名古屋市瑞穂区の文化施設で2015年の使用開始直後に外壁にひび割れが多数でき、雨漏りが起きていたことが分かった。施工業者がミスを認め、今年2月まで約1年半をかけ、自己負担で補修した。ひびに詰め物をして塗装し直したため、真新しい建物の壁に「傷痕」が目立っている。 問題の建物は、名古屋市瑞穂文化小劇場・図書館。1階が図書館、2~4階が劇場の複合施設で、鉄骨鉄筋コンクリート造り、延べ3150平方メートル。総工費約9億5千万円で、市内の建設業者が15年3月完成させた。 同年7月に使用を始めたが、台風が過ぎた後の9月のある朝。職員がホール内の床がぬれているのを発見した。外壁のひびから雨水がしみ込んだらしい。業者に補修を依頼したが、その後、ほかにも雨漏りがあり、同市営繕課が全面調査を要求した。3、4階部分を中心に外壁に十数カ所のひび割れがあり、うち4、5カ所で雨漏りが確認されたという。 この業者による
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