──「早期教育効果は小学生で消える」(本誌4月26日号)を読み、 「うちの子育てが参考になれば」と投書を寄せた、若菜さん一家。 早くから英語を教えたわけでも、特別な家庭教師をつけたわけでもない。 子どもの自発性を最大限尊重する幼児期の家庭教育とは──。── 埼玉県蕨市出身の若菜友子さん(22)は、この夏から米ハーバード大大学院に入学、教育学を学ぶ予定だ。ハーバードだけでなく、ペンシルベニア大、英オックスフォード大、ケンブリッジ大などからも入学許可を得た。 お茶の水女子大附属高校在学中に、オクラホマ州の高校に交換留学したのを契機に、高校卒業後はそのままアーカンソー大学に進学、心理学を学んだ。将来は、「英語を母国語としない学生向けの英語教育カリキュラムの作成などにかかわりたい」(友子さん)という。 友子さんは帰国子女ではなく、ネイティブスピーカーでもない。小6まで本格的に英語を勉強したこ