数字で会社を読む 週刊ダイヤモンドで好評連載中の「数字で会社を読む」。各業界・企業を担当する第一線の記者が、ポイントを絞った財務分析で企業・産業に切り込みます。 バックナンバー一覧 少子高齢化による市場縮小と研究開発費の高騰で業界再編が一気に進んだゲームソフト業界。だが、再編後もメーカーの優勝劣敗は進んでおり、さらなる再編が起きてもおかしくない状況にある。 2009年の国内ゲーム市場はソフト、ハード合わせて約5426億円(エンターブレイン調べ)と、ピークの07年から2割近い縮小である。市場縮小の主たる原因は、ハードの値下げ競争にあるとはいえ、ソフト市場もほぼ横ばいだから厳しい状況だ。 任天堂やソニーなどのプラットフォームホルダー(家庭向けゲーム機メーカー)を除いた、サードパーティと呼ばれるゲームソフトメーカーの上場大手は6社ある。 スクウェア・エニックス・ホールディングス、カプコン、セガサ