京都工芸繊維大学未来デザイン・工学機構教授の水野大二郎氏とお届けする特集企画「ファッションデザインとテクノロジー」。第3回はアーティスト・デザイナーとして活躍している長谷川愛氏との対談をお届けします。 長谷川氏は、バイオアート、スペキュラティブ・デザイン、デザイン・フィクションなどの手法や、ジェンダーをはじめとする現代的課題に強い関心を持ち、テクノロジーと人のあり方を問う作品などを、いくつも発表しています。
![【水野大二郎×長谷川愛】「アートの視点から、VR環境における身体とファッションデザインを考える」 | Fashion Tech News](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/01c3cc2ae768b152638455c331582e40464a991b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.microcms-assets.io%2Fassets%2F1775a3633c8b428d9f011c6a758a8a5c%2F8e681514300e4197bf047c944f2742fd%2Fsara-kurig-A2BIY-TUjuA-unsplash.jpg%3Fh%3D630%26w%3D1200%26fit%3Dcrop)
ピーター・ドイグのリアルとヴァーチャル。蔵屋美香評「ピーター・ドイグ展」2020年2月26日に開幕しながらも、新型コロナウイルスの感染拡大によりわずか3日で休館し、5月6日現在も再開していない東京国立近代美術館の「ピーター・ドイグ展」。横浜美術館・館長の蔵屋美香が、3月までの勤務先である同館で見た展示を手がかりに、鑑賞体験における「絵画の物理的なサイズ」の意味と、それを再現するためのVR技術の可能性を考える。 文=蔵屋美香 東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ展」展示風景より 写真=木奥惠三 絵画における「物理的なサイズ」[2020年5月5日追記] 下記のテキストを書いたのは2020年4月27日である。その後5月4日に緊急事態宣言延長が決まり、あわせて基本方針に、感染拡大防止対策を前提とした博物館、美術館、図書館などの活動再開が盛り込まれたため、状況はまた変化した。しかしテキストは4月末の
フェルメール《牛乳を注ぐ女》を360度から鑑賞する。凸版印刷が新たな絵画鑑賞システムを開発凸版印刷は、ヨハネス・フェルメールの作品《牛乳を注ぐ女》を360度から鑑賞できる絵画鑑賞システム「ViewPaint(ビューペイント)」の一般公開をスタートさせた。 『ViewPaint フェルメール《牛乳を注ぐ女》』製作・著作:凸版印刷株式会社 監修:小林頼子(目白大学教授) Original photo data (Het melkmeisje [The Milkmaid] by Johannes Vermeer):©Rijksmuseum Amsterdam. Purchased with the support of the Vereniging Rembrandt. 現在、上野の森美術館で開催中の「フェルメール展」でも目玉作品のひとつとなっている《牛乳を注ぐ女》(1660頃)。その作品世界を
ゲームアートとは何か 「ゲームアート」とは一体なんだろう。「ゲームアート」あるいは「game art」というキーワードで、Googleで画像検索をしてみると、薄靄のかかった幻想的な風景や、いかついライフルや大剣を持って立っている、鎧や甲冑に身を包んだ人物たちのイラストが数多く表示される。その画像の参照先のサイトを閲覧すれば、どれも実際に販売され、流通しているビデオゲームに関係したイラストであることが分かる。 これらのイラストは、ゲームが制作されるなかで、その制作チームに所属するデザイナーたちが、ゲームの世界観や登場するキャラクターを描いた資料であったり、パッケージやWebページのために描いたイラストだ。コンピューターゲームの進歩と認知を目標にする非営利団体、Academy of Interactive Arts & Sciencesが運営するアワード「Into The Pixel」は、そう
谷口暁彦が語るゲームとアート 「シミュレーションされる世界のリアリティ」 子どもが見ても面白いと思えるような明快さと、機知に富んだ視点を提供するメディアアーティスト、谷口 暁彦。コンセプト・メイキングからデヴァイスやソフトウェアのプログラムまでを自ら手がけ、メディア・アート、ネット・アート、ライヴ・パフォーマンス、映像、彫刻作品など、さまざまな形態で作品を発表。その作品は国際的に知られ、国外のアーティストからもラブコールを受けている。そんな彼にゲームとアートについて存分に語っていただいた。 バーチャルの鹿を24時間中継する いま、ご自身のホームページで「ヴィデオゲームアートのためのUnity講座」を公開されていますが、こちらについて教えてください。 谷口 これは2016 年の夏に多摩美術大学で特別授業を行った時の資料です。その後、武蔵野美術大学でも同様の授業を行いました。基本的にはUnit
VRが変える美術館のあり方 遠隔地の美術作品も見放題 アーティストの作品を見る場合には、専用の美術館がない限り、複数の美術館に行く必要があったり、時間に制約があることがありますが、VR美術館ではそういった制約なく、いつでも展示物を見ることができます。 8月17日にリリースされたPC向けVRコンテンツ『The Museum of ThroughView』では、展示されている様々な作品を出かけることなく楽しむことができます。 54の絵画や写真が展示 『The Museum of ThroughView』では、オランダの画家であるレンブラント、アメリカの画家であるアルバート・ビアスタット、フランスの印象派クロード・モネの作品など、54の絵画や写真をVR美術館で楽しめます。 『The Museum of ThroughView』は現在、Steamストアで980円でリリースされています。対応している
真鍋大度と阿部一直が語る、 ダン・フレイヴィンから連なる「メディア・アートへの系譜」ミニマリズムを代表するアーティストとして知られるダン・フレイヴィンの個展が現在、東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催されている。蛍光灯だけを使い、数々の名作を生み出したフレイヴィンの魅力とは何か? そしてその作品はどこにつながっているのか? ライゾマティクスリサーチを率い、光を使った表現を数多く生み出す真鍋大度と、YCAMでアーティスティック・ディレクターを務め数々のメディア・アート展を手がけてきた阿部一直が語る。 聞き手=杉原環樹 撮影=稲葉真 左から真鍋大度、阿部一直 ©ADAGP, Paris 2017 レファレンスとしてのダン・フレイヴィン——「ダン・フレイヴィン」というと名前はよく知られていますが、日本でこれだけの数の作品が見られる機会はとても貴重です。真鍋さんとフレイヴィンは一見、あ
「人類がスターチャイルドに進化してしまった」 深夜の電ファミニコゲーマー編集部の社内チャットに、そんな“どうかしている”書き込みが行われたのは、2016年末のPS VR発売直後の、とある夜のことだった。本記事は、いわばそんな編集部の異様な興奮のまま昨年末に勢いで行われた、VRコンテンツ『Rez Infinite』についての7時間にわたる「狂気の」インタビュー現場の記事化である――。 とはいえ、この収録が行われた夜から、既に半年近く。 大変に恐縮ながら原稿の仕上がりが遅れてしまっている間に、VRを巡る状況は随分と変わってしまった。「VR体験を家庭にもたらす」として登場したPS VRは、今も世界的に品薄状態が続いている。現在もほとんどの人は家庭でVR体験が出来ないままだ。その状況で、このインタビューのテンションが、どう読者の目に映るかはやや不安でもある。 だが、その間にも『Rez Infini
仮想現実の「海」を作り出す――部屋の中の空間に投影された波打ち際の映像が、Twitterで「すごい」「素晴らしい」と話題になっています。まるで本当の海を切り取ってきたかのようなリアルさ……! 波打つ海が部屋の中に……!? 壁面に広がる海から、手前の地面に向かって実際に波が打ち寄せてくる様な感覚を味わえる未来的な映像となっていて、音も合わせた様子はYouTubeでも確認できます。壁と床が繋がったような不思議な奥行き感があり、Twitterでは「これ映像なのか…」と一瞬気がつかなかったという声も。 体験している子供たちの様子が、実際に海に来た時のような反応です この映像作品は、2月14日から開催されている名古屋造形大学の卒業制作展「NAGOYA ZOKEI Graduation Exhibition」にて展示されているもの。制作したのは、同大学の大学院デジタルメディアデザイン専攻・浅野博善さん
独自の制作環境/研究開発によって導き出されたメディアアートやテクノロジー演出を世に送り出すクリエイター集団、Rhizomatiks。その中でも研究開発をベースに新たな表現を生み出している部門がRhizomatiks Research(以下ライゾマリサーチ)だ。 数々の作品の中で知られたものでは、2014年のNHK紅白歌合戦でのテクノポップユニットPerfumeのライヴにて制御されたドローンを飛ばしたテクノロジー演出や、2016年にはアイスランドのシンガーBjörkによるライヴパフォーマンスの360度VR映像のリアルタイムストリーミング配信を手がけ、その今までにないパフォーマンスに観衆は沸いた。 彼らはジャンルを問わず数多くのクリエイターとコラボレーションを行い、メディアアート作品から企業の広告案件まで幅広い分野で活躍。ドローンやVR/ARなどハードウェアとソフトウェアの両面からさまざまな先
2016年の紅白歌合戦で紅組の「Perfume」がパフォーマンスを披露した際、ステージ上では「Dynamic VR Display(ダイナミックVRディスプレイ)」と呼ばれる技術を用いた演出が行われました。このダイナミックVRディスプレイは元々、2016年の9月19日に放送されたMUSIC STATION ウルトラFESでのパフォーマンス用に開発された技術で、その際は「オプティカル・イリュージョン」として紹介されていました。「モーションキャプチャー」「リアルタイム3Dスキャン」「カメラのトラッキングデータを基にした視点依存のグラフィックレンダリング」という3つの技術を組み合わせることで実現した映像技術で、これを開発したRhizomatiks Researchの真鍋大度さんがYouTube上でダイナミックVRディスプレイがどうすごいのかわかるムービーを公開しています。 Dynamic VR
2016.11.28 Mon Sponsored by 『Body in zero G「2020年までに地球上で無重力状態を作り出すプロジェクト」』 パリを拠点に活躍するニューメディアアーティストの後藤英が、12月7日、渋谷WWWで『2020年までに地球上で無重力状態を作り出すプロジェクト』というユニークなタイトルのパフォーマンスを開催する。全世界初公開となる同作は、プロジェクションマッピングの技術を利用した3Dダンスシアター。ARやVRの技術が飛躍的に向上している昨今、ダンサーの「肉体」を仮想空間とシンクロさせる後藤の試みは、メディアアートシーンに新たな一石を投じるものとなるだろう。 そんな後藤がフランスからの一時帰国中に会った相手は、ライゾマティクス取締役 / ライゾマティクスリサーチ主宰の真鍋大度。Perfumeのライブでは演出の技術面のサポートを、そして最近ではリオオリンピック・パ
Ⅳ.時代という作品の作家になる気概はあるか メディアアート生活、 最終的に作りたい作品は「時代」 最後はその話をしようと思う。 これから、「有ることがあたり前」ではなく、 「無いことがあたり前」の時代が来る。 基準点革命ともいえる、その変化。 天動説から地動説に宇宙観がガラッと変わったレベルの パラダイムシフトにどう対応するか。 この世は「仮想現実」的な発言が、 一般的に聞こえるようになってきた現代、 私たちは、人類最大のクソ面白い時代に生きている。 祭りだ祭り。 人類総出で、踊らにゃ損損。 メリルリンチまで言い出した。 提案は議論を呼ぶ。 量子論も「認識=存在」というところまで来た。 錯覚とはなにかについて、多くの人が考える日がくるんだろう。 いきなり、 無いとか、仮想現実とか、VRとか言われると、 なんだか、人間がこれまで大切にしていたものが、 一気にがらがらっと崩れてしまいそうな気も
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