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ブックマーク / dennou-kurage.hatenablog.com (48)

  • 読んだ本の内容は忘れてしまってもいい - 脱社畜ブログ

    読書にまつわる意外とポピュラーな悩みに、「読んだの内容をすぐに忘れてしまう」というものがある。 そういう経験は僕にもある。たとえば、友人と雑談をしていて、友人が既に自分が読んだことがある小説を最近読んだ、という話をしてくる。「あ、それ、僕も読んだ!面白かった!」と反応するまではいいのだが、いざ小説の内容の話になってくるとほとんど何も思い出せない。面白かった、ということだけは覚えているのだが、それ意外の具体的なことがほとんど出てこないのである。もしかして、その小説を読んだという記憶は嘘だったのかと思い読書メーターで検索してみると、5年前にしっかり「読了」していることが確認され、自分の記憶力に自信がなくなってくる。 この傾向は30歳を超えたあたりから特に顕著になってきていて、この前なんて「読んだ」という事実自体まで忘れていて(読み終わり、初めて読んだと思って読書メーターに登録しようと思ったら

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  • 脱社畜サロンと脱社畜ブログは無関係です - 脱社畜ブログ

    「脱社畜サロン」とかいう名前のオンラインサロンが炎上している。はじめに言っておくと、この炎上している脱社畜サロンとこのブログ(脱社畜ブログ)は何ら関係がない。 この界隈とは基的に距離を置いておきたいと思っていたので普段は言及しないようにしているのだけれど、サロン名「脱社畜サロン」と僕のブログ名とが紛らわしいことこの上ないので、風評被害が発生しつつあり、僕にも愚痴のひとつやふたつは書く権利はあると思い久々にブログを書くことにした。 「脱社畜サロン」というオンラインサロンができたことは少し前から知っていた。きっかけは「脱社畜サロン」について僕に問い合わせて来た人がいたことで、その時は即座に「まったく関係ないです」と答えた。正直、「脱社畜」という僕がブログや書籍で使っている言葉があやしい(と僕には感じられる)オンラインサロンの名前に使われてしまったことに嫌な感じはしたが、残念ながら僕はこの言葉

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  • 裁量労働制になったら、働き方は何も変わらずに残業代だけ減った話 - 脱社畜ブログ

    首相が国会で言及した厚労省のデータが不適切だったという問題を皮切りに、いま裁量労働制が話題である。裁量労働制は実際にその適用下で働く労働者も含めて非常に誤解の多い制度であり、問題点も多い。裁量労働制の何が問題なのかという話については、以下の記事が非常にわかりやすかったので詳細はそちらを参照して欲しい。 僕自身の話をすると、裁量労働制には苦い思い出がある。一応、僕は新卒でとある大手インターネット系企業に就職して2年間ほど会社員として働いたことがあるのだが、そのうち1年ぐらいは裁量労働制の契約で働いていた。これは新卒であの会社に入社した社員の一般的なパターンで、数ヶ月の研修を終えて現場に配属されると、1年弱は裁量労働制でない契約で働き、その後少しだけ昇進して裁量労働制が適用になる。僕もこのお決まりのコースに乗ったというわけだ。 僕が配属された部署はとあるウェブサービスを開発・運営する部署で、そ

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  • 会社員には「長時間労働をする自由」など必要ない - 脱社畜ブログ

    電通の過労死事件を受けて、長時間労働についての議論がいま盛んになってきている。そんな流れの中、こちらの記事を読んだ。 www.outward-matrix.com 「長時間労働の是非」について議論をしていると、このように「残業をしたくてしている人の自由まで奪うのはおかしい」という意見がほぼ必ずと言ってよいほど出てくる。理屈としては理解できない部分もないわけではないのだけど、残念ながらこの意見には賛成できない。 この手の意見を要約するなら「長時間働きたい人には長時間働く自由を与えて、残業したくない人は残業しない自由を与える。自分の意志で自由に働き方を選べるようにすべきだ」といった感じになるかと思う。なるほど、たしかに自分の意志が最大限尊重されるという点ではかなり良さそうだ。しかし、当にそんなことは可能なのだろうか? まず第一に、「自分の意志」を外から推し量ることの難しさを考慮する必要がある

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    lepton9
    lepton9 2016/10/17
  • 転職エージェントの選び方と比較の軸 - 脱社畜ブログ

    先日、過去に転職エージェントで働いていたことがあるという人と会う機会があり、人材紹介サービス全般について色々と教えてもらった。この手の情報はネットで調べるとたくさん出てはくるのだけど、やはり直接経験のある人から話を聞くと裏話的なものも含めて色々と面白い話が聞ける。このブログを読んでいる人の中にも、転職を検討中だという人がいるかもしれない。そこで今回は、先日聞いた話とそれを補足するために調べた情報を元に、転職エージェント(人材紹介サービス)について少しまとめてみたいと思う。転職エージェントの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてほしい。 転職エージェントとは何か そもそも、転職エージェント(人材紹介サービス)とは何なのだろうか。転職希望者の視点から一言で説明するならば、「その人のキャリアプラン・職歴等をヒアリングし、希望に沿う転職先を紹介してくれるサービス」だと言える。単なる転職サイトの

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  • 「逃げ」の転職で何が悪い - 脱社畜ブログ

    先日、友人から転職相談を受けた。話を聞いてみると結構深刻で、なんだか僕まで暗い気持ちになってしまった。詳細は書くわけにはいかないので適当に省略して書くが、どうやら彼は仕事そのものについては特にそれほど不満があるわけではないものの、人間関係にすっかり参っているらしい。 彼はまず上司との相性が絶望的に悪いという話から入ったが、詳しく聞いてみるとこれはもう企業カルチャー自体が彼にさっぱり合っていないように思われた。たまたま今の上司との相性が悪いだけだというのであれば、立ち回り方次第では今の会社にとどまりつつもっと働きやすい環境に移ることもできるかもしれない。しかし会社そのものと相性が悪いとなると、これはもう転職なり独立なりの手段で環境を変える以外になかなか楽になる方法は見つからない。こういう時は、とりあえず会社の外の環境に目を向けるといい。そういう意味で、彼が今転職を検討していることは行動のベ

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  • 「俺はお前じゃない」は完全に正しい - 脱社畜ブログ

    こちらを読んで。 漫画家アシスタント,これだけは絶対許されないたった1つのこと - Togetterまとめ ここでは絶対口にしてはいけない言葉として「俺はお前じゃない」というセリフが挙げられているが、果たしてこれって当に言ってはいけない言葉なのだろうか。 僕の友人で一時期パワハラ上司に悩まされていた人がいるのだけど、その友人はよく上司から「俺ができたんだからお前もできるだろ」と恫喝されて困っていた。業務に対する知識量や年齢差などを無視して、ただこの論理によって仕事をポイと丸投げされ続けた友人は、よく「俺はお前じゃない」という愚痴を連発していた。元記事を読んでいると、この友人のことを思い出さずにはいられなかった。 元記事では「漫画のアシスタントと普通の企業を一緒にするな。」とあるけど、この主張はちょっとヘンだ。クリエイター倫理や徒弟制の文脈でこういう主張をするのであればまだスジが通らないで

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    lepton9
    lepton9 2015/02/15
  • 日本の会社でリモートワーク(在宅勤務)が普及しそうにない理由 - 脱社畜ブログ

    前回のエントリで、37シグナルズの新刊『強いチームはオフィスを捨てる』を紹介した。このはとてもよいなのだが、ではこので紹介されているようなリモートワークを中心にした働き方を未来ではみんながするようになるのかというと、それはまた別の問題だと言わざるを得ない。特に、日ではリモートワーク(≒在宅勤務)の全面的な普及は現状だとかなり難しそうだと僕は思う。 もちろん、部分的にリモートワークを取り入れている会社は日にもたくさんある。僕がまだ会社員をしていたころに働いていた会社も、ノートパソコンを持ち出して家で少し仕事をするようなことはできた。ただ、これはあくまで普通にオフィスで仕事をすることに対する補完的な位置づけのものに過ぎず、1週間のほとんどを在宅勤務で済ませるわけにはいかなかった。特に、会議の類に出席するには実際にオフィスに行くしかない。僕の前職は会議が山のようにある会社だったので、リ

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  • 昨年できなかったことはたぶん今年もできません - 脱社畜ブログ

    2014年になった。 新年は、人によっては何かとやる気が高まる時期だったりする。この時期に、1年の目標を設定しようとする人もいるだろう。新年の目標の立て方については、昨年簡単な記事を書いた。要約すると、たぶんそのやる気は続かないからあまり高すぎる目標は立てないほうがいい、といった内容だ。 今年は、そんな新年の目標の立て方について、昨年とはまた違った側面から少し考えてみたいと思う。 新年の目標を立てる際に、「今年こそは」という考え方で目標を立てる人がいる。例えば、今年こそは英語を勉強しようとか、今年こそはブログを頑張って更新しようとか、バリエーションは色々あるが、とにかく昨年までできなかったことを、今年からはこころを入れ替えて頑張ろう、という考え方で目標を立てる人がいる。 これらは非常に立派な決意だと思うものの、おそらくほとんどの場合はうまく行かずに終わるだろう。今はやる気に満ち満ちているの

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  • 『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』という本を書きました - 脱社畜ブログ

    『脱社畜の働き方』につづいて、この度また働き方についてのを書きました。現在Amazonで予約受付中になっています。 あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。 作者: 日野瑛太郎 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2014/01/10 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る →「はじめに」(p1-6)を読むことができます。 前著『脱社畜の働き方』は、一部ブログの文章がそのまま載っている部分などもありましたが、今回のは完全書きおろしです。『脱社畜の働き方』は真面目路線だったのですが、今回は肩肘張らずに読める内容になるよう心がけて書きました。文体もブログよりかなりやわらかめで、深川直美さんの楽しいイラストも随所に入り、いい意味で「気軽に読める」になったと思っています。 大きめの書影画像をいただいたのでそれも載せておきます。 会社の中ではとても口にでき

    『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』という本を書きました - 脱社畜ブログ
  • 日本の学校は軍隊か刑務所 - 脱社畜ブログ

    の部活文化ブラック企業の温床に http://www.excite.co.jp/News/column_g/20131029/Allabout_20131029_8.html この記事が言うように、日の部活文化が直ちに「ブラック企業」に繋がるかは微妙なところだが、日人の仕事観と学校教育は、おそらく無縁ではないだろう。 日の旧態依然とした会社の特徴として、とにかく多様性を認めないというものがある。みんなが残業をしているのであれば、自分も残業をしなければいけない。みんなが有給をほとんど使わないで仕事をしているのであれば、自分も私用で有給を使うわけにはいかない。来であれば人それぞれ価値観や考え方も違うわけだが、そういう事情は一切考慮されない。たとえ法律で認められている権利を主張したとしても、他人と違う行動を取ろうとする人は協調性がない、自分勝手な人間だとみなされてしまう。 こういう

    日本の学校は軍隊か刑務所 - 脱社畜ブログ
  • 「あなたにしかできない仕事」を無くすために必要なこと - 脱社畜ブログ

    以下の記事、かなり共感できる内容だった。 「あなたにしかできない仕事」はない http://www.nikkei.com/article/DGXBZO61432220S3A021C1000000/ 「替わりの効かない人材」を目指せというアドバイスは、結構いろんなところで見かける。この記事でも触れられているように、「自分にしかできない仕事」を作ることで、自己実現をしようとしている人たちもいる。たしかに、「君の代わりはいくらでもいる」と言われたら、誰もいい気持ちはしないだろう。「◯◯さんがいないと困る」と言われると、誰だって「頼られてる」ことを実感する。 しかし、この状態は組織としては健全ではない。個人単位で見ても、「◯◯さんしかできない仕事」ばかりでは、業務の集中を招き、容易に長時間労働に繋がる。仕事が特定個人しかできないものだとしたら、将来のスケールアップも見込めないということになる。「あ

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    lepton9 2013/10/31
  • auひかりの訪問勧誘が悪質すぎた件 - 脱社畜ブログ

    ネットをさがせば同じような話が山ほど出てくるので、いまさら僕が自分の体験を書いても微妙な気がしたのだけど、やはり一人でも多くの方に知っていてもらいたいと思ったのでこのエントリを書くことにした。僕が間抜けなのがバレてしまうのだけど、それは仕方がない。 先日の夜、家で同居人が晩ご飯を作るのを待っていると、インターホンが鳴った。宗教と新聞の勧誘は話をさせるまえに断ると決めているのだけど、訪問者が「回線業者」を名乗るのでついうっかり出てしまった。 ドアを開けると、男はまず「管理会社からの依頼でやってきた」と言った。 「いま、◯◯(僕の住んでいるマンション名)の住人の方から、ネットが遅い時間があるとか、よく切れるという苦情が出ているので、管理会社さまとお話をして回線を新しくさせてもらいました。今日はその工事のご挨拶です」 「はあ」 「お客様の方ではほとんど作業をしてもらう必要はなくても、ただ機械だけ

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  • 僕が会社を辞めると決めた時に考えたこと - 脱社畜ブログ

    Ichiro Wada (id:yumejitsugen1)さんの以下の記事を読んだ。 ポジティブにやる? ネガティブに考える? - ICHIROYAのブログ http://kyouki.hatenablog.com/entry/2013/09/20/083423 この記事を読んで思い出したのは、自分が会社を辞めるという決断を下した時のことだ。そろそろ会社を辞めようかな、と思い始めたあたりから、僕の中では毎日のようにポジティブな自分とネガティブな自分の議論大会が開催されていた。 ポジティブな自分は、「会社を辞めてもきっとなんとかなる、そのほうが楽しい。やりたいこともやれる。貴重な時間を、やりたくないことに無駄にするなんてもったいない」といったように、辞めても大丈夫だ、辞めたほうがこんなにいいことがあるんだ、と主張する。 一方でネガティブな自分は、「会社を辞めたら、きっと再就職は難しい。クレ

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    lepton9
    lepton9 2013/09/21
  • 「職場の飲み会で親睦が深まる」という幻想 - 脱社畜ブログ

    「飲みニケーション」なんて言葉はもう死語になったんだろうな、と思っていたのだけど、先日電車に乗ったら熱っぽく「飲みニケーション」の重要性を語る男女の二人組を見かけて、久々に「うわ…」となってしまった。曰く、「飲みニケーションは仕事を円滑に進める上で超重要、職場の飲み会に来ない人ってなんなの?」とかなんとか。 はじめに言っておくと、僕は「飲み会」そのものは決して嫌いではない。お酒自体は好きだし、気が合う人たちと飲みに行くのは楽しい。先日、id:fahrenheit さんがオフ会を企画してくれたのだけど、来てくれた人たちがみんなよい人たちだったので、とてもすばらしい時間になった(その節は当にありがとうございました。)。 ただ、職場のお付き合い的な飲み会などは普通につらい。別に仲良くしたいとも思わない人の話を延々と聞かされ、グラスが空いたらビールを注ぎ、サラダが来たら皿にとりわけ……とかやって

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  • 子供には自分が「婚外子」になるかどうかなんて選びようがないわけで。 - 脱社畜ブログ

    だいぶ長く時間がかかったが、ようやく非嫡出子の相続分を嫡出子の二分の一と規定する民法900条4号ただし書について、最高裁の違憲判断が出た。 「婚外子」相続差別 最高裁が違憲判断 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130904/k10014279131000.html この規定は、前々から「違憲では」と言われ続けてきたものだ。平成7年7月5日の最高裁決定では合憲判断が出たものの、5人の裁判官による反対意見が付され、国会でも改正を求める声が上がっていた。今回の違憲判断は「やっとか」というのが僕の正直な感想だ。 さて、この判断についてよくないと思っている方々が結構いるようである。特に、Yahooニュースのコメント覧の内容にはちょっとびっくりさせられる。 婚外子相続格差は違憲=「家族形態は多様化」―民法規定めぐり初判断・最高裁大法廷 http://headline

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  • 『脱社畜の働き方』という本を書きました - 脱社畜ブログ

    突然ですが、『脱社畜の働き方』という技術評論社さんから出版することになりました。Amazonで予約が開始されたようなので、お知らせさせていただきます。発売日は9/10です(2013/08/30追記:9/7に発売日が前倒しされたそうです)。 脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法 作者: 日野瑛太郎出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2013/09/07メディア: 単行この商品を含むブログ (5件) を見る 書は、書名があらわすように「働き方」についてのです。多くの文章は書きおろしです。「ブログ内容をまとめただけの」ではないので、「ネットで読めるじゃん」と思った方にも、ぜひ手にとっていただきたいと思っています。 このブログでよく触れている「仕事観」の話以外に、僕自身の起業失敗談、プライベートプロジェクト(会社に勤めながら自分のビジネスをすること)の進め方、将来の

    『脱社畜の働き方』という本を書きました - 脱社畜ブログ
  • 部下や後輩をうまく「叱る」ことができる人などほとんどいない - 脱社畜ブログ

    以下の記事が、非常に興味深かった。 叱責で「やる気失う」部下56% 上司89%「育成」 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF03003_T00C13A8NN1000/ 見事なまでのすれ違い。 会社で上司や先輩から行われる説教が、単なる憂さ晴らしである場合は少なくない。「お前のためを思って言ってるんだ」という言葉を使う人ほど、実際には自分自身のために説教をしている。ミスをした部下を叱責すれば、気分はスッキリするかもしれないが、それによって育成の効果が得られる場合は限定的だ。「育成のつもりで叱っている」と軽々しく言う人の多くは、「叱る」という行為の難しさを正しく認識していない。 「叱る」という行為は「褒める」という行為に比べると、何十倍も難しい。褒められて悪い気持ちになる人はあまりいない。褒めることで、その人のやる気を引き出すということは、ある意味誰にで

    部下や後輩をうまく「叱る」ことができる人などほとんどいない - 脱社畜ブログ
  • 会社を辞めました - 脱社畜ブログ

    私事ですが、先日、2年ほど勤めた会社を退職しました。 会社を辞めた理由ですが、細かい話はまぁ色々とあって実際にはそれほど単純ではないんですが、大きく(1)そろそろ会社のハードワーキングな働き方がキツくなってきたということと、(2)会社の外で色々とやってみたいことが多くなってきた、という2点に集約されると思います。 (1)についてですが、僕が働いていた会社は、実際ハードワーキングな職場でした。もっとも、某居酒屋チェーンのようなブラックかというとそんなことはないです。お給料は仕事が忙しいぶんそれだけ高めに貰っていましたし、法令遵守も行き届いていました。タクシーで深夜帰宅する際には、タクシー代も会社から出てました。たまに、ブログの内容から僕がブラック企業で酷い仕打ちをうけながら働いていると勘違いする人がいますが、それは間違いです。以前、職業選択マトリクスという記事を書きましたが、それでいうところ

    会社を辞めました - 脱社畜ブログ
  • 有給休暇が消化できないのは、タダ働きと変わらない - 脱社畜ブログ

    人の有給休暇の消化率が世界的に見ても悪いという話は、たびたび聞く。たとえば、以下の記事を見ると分かるが日の有給消化率は38%とダントツで最下位だ。 日人は休みベタ?有給休暇国際比較調査2012|エクスペディア http://www.expedia.co.jp/corporate/holiday-deprivation2012.aspx 半分以上の人が、付与された有給を十分消化できずに終わっていることがわかる。欧米諸国と比べると、なんとも残念な数字である。 この、「有給が全部消化できない」 という状態は、僕はある意味ではタダ働きと変わらないと思っている。ふつう会社は、有給休暇の付与日数だけ休むことを念頭においた上で、その人の給料の額を決定している。たとえば、年間の休日が土日祝日すべて足して121日、有給付与日数が年間12日だったとしたら、365-121-12 = 232日の出勤日数に

    有給休暇が消化できないのは、タダ働きと変わらない - 脱社畜ブログ