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ブックマーク / semicolon.hateblo.jp (16)

  • ダージリンティーの香りは虫によって作られている - 蝉コロン

    2013-08-07 ダージリンティーの香りは虫によって作られている 僕の三大い物勘違いの一つは「バニラはチョコでもストロベリーでも無いレベル1どノーマルのプレーン味」でもう一つは「ダージリンティーはレモンティーでもミルクティーでも無いレベル1(略」なんだけど*1、ダージリンティーというは香りの高いステキ紅茶のことなのだそうですね。ダージリンティーのSecond flush(夏摘み)は紅茶のシャンパンと呼ばれる。ううむ奥が深い。 そんでそのダージリンの香りというのは虫によって作られているそうです。 Just one's cup of tea: insects help to develop the flavor of Darjeeling tea through stimulating gene expression. URL2013-05-15 02:03:07 via HootS

  • 2013年イグ・ノーベル賞の研究をひと通り見てみました。 - 蝉コロン

    2013-09-14 2013年イグ・ノーベル賞の研究をひと通り見てみました。 研究 id:mahalさんのブクマ経由でガーディアンに受賞一覧with当該論文あるのを知ったのでそこから。 Ig Nobel prize for discovery that opera is good for a mouse's heart | Science | The Guardian タイトルはオペラだけどURLはフンコロガシ。 医学賞 心臓移植したマウスにオペラ「椿姫」を聴かせたところ長生きした。 論文:Auditory stimulation of opera music induced prolongation of murine cardiac allograft survival and maintained generation of regulatory CD4+CD25+ cell

  • 間違った精子が受精しちゃわないようにする仕組み - 蝉コロン

    2013-08-30 間違った精子が受精しちゃわないようにする仕組み 生殖 研究 動物 例えばサケやマスって何かウワーって言って卵に精子をふりかけてる映像見ますけど、あれ間違えてサケ精子がマス卵にかかっちゃったりすると雑種ができてしまう。この雑種は子孫を残せず1代限りなので間違った受精は種的には損です。とは言っても産卵と放精ってオスメス隣同士でウワーってやってるような気がするので大丈夫なんじゃないかなと思っていたけれど*1、もうちっとメカニズムがあるようじゃよ。 論文:CRYPTIC CHOICE OF CONSPECIFIC SPERM CONTROLLED BY THE IMPACT OF OVARIAN FLUID ON SPERM SWIMMING BEHAVIOR - Yeates - 2013 - Evolution - Wiley Online Library タイセイヨ

  • ヒツジのツノ遺伝子に見る生存と繁殖のトレードオフ、あるいは世界がイケメンパラダイスにならないけっこう単純な理由の一例。 - 蝉コロン

    2013-08-27 ヒツジのツノ遺伝子に見る生存と繁殖のトレードオフ、あるいは世界がイケメンパラダイスにならないけっこう単純な理由の一例。 生殖 研究 動物 Big horns clash with longevity in sheep : Nature News & Comment 論文:Life history trade-offs at a single locus maintain sexually selected genetic variation : Nature : Nature Publishing Groupダーウィンの提唱した性選択にはパラドックスがあって、メスにモテるあるいはオス同士の競争に打ち勝つ「繁殖に有利な形質」があるのなら、子孫はいずれそういうイケてる形質ばかりになるはずが実際にはイケてない連中も常にいる。そういう多様性が維持されてるのなんでかなーとずっ

  • 科学の力でうんこコーヒーを見分ける - 蝉コロン

    こないだのエントリダージリンティーの香りは虫によって作られている - 蝉コロンで そうだったのですね?。でも、コーヒー豆もが一度べてそのふんから拾った物の方が香り高く高価だそうで、わかりませんね、世の中。 / “ダージリンティーの香りは虫によって作られている - 蝉コロン” URL2013-08-07 13:31:19 via Hatena というコメントを頂いていたのですが、ちょうど関連の論文が最近出ていました。ScienceShot: How to Spot Crappy Coffee | Science/AAAS | News 論文:Selection of Discriminant Markers for Authentication of Asian Palm Civet Coffee (Kopi Luwak): A Metabolomics Approach - Jo

  • 世界は「微生物ダークマター」に満ち溢れているらしい - 蝉コロン

    2013-08-21 世界は「微生物ダークマター」に満ち溢れているらしい 細菌 研究 不思議 ダークマター(暗黒物質)といえば、かつてはゼムスの憎しみが増大せしゼロムスから盗めるものとして有名でしたが、最近では巷でも「何やら宇宙に関係した用語」として定着して来ました。もうひといきじゃパワーをメテオに。 画像は月のない夜にカラスがおはぎを取ってったところです。そんな中、今度は「微生物ダークマター」とか言い出す輩が現れました。 微生物学 微生物ダークマターの系統発生とコード化能力に関する手がかり : Nature : Nature Publishing Group 何やらかっこいいタイトルだが意味が分からない。論文はこちら、 Insights into the phylogeny and coding potential of microbial dark matter : Natur

  • 歴史的建造物に追いオリーブ - 蝉コロン

    2013-08-15 歴史的建造物に追いオリーブ 技術 Conserving Historic Buildings with Olive Oil | DiscoverMagazine.comより。 歴史的建造物の保存にオリーブオイル。 僕は全然なじみがないんだけどイギリスのヨークミンスターという大聖堂はヨーロッパでも最大級の聖堂建築物なのだそうだ。 photo by Martin Pettitt, on Flickrで、そういう古い建築物は石灰石で造られているものが多いらしい。そんで現在、酸性雨などの影響で非常に脆くなっているという。 これまでもそういう公害から守るためのコーティング技術はあったのだけれど、家は呼吸するなんてえことを言いますが(それは木造のことではないのか)、石灰石も温度に応じて伸び縮みするそうで、厚い自画自賛コーティングだとそれが妨げられてしまうらしい。そこでオリ

  • カニが…メタンハイドレートを...食ってる?(もしくは作ってる) - 蝉コロン

    2013-08-14 カニが…メタンハイドレートを...ってる?(もしくは作ってる) 不思議 動物 深海で海底から熱水が出ててその硫化水素を栄養源にする微生物がいて、それをべに大きめの生き物も集まってくるよみたいな映像はよく見るかと想いますが、それのメタン版です。熱水からはメタンも出てる。またメタンだけ出てくるメタン湧水というのもある。ここにも微生物やらが集まりそしてカニなわけです。メタンハイドレートがどうこう言われる昨今ですが(いや昨今はむしろ落ち着いちゃったか?)、これは海底のような低温高圧の条件下で維持される、水分子のかご構造にメタンが閉じ込められた構造です。で、メタンポコポコな海底生物にとってのオアシスは、カニの集まるところメタンハイドレート有り!と人間に目印にされてしまいます。そういう意味合いの調査対象でもあります。そんで、カニがメタンハイドレートを「べている」ようにも見え

  • 「農業をする粘菌」は農薬も使う - 蝉コロン

    2013-08-08 「農業をする粘菌」は農薬も使う 研究 細菌 不思議 ScienceShot: Amoeba 'Farmer' Uses Organic Pesticide | Science/AAAS | Newsより。スライムモルドとも呼ばれるキイロタマホコリカビDictyostelium discoideum。ときたま話題になる生き物ですね。アメーバのような単細胞生物なんだけど、なんかこの辺はエサの細菌が少なくなってきたなーとなると集合してナメクジのような多細胞生物っぽくなり移動する。 ナメクジというかキノコというか。奇妙奇天烈ですね。いわゆるモデル生物として遺伝学や発生学の研究に使われてたんだって(なんか過去形)。 農薬を使う粘菌 そんでこいつらが農業をしていることを示した論文が過去に出ていました。何もべるものがないもうだめじゃー飢え死にじゃーと移動するとき、単純に新たなエ

  • おしっこからiPS細胞を作って歯を再生したという論文 - 蝉コロン

    2013-08-06 おしっこからiPS細胞を作って歯を再生したという論文 中国人科学者 再生歯の生成に成功 | SciencePortal China 中国科学院が明らかにしたところによると、中国科学院広州生物医薬・健康研究院の裴端卿研究員が率いる研究チームは、被験者の尿から分離した誘導多能性幹細胞(iPS細胞)を利用し再生歯を生成した 論文:Cell Regeneration | Abstract | Generation of tooth-like structures from integration-free human urine induced pluripotent stem cells。掲載誌は2012年創刊のCell Regeneration。ってこれこの論文のグループが所属する研究所が出してる雑誌だな。supported byのGuangzhou Institute

  • タコ「うー、寒い寒い、ちょっとRNA書き換えとこ」 - 蝉コロン

    2013-05-28 タコ「うー、寒い寒い、ちょっとRNA書き換えとこ」 Octopuses Rewrite Their RNA to Beat the Cold - ScienceNOW DNA-mRNA-タンパク質がいわゆるセントラルドグマで、DNAの配列の違いが、そこからできるタンパク質の構造の変化につながり性質が変わってくわけですが、その途中、mRNAのところでちょいちょいっと編集しちゃおうというのがRNA編集です。この分野の研究者がプレゼンをするときスライドにスペルミスなんかがあっても「あーこっちも編集されちゃいましたね」と言うとウケます。少なくともアメリカでは。 今回ご紹介するのは一年前の論文だけど、南極あたりに住むタコがとあるタンパク質を低温でも働けるようにRNA編集するという仕事です。上記ScienceNowの記事では、タコは寒くても「手袋してない」とアメリカンジョーク

  • ヒグマ「鮭がいないなら仔鹿を食べればいいじゃない」 - 蝉コロン

    2013-05-24 ヒグマ「鮭がいないなら仔鹿をべればいいじゃない」 グリズリーが、お好きでしょ。 U.S. Fish and Wildlife Serviceよりpublic domain。 こないだヒグマがベジタリアンとかおかしいやろという話題があって(日熊森協会のヒグマ認識がひどい - 紺色のひと)ヒグマはヒグマリオンでしょとしか言えなかった自分を恥じたものですが書きます。ちなみにヒグマの亜種で北海道にいるのがエゾヒグマ、北アメリカにいるのがグリズリーだそうです(wikipedia:ハイイログマ)。 ScienceShot: Grizzlies Lose Important Food Source in Yellowstone - ScienceNOW イエローストーン国立公園にはイエローストーンカットスロートトラウトというニジマスの仲間の固有種がいるが、1980年代に

  • 性別が7つある生き物とその決定機構 - 蝉コロン

    2013-05-08 性別が7つある生き物とその決定機構 ヒトの性は2種類だ。集団に男女半々ずつとすると100人いたら交配相手の候補は50人ということになる。じゃあ7種類の性があったらどうなるのか!これも集団中に各性別が均等にいるとすると相手候補は100人中およそ85.7人になるのだ!!!!!!なんてお得!!!!!!よりどりみどり!!!!!!引く手あまた!!!!!!みどりあまた。 まあそれ言い出したら全員雌雄同体が一番お得かもしれないな……。なんかそれもつまらなそうだけど……。 テトラヒメナTetrahymena thermophilaには7つの性がある。「オス」と「メス」以外になにか名称があったら面白かったのにI,II,III,IV,V,VI,VIIと呼ばれています。味気ない。そのテトラヒメナの性決定の仕組みがちょっと明らかになったそうなので紹介します。 基礎知識 テトラヒメナはこう

    laislanopira
    laislanopira 2013/05/08
    想像を超える
  • キルトを着ると精子が元気になるという論文 - 蝉コロン

    2013-05-01 キルトを着ると精子が元気になるという論文 生殖 アレでお馴染みデイリーメールにMen who wear KILTS are more fertile - because their sperm are kept cooler | Mail Onlineという記事が出ていて、毎度ツッコミに忙しいNHSがNo evidence that kilts improve sperm quality - Health News - NHS Choicesと言っていたので何じゃいなと見てみたら、ネタ論文でした。 ‘Real men wear kilts’.. The anecdotal evidence that wearing a Scottish kilt has influence on reproductive potential: how much is true? ス

  • サイエンス&ジャスティスという学術誌がある - 蝉コロン

    2013-04-30 サイエンス&ジャスティスという学術誌がある ジャスティス! おはようございます。ちょっと調べ物していたらかような雑誌を見つけたので報告します。 Science & Justice http://www.scienceandjusticejournal.com 「科学と正義」とは穏やかでない。いや、穏やかなのか?穏やかな心を持ちながら、激しい怒りによって目覚めた戦士。前髪のない正義。科学と正義はいったいどのような関係にあるのか。いろいろ思うところはあるのですが、いずれまた別の機会に気が向いたらその話をするかもしれませんしません。 ジャスティス! Forensic Science Societyの学会誌のようです。法医学会。Science & Justiceは「科学と司法」なニュアンスなのかもしれません。英語ムツカシイですね。異文化が難しいのかな。まあいいや。年

    laislanopira
    laislanopira 2013/04/30
    法医学らしい
  • 大事なところがもげても翌日にはまた生えてくる生き物 - 蝉コロッケ

    2013-02-13 大事なところがもげても翌日にはまた生えてくる生き物 さすがに翌日は早いだろ!(構造は必要ではないらしいけど)/もげ案件/蝉コロン案件 / “Sea slug loses penis after sex but grows another the next day : Nature …” htn.to/agdYT— るーるる るるる るーるる るるるさん (@phallusia) 2013年2月13日 というツイートが有りまして、もげ案件なら蝉コロンだろというのもちょっと解せないんですが、書きました。 論文こちら。Disposable penis and its replenishment in a simultaneous hermaphrodite。 Disposable penis言うてはるからね。あ、日のグループだった。もし見てたらこんなふざけたエントリ書いて

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