久々の更新となる第6回目の今回は、バンダイ 1/72 VF-1バルキリーの発売を迎えた最後のレポートとなる。 5回目のレポートから2ヶ月以上が経過する間にも、開発者の作業はまさに昼夜を分かたず進められていたことはいうまでもない。次第に完成に近づくVF-1だったが、光造形のサンプルが更新され、ギミックや可動などが具体的に形として現れた時、「ここをもっとこうすれば、もっと良くなる」という欲求が湧き上がってくるのは当然だ。そこに妥協は一切なかった。バンダイも、そしてもちろん河森正治監督も、この新作のバルキリーを堂々と世に送り出すべく、実に細かな点まで修正を繰り返した。 バンダイの数あるプラモデル製品の中でも、これほど監修と修正を繰り返して完成にこぎ着けるものはそう多くはない。いや、ここまで徹底的に行われたアイテムはバンダイ史上でもそう多くないのではないか? VF-1の監修と修正作業を間近で見て感