「ライオン・キング」の勢いが留まるところを知りません。既に「アナ雪」を超え、アニメーションとして史上最大の世界興収を記録。8月17日時点で世界興収13億ドルに達し、映画史上第10位のヒット作になったと報じられています。日本でも「天気の子」から首位の座を奪うなどヒット街道を爆進中です。 しかし公開前に試写を見たアメリカの評論家からは、手厳しいコメントが相次いでいました。 「理解しやすいように、すべてが安全でおとなしく、慎重に計算されている。サプライズはまったくない」 「見事であることは間違いないが、信じられないほど安全だ」 (『ロイター』より引用) などなど。 最近では「ボヘミアン・ラプソディ」など、評論家から酷評された映画が大ヒットすることは普通にあります。しかし、最近のディズニーは超大作でもかなり野心的な取り組みをしているので、「無難」という評判は意外でした。 そして、実際に観てみると、