多摩市は、3月30日に閉会した市議会3月定例会で、パルテノン多摩の改修に関する今年度の第1号補正予算を計上、可決された。補正予算額は4100万円で、市議会として現在市が進めている改修案以外の案を模索するため独自調査を行うためのもの。多摩市によれば「議会費で独自調査を行うことは珍しい」と話している。 市は、パルテノン多摩が設立からまもなく30年経過することから、老朽化のために大規模改修を計画。しかし、その改修費用が当初約80億円かかると試算していたため、その高額な改修費用や改修案について、市議会で紛糾。昨年の3月定例会で、市議会は事業執行にあたっては「改修費用の削減努力」「多摩センター地域の全体の活性化」「市民・議会への説明、意見反映」を履行することを求める附帯決議とした。 そうした中で、市はパルテノン多摩の改修費用を当初の約80億円から約5億円削減したものの、その費用や改修案に対して市議会