16日午後8時35分ごろ、長崎県平戸市生月町里免で開かれていた花火大会会場で花火が爆発し、打ち上げ作業をしていた男性作業員が両腕を切断するなどの大けがをした。近くにいた作業員2人も軽いけがをした。約3千人の見物客にけがはなかった。平戸署が原因を調べている。 けがをしたのはいずれも佐賀県唐津市旭が丘の花火会社、唐津煙火のアルバイト従業員で、男性(54)=同県唐津市浜玉町=が両腕のひじから先を切断。同市佐志浜町の男性(18)が右手、右足などにやけど、同市佐志中里の男性(17)が頭に打撲傷。3人とも命に別条はないという。 署によると、花火大会は地元の生月漁協が主催。唐津煙火の従業員ら6人が同8時20分すぎから、見物客から350〜400メートル離れた生月漁港沖にある防波堤から打ち上げていた。約10分間打ち上げたところで、打ち上げ前の花火が何らかの原因で爆発したとみられる。約800発を打ち上げる