健康志向の高まりや価値観の変化にともなって、あえて「飲まない」ライフスタイルが評価されるようになり、酒飲みにとっては少し肩身のせまい令和時代。これからますますノンアルコール化していく社会の中で、酒好きはどのようにお酒やそれにまつわるコミュニケーションと向き合っていくべきなのでしょうか。 今回、そんな相談に乗ってくれたのが、料理人の稲田俊輔さん。南インド料理専門店「エリックサウス」総料理長であり、近年は『ミニマル料理』(柴田書店)などのレシピ本をはじめ、執筆活動も多数おこなっています。 食にまつわる文化人として、人々のグルメへの欲求を巧みに言語化していく稲田さんは、実は大の酒好きでもあるそう。東京・大塚の隠れ家バー「こだまのねんりん」で日本酒をいただきながら、いまの時代の酒飲みのあり方についてじっくりお聞きしました。 聞き手:木村咲貴(SAKEジャーナリスト) ──稲田さんは、普段はどんなお

