通貨選択型投資信託の純資産を運用会社別に見ると、第1位は野村アセットで1兆3624億円と突出しており、本数も91本あります。第2位の三井住友アセット5092億円と比べると2.7倍弱の規模です(3月5日現在)。 投資対象資産では、新興国債券がトップで1兆6554億円、次いで米国ハイ・イールド債券が9834億円です。 3月10日には、ドイチェ・アセットの「ドイチェ・グローバルREIT投信」に中国元コースとロシアルーブルコースが追加され、4月スタート予定の新ファンドもあり、通貨選択型人気は当面続きそうです。 さて、前回は通貨選択型投資信託の運用では、(1)投資対象とする資産(原資産:米国ハイ・イールド債券や新興国債券など)に投資し、(2)高金利通貨(ブラジルレアルや豪ドルなど)で為替ヘッジを行ない、(3)高金利通貨から日本円に転換するという「3つのステップ」があることを説明しました。しかし、実際