砂時計といえば、数分程度の短い時間を測るタイプが一般的で、長いものでも1~2時間ほど。しかし、島根県には砂が落ちきるのに1年間もかかる“世界最大の砂時計”があります。 今回は、そんな常識を覆す砂時計「砂暦(すなごよみ)」をご紹介します。 砂が落ちきるのに1年間かかる世界最大の砂時計 砂暦は、「仁摩(にま)サンドミュージアム」に設置されている直径1メートルの砂時計で、高さは5.2メートル、重さは560キロ。その巨大な容器の中には1トンの細かな砂が入っています。 普通の砂時計同様、砂が自重で落ちていく仕組みになっています。ですが、容器内に温度差が生じ、空気の流れが生まれると砂の落下速度に影響するため、コンピュータ制御で容器内の圧力調整を行っているとのこと。これにより、0.84ミリの穴から毎日2740グラムずつ砂が落ちるようになっているそうです。 実物大モデル(Wikipedia by ITA-