日本最古のカフェの建物かと注目されている豊中クラブ自治会館=大阪府豊中市、柳谷写す古い絵はがきに写っていた建物。屋根と2階部分の間に「カフエーパウリスタ」と書かれている=箕面市提供大阪朝日新聞朝刊に掲載されたカフエーパウリスタの開店広告自治会役員らと一緒に建物を見学する長谷川泰三さん(右)=大阪府豊中市、柳谷写す 大阪府豊中市のとある自治会館。その古い木造建物が、日本にコーヒー文化を広めたとされる喫茶店「カフエーパウリスタ」の1号店ではないかと注目されている。もしそうなら、国内最古の現存するカフェになる可能性が高い。市は「埋もれていた文化財の発見か」と本格調査に乗り出す。(柳谷政人) 今も東京・銀座に1店舗を構えるパウリスタは、大正期に全国で26店舗を展開した。関東大震災と戦災で資料を失い、1号店は長らく1911(明治44)年12月に開店した銀座店と考えられてきた。 ところが03年、