血糖値を下げるホルモン・インスリンの分泌がうまくいかなかったり、インスリンの効きが悪くなったりすると、高血糖が常態化してさまざまな不具合や病気を引き起こす「糖尿病」の原因となります。そこで、糖尿病の進行によってはインスリンを注射する必要があるのですが、「インスリンを分泌できるように遺伝子改造した皮膚常在菌を体内に取り込むことで、自動的にインスリンを体内に供給する」という新たな治療法の研究を、生物学系ブログサイトであるGROWが紹介しています。 Getting Under the Skin https://www.growbyginkgo.com/2024/01/09/getting-under-the-skin/ 2010年、分子生物学者のクレイグ・ヴェンター氏らの研究チームは、コンピューターに記録されたバクテリアのゲノム情報を元に、実際にゲノムを含むDNAを合成し、酵母に移植することで「
![皮膚の常在菌でインスリンを作って体内に常時供給する糖尿病の画期的治療法が実現しつつある](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d14d7bb2db4fbe7a675f44e1514aa984da1ccdc3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi.gzn.jp%2Fimg%2F2024%2F01%2F11%2Fmaking-insulin-under-the-skin%2F00_m.jpg)