというものがあるのか?この疑問への明快な解には至らないにせよ、そこへのアプローチにより、数学の「正しさ」が少しも自明ではないこと、そしてその非自明性が数学を柔軟性に富んだものにしている―――この結論のみならず、そこへ至る議論の数々が、読み手に知的な揺さぶりをかけてくる。数学の正しさを疑わない人には、頭にガツンと一撃を喰わされる。 もちろん数学は「正しい」。[Wikipedia]によると、数学とは「いくつかの仮定から始めて、決められた演繹的推論を進めることで得られる事実(定理)のみからなる体系の研究」である。そこにおけ
学問はしばしば、「自然科学(natural science)」、「社会科学(social science)」、「人文科学(humanities)」の3つに分けられる。この3つのなかで、数学はどこに属するだろうか。 「もちろん自然科学でしょ」と答える人が、おそらく多いだろう。しかし、これは間違いである。数学は、自然科学には欠かせないものだが、数学自体は自然科学ではない。 自然科学は、人間が作ったものではない「自然」というものについて、その性質や規則性をさぐるものである。いっぽう、数学はすべて人間が作ったものであり、一種の言語体系である。数学は自然に属してはいないのだ。よって、数学は自然科学ではない。 数学が社会科学ではないことは明らかだろう。社会科学は、人間の集団が生み出す社会というものについて、その性質や規則性をさぐるものである。 数学が自然科学ではなく、また社会科学でもないとすれば、あと
最後に非常に素朴な疑問を。 消滅の危機にある言語を、なぜ守らなければならないのだろう。言語の多様性は、なぜ大切なのか。 いっそ、世界人類の言葉を、英語か何かの共通語に統一した方が、便利なのではないか。などという意見を言う人は少なからずいる。 そんな中、あえて、言語を守る意義とは? 国際的イニシアティヴをとるユネスコのウェブサイトを訪ねると、意外なことが書いてあった。 〈言語の多様性が減ると、生物学的多様性が減少する〉 もちろん、これは数ある理由の中の一つとして挙げられていたのだが、それにしてはトップページにでかでかとリンクが張られ、詳細なページが作られていた。最初、頭の中に疑問符が乱れ飛んだのだが、まあ、言っていることは理解できた。 その土地で培われてきた言語では、植物や動物についてきちんと区別されている。しかし、言語が失われると区別も失われる。どんな種があるのか分からなくなる。それを科学
以下の文を声に出して読んでみてください 「中性の水のpHは7である。」 恐らく日本国民の半数は “ちゅうせいのみずのぴーえっち(ぴーえいち)はななである” と読み、残りの半数は “ちゅうせいのみずのぺーはーはななである” と読むのではないでしょうか。 では、自動車のBMWはいかがですか?さすがに”べーんべー“と読む人はいなくなったのではないでしょうか。驚くなかれ筆者が幼少のころはそのように読むのが一般的だったのです。 そうです。これらはアルファベットのドイツ語読み風日本語なのです。 ぺーはーというのも昔の方はそのように読む習慣があった名残ですが、現在ではピーエッチ、ピーエイチと読むことが定められていますので、ペーハーと読む人が周りにいたらその人はドイツかぶれだと思ってください。筆者が学生の時、隣のラボで水酸化ナトリウムのことをえぬえーおーはーと呼んでいて失笑してしまったのはいい思い出です(
人工知能のクイズ王、隠語を覚えすぎて一部メモリを消去されていた2013.01.20 16:007,312 福田ミホ くそったれとか。 IBMの人工知能「ワトソン」は、アメリカのクイズ番組「Jeopardy!」でふたりのクイズ王を破り、世界初の人間じゃないクイズ王になりました。本100万冊分もの知識を詰め込み、人間のクイズ王に対し勝率75%で圧勝していました。 でも、そんなワトソン君にもわからないことがあったようです。それは、どんな言葉は使って良いもので、どんな言葉は不適切かということです。 実はワトソンの開発中、研究チームリーダーのエリック・ブラウンさんはあることを試みていました。ワトソンを人間と対話可能なマシンにするなら、今どきの若者的言葉使いも理解すべきじゃないかと考えたのです。そしてそんな言葉の知識源として、彼らはオンライン辞書のUrban Dictionaryを選びました。Urba
アメリカ先住民はどのように北米大陸に定住したのか。この話題に関連して、先週の科学誌「ネイチャー」と「サイエンス」に新説が掲載されていて興味深かった。「ネイチャー」のほうは「Reconstructing Native American population history(ネイティブ・アメリカンの人口史再構成)」(参照)、「サイエンス」のほうは「Clovis Age Western Stemmed Projectile Points and Human Coprolites at the Paisley Caves(ペイズリー洞窟のクローヴィス時代新大陸型有茎尖頭器と人糞石)」(参照)である。 話題は、同じく「ネイチャー」誌の一般向け報道「Genomes and fossil faeces track the first Americans(ゲノムと糞石から最初のアメリカ人を探す)」(参照)
少女:数学はどうやって勉強してるの? 少年:得意じゃないから、語学とほとんど同じ。というか第二言語のつもりでやってる(Mathematics as a Second Language)。 ・読書猿Classic 数学にはネイティブはいない:「語学としての数学」完全攻略=風景+写経アプローチ 少女:まえに、200ページくらいのテキストを用意して、目次を見て、全体をざっと見て…といってた、あれ? ・図書館となら、できること番外編/マイナー言語のBookishな学び方 読書猿Classic: between / beyond readers テキストは〈分かる〉系より〈解ける〉系 少年:そう。最初はなるべくコンパクトな本を使う。一冊で分からないところが他の本を見ると分かることがあるから、手に入るだけは確保するのも…… 少女:語学のときと同じ? 少年:うん。ただマイナー言語とは違って数学関係の書籍
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