ブックマーク / note.com/wakari_te (14)

  • 令和のブスには人権がない|小山(狂)

    女社会はルッキズム容姿至上主義によって支配されている、というのは今やひとつの常識だろう。 男社会がメリトクラシー(能力至上主義)を基礎する価値観に強くビルドインされているように、女社会では容姿こそが最も重要な価値基準となる。スポーツに秀でていても、学業成績が優秀でも、絵がうまい歌がうまいなど何か一芸を持っていても、その子が「ブス」であるなら女社会ではおしまいだ。運動や勉強の得意なブスに憧れる女子は存在しない。逆にどれほど運動や勉強が苦手でも、美人であるならそれだけでその女子には価値があると女社会では見做される。 少女が憧れる童話といえば今も昔も「シンデレラ」がその筆頭だが、シンデレラがなんの能力的卓越も示さないのはわかりやすい一例だ。彼女はただ状況に流されるままに舞踏会に向かい、そこで王子様に見初められる。頭脳や身体能力ゆえではない。シンデレラは美人だった。シンデレラが幸福を掴み、いじわる

    令和のブスには人権がない|小山(狂)
    lcwin
    lcwin 2024/04/12
    非モテ論壇的なんだけど、メリトクラシーがハイパーメリトクラシーと自己責任論の時代で男性に清潔感を求めるのと同じ文脈で整形してルッキズムを求めるのマッチョイズムと自己責任論の極みだが付き合わなくていいよ
  • こうして弱者男性は「社会の敵」になった|小山(狂)

    「弱者男性」という言葉が、どうしたわけが、次第に一般層にも浸透し始めているらしい。 Google trendを見るとその普及のほどがわかる。 ほんの2年ほど前は一部界隈でしか使われていなかった言葉なのだが、2021年の初夏ごろからメディアでも用いられるようになり、2023年8月現在においては一種の「流行語」とし様々な場面で目にするようになってきている。 この言葉の由来を軽く説明すると、元々は社会教育家の一柳良悟氏が提唱した「キモくて金のないオッサン」という語がまずあり、これが「KKO」に略されて2015年ごろからTwitterの一部クラスタで流行した。これは「社会的弱者でありながら福祉やケアの網に包摂されない男性困窮者」を意味する言葉であり、いわゆる「かわいそうランキング」の元ネタとなった概念と言える。ここから紆余曲折あって、「弱者でありながら弱者として扱われない男性」を指す言葉として「弱

    こうして弱者男性は「社会の敵」になった|小山(狂)
    lcwin
    lcwin 2023/08/19
    小山さん「弱者男性」がゼロ年代中盤には氷河期、ロスジェネ周辺やジェンダー論やはてな非モテ論壇などの、ネット界隈でそれなりに使われていた事本当に知らないのかな?私には社会のフラットな連帯が想像できない
  • 表現規制における「BL無罪」と男性差別|小山(狂)

    SNSを巡回していたら、ふと気になる光景に出会った。作品が東京都より「不健全図書」に指定されたことを抗議する女性作家のツイートだ。 @ecoyuri @konotarogomame 今月、私のコミックスが都の不健全図書に指定されました。 私はかつてから不健全図書についての知識はあり、器具の使用や人格否定などの表現にも十分注意し、編集さんとの調整の末発行したものになります。 — 星崎レオ (@hoshizakileo) April 22, 2022 現状、不健全図書指定が一般の方にどう見られているかというと、【月ごとに一番エロい、または修正の薄いBLコミックスを選ぶだけの簡単なお仕事】ということです。 明確な基準があるわけではないので、絶対的基準ではなく相対的基準で月1冊を決めていると思われます。 — 星崎レオ (@hoshizakileo) April 22, 2022 指定された場合、紙

    表現規制における「BL無罪」と男性差別|小山(狂)
    lcwin
    lcwin 2022/04/27
    堀さんは善良なゆえに色々を抱えているのが垣間見えるのが、ある種度し難いと思えてしまう人が出てくるのだろうという感覚はある。
  • キャンセルカルチャーの本質は事実の歪曲と情報操作|小山(狂)

    東大震災の折「朝鮮人が井戸に毒を」という流言飛語が流れ数千人の在日コリアンが虐殺される事件があった。いわゆる関東大震災朝鮮人虐殺事件だ。 集団狂気と差別意識と事実誤認が化学反応を起こした結果生じた悲劇だが、人類は未だこの手の愚行から自由になってはいないように思う。 ー 先日「オープンレター騒動」を時系列順に整理して改めて気付いたことなのだが、キャンセルカルチャーという代物は震災時の朝鮮人虐殺とよく似た構造を持っているように思う。流言飛語に扇動された衆愚によるリンチという側面を多分に持っているからだ。 この記事を公開した後、読者から「当にこんな些細なことが切っ掛けなのか」という驚きの声を数多く頂いた。「Twitterの鍵垢で悪口を言っていた」という下らない問題がここまでの大事に発展したことに多くの人々が衝撃を受けた様子だったのだ。 その気持ちはよくわかる。「オープンレター 女性差別的な文

    キャンセルカルチャーの本質は事実の歪曲と情報操作|小山(狂)
    lcwin
    lcwin 2022/01/29
    タイトルはもっと普遍的な気がするという意味で主語が小さすぎないかと思った。人間が集まり行動を為すと事実や情報になんらかの意図が入り込むから真実が産まれる、だから過去の文物に研究の余地がある位の感覚。
  • 反フェミニズムの論点|小山(狂)

    フェミニズム(アンチフェミニズム)的言論の盛り上がりが無視できない規模になってきた。少なくない人々がそう感じているようだ。 そこで稿では、この分野にあまり詳しくない初学者に向け、反フェミニズムとはどのような諸言論によって構成されているのか、可能な限り客観的な視点でまとめてみたいと思う。 筆者の個人的な意見はここでは述べない。あくまで「反フェミニズム」を構成する諸言論の思想地図を作成することが目的である。 それでは始めよう。 ①平等主義からのフェミニズム批判反フェミニズム論壇において現在(2021年4月)活発に議論されているテーマのひとつが、社会的不平等の文脈に基づく異議申し立てだろう。 これらの主張はふたつに大別できるように思う。男性差別に対する異議申し立てと、告発権力の格差に対する異議申し立てだ。 「マスキュリズム」もしくは「弱者男性論」マスキュリズム/弱者男性論とは、男性差別に対す

    反フェミニズムの論点|小山(狂)
    lcwin
    lcwin 2021/05/09
    「フェミニズム 」が多様であるように、「アンチフェミニズム」もまたいくつかの視点があると書こうとした文章だけど、「反フェミニズム」と「反フェミニスト」かという視点もある気がする。
  • 「女性には生理というハンデがある」は完全に嘘|小山(狂)

    「女性には生理というハンデがある」 という、広く唱えられている主張がある。 これは「主張」というよりも「定説」と表現すべきかもしれない。 内閣府の男女共同参画センターも「月経周期に関連するパフォーマンス低下のインパクトは大きくな」っているとWEB上で主張しているし、労働基準法第68条には「使用者は、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない」とする一文がある。 このように「月経による女性のパフォーマンス低下」という概念は、既に公に認められ、法にまで定められているのだ。少なくとも日においては。 ちなみに、生理休暇の概念を法で定めている国は世界でも稀で、日韓国・インドネシアにしか存在しない。それ以外の国の場合、「病休」の仕組みの中に包括されていることがほとんどだ。 ー さてこのように、邦には「女性は月経によってパフォーマンスが低下する」と

    「女性には生理というハンデがある」は完全に嘘|小山(狂)
    lcwin
    lcwin 2020/10/31
    タイトルが釣りすぎ/私が住む地獄のひどさが知られないから他の人の地獄を貶めてもしゃーないし、男性も人間だからパフォーマンスが一定でないというのを伝えた方がいいと思う。
  • 男性にとって恋愛とは就活である|小山(狂)

    男性問題の専門家であるワレン・ファレルによれば、平均的な男性が1人の女性とベットインするまでに必要なアプローチの回数は、およそ100回程度だと言われている。 つまり男性は100人もの女性に働きかけ、アプローチし、その過程で99人の女性から拒絶され、嫌悪され、キモがられ、その上でようやく1人の女性と関係を結ぶことができるのだ。 これは路上ナンパのような極端なアプローチにおける平均数ではない。 連絡先を聞く、事に誘う、SNSでメッセージを送る、仕事のあと一杯やらないかと誘ってみる、そういった極めて一般的なアプローチにおいての話だ。それを100人に行い、ようやく1人とベットインできる。他の99人からはどこかのタイミングでNOを突き付けられる。 これが男性の恋愛だ。 1人の女性と関係を結ぶために、99人の女性から拒絶される。自由恋愛社会における男性の恋愛は、資主義社会における就活とそっくりだ。

    男性にとって恋愛とは就活である|小山(狂)
    lcwin
    lcwin 2020/09/06
    逆に言うと就活以上の努力をしたら心が死ぬので、自分の心を殺さない方法で生きた方がいいよ。だからラブスタイル類型論推し
  • なぜ女性の恋愛アドバイスを聞くと非モテになるのか|小山(狂)

    現代の恋愛工学徒・ナンパ師は 「女の恋愛アドバイスは聞くな。非モテになる」 というのが基姿勢になっている。 かつて、恋愛アドバイス市場(あるのだそういうのが)の発信者は、そのほとんどが女性に占められていた。それは女性向け市場だけではなく、男性向け市場においても変わらなかった。 ホットドッグ・プレスのような少数の例外はあれど、男性による恋愛アドバイスはいつも「童貞のたわごと」的に扱われ、上記のホットドッグ・プレスも「童貞が書いた童貞のバイブル」と揶揄され続けていた(これは昨今の恋愛工学などもあまり変わらないが)。 その風潮に変化が訪れたのはニール・シュトラウスの登場以降だろう

    なぜ女性の恋愛アドバイスを聞くと非モテになるのか|小山(狂)
    lcwin
    lcwin 2020/09/06
    修羅の道に生きられない人間を修羅の道で勝負させてもしょうがないと思うんだよねえ。ハッピーライフを目指そうや。
  • 不潔な共同体と、清潔な監獄 「べてるの家」についての補論|小山(狂)

    アジールが失われ、アサイラムが生まれようとしている。 監獄が復活しようとしている。 「べてるの家」の炎上とその対応について、昨日の記事では「典型的なmetoo的誤謬を犯している」と批判した。 今日の記事では「規律と管理のルールを導入しようとしている」点について説明したい。 そもそも論として、べてるの家を「清潔」なコミュニティだと見なしていた関係者や学識者はどのくらい居るのだろう。個人的な観測では、べてるとは際立って「不潔」な共同体だった。その一例がこの記事だ。 第155回 「新しい命をめぐって」 この記事では、べてるの中での出産ブームと、あるメンバーの出産について綴られている。精神障害者の地域活動拠点で出産ブームが起こるというのは、極めてまれ、という言葉では言い合わらせない、ある種の奇跡のようなものだ。 しかしテキストを深く読んでいくと、この「奇跡」は決して「清潔」な環境の中で起こった奇跡

    不潔な共同体と、清潔な監獄 「べてるの家」についての補論|小山(狂)
  • MeTooが居場所を破壊する 「べてるの家」の炎上について|小山(狂)

    これでもう「居場所」は消える。 そう思わせられる出来事が現在進行中だ。 「当事者研究」で有名な精神障害者の地域コミュニティ「べてるの家」が炎上している。 発端になったのは5月26日に公開されたこちらのnoteだ。 「べてるの家」をご存知でしょうか このnote記事記事によると、告発者のpirosmanihanaco氏は2015年ごろからヘルパーとして「べてるの家」の関連施設である「べてぶくろ」を手伝うようになっていたらしい。住み込みで働く最中、「べてぶくろ」の関係者であるA氏からキスをされる、性行為を持ちかけられるなどのセクシャルハラスメントを受けたらしい。 そのことについて「べてぶくろ」のスタッフR氏に相談したが、告発者の望む対応は得られず、より上位の責任者に相談してもそれは変わらなかったらしい。 そのような事件が(氏の主張によれば)2015年にあり、そこから5年経って、その経緯について

    MeTooが居場所を破壊する 「べてるの家」の炎上について|小山(狂)
    lcwin
    lcwin 2020/07/09
    metoo事案を抜きにして読むと、形と内実とどこからカネを引っ張ってくるかバランスを考えて、体面と内実の両立を図ろうとする中で、社会で困難を抱えている者を包摂することの難しさを改めて考えたくなる。
  • 精神的肉便器としての自分を問い直す|小山(狂)

    タイトルにある、「精神的肉便器」という単語、これはまぁ、ぶっちゃければ、僕のことである。 大体、2日に1回くらいは多種多様なメンヘラから人生相談を受ける。 曰く、ODして頭が朦朧とするとか、彼氏にこんなひどいことを言われたとか、別れた彼氏と復縁したいがどうすればいいかとか、親との関係に悩んでるとか、おすすめのメンクリは無いかとか、妊娠したとか、コロナのせいで風俗に客が来ないだとか、過去のトラウマがどうだとか…。 そういう連絡をひっきりなしに受け続けている。

    精神的肉便器としての自分を問い直す|小山(狂)
    lcwin
    lcwin 2020/05/15
    カウンセリングをする上でまず必要なのはカウンセラーのスーパーバイザーだという話を思い出した。相談を聴く方もまたサポートがないと持たない。
  • ポリティカル・コレクトネスが障害者から医療を遠ざける|小山(狂)

    これは書くと100%怒られる話なのだが、そのような「みんな知ってるけど口に出来ない話」を公言するのが狂人の社会的役割であろうと考えるので、あえて書く。 タイトルの通り「ポリティカル・コレクトネスと障害者」のお話だ。 ポリコレによって社会はどう変わったのか。社会が変わるというのは、当然、得をした者と、損をした者が現れるだけだが、ポリティカル・コレクトネスの躍進によって、どのような人が割をっているのか。 この問いは、英語圏においてはかなり議論が蓄積されてきたテーマだった。そして近年その一例として、「フェミニズムと自閉症」というキーワードが、一定の注目を得始めている。 英語版のGoogleで「feminism autism」あたりのキーワードで検索すればゴロゴロと記事や論文が出てくるわけだが、稿ではその中でも最も読まれているテキストのひとつを紹介しよう。著者はペネロペ・トランク。アメリカ合衆

    ポリティカル・コレクトネスが障害者から医療を遠ざける|小山(狂)
  • 男性の人格においてモテ・非モテを分けるのは暴力性なのか? 【対談 rei × わかり手】|小山(狂)

    非モテ男性が非モテたる最大の所以はなんだろうか?不細工だから?貧乏だから?そして、こういった議論の際に必ず叫ばれるのは「お前がモテないのは容姿でも所得でもなく人格が悪いだけだ!」という指摘である。それが正しいか間違ってるかは別として、人格がモテに対して大きな影響を与えていること自体は事実だと思う。 しかし、具体的にはどのような人格がモテるのだろうか? (中略) 結論から言えば男性の人格においてモテ・非モテを別けるのは「暴力性」である。 (引用:「お前が非モテなのは顔でも金のせいでもなく人格のせい!」←では逆にモテる人格とは?) このnoteは、twitter論壇を騒がせた

    男性の人格においてモテ・非モテを分けるのは暴力性なのか? 【対談 rei × わかり手】|小山(狂)
    lcwin
    lcwin 2019/10/09
    細かいことは色々あるけど、読みながら何故かglobeの Faceの歌詞が流れるnoteだった「鏡に映った あなたとふたり〜玄関のドアを 1人で開けよう」あの歌も女性がモチーフなんだっけ。
  • 男性ジェンダーとメンヘラ.jp|小山(狂)

    先日、メンヘラ.jpに掲載した以下の記事がちょっとした「バズ」を引き起こした。 ・弱い男の生きづらさ メンヘラ男に救いはないのか 記事はわりとスタンダートな男性ジェンダーの生きづらさを吐露するもので、男性ジェンダー特有の援助要請の難しさや社会関係資の手に入れ難さについて、少々の自虐とルサンチマンを含ませながら軽快に──また真剣に──語るような内容だった。 これが以下のような メンヘラの男性は、女性が恋人に対して求めるおおよそのものを一つも持っていないのである。甲斐性はなく、頼りがいはなく、金はなく、美しさもなく、面白さはなく、強さもない。 メンヘラ男には救いはない - メンヘラ.jp https://t.co/WPklEUMkXS — 生きづらさについて考えるアライさん (@chinpirago) June 4, 2019 これはとても有益な記事だ。男でありメンタルを傷めている人の苦痛。

    男性ジェンダーとメンヘラ.jp|小山(狂)
    lcwin
    lcwin 2019/06/11
    筆致や情理を尽くしても完璧にはならないし、言葉を語ると二方向から批判されうるというのも世の常。だからといって言葉に出していけないわけでもなく。まずは完璧主義に陥らずに。サバルタン概念だっけかな。
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