冷えた水滴が樹木に吹きつけられてできる、山形・蔵王の観光名物、樹氷をおよそ100年前に撮影した写真が見つかりました。最近では、樹氷がまだ大きく育つことのない1月初めにすでに分厚い氷や雪の塊になっている様子が写され、専門家は「温暖化の影響を受ける前の貴重な写真だ」と注目しています。 年が明けて、まもない1月8日に蔵王の山頂付近で撮影したと見られ、大きいもので高さ3メートルほどの木の全体が、分厚い氷や雪に覆われた「アイスモンスター」と呼ばれる状態になっています。 柳澤教授によりますと、温暖化の影響で、最近の山形市の平均気温は大正時代より2度ほど高く、樹氷が、このような状態に成長するのは例年2月ごろになるということです。 蔵王の樹氷を撮影した写真としては最も古いということで、柳澤教授は「温暖化の影響を受ける前、樹氷の成長が早かった時期の姿を記録した貴重な写真だ。地球規模の環境問題を考えるために役
レンタル大手TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を指定管理者とする多賀城市立図書館(宮城県多賀城市)が、21日で開館1周年を迎えた。入居するJR仙石線多賀城駅前の再開発ビルの利用者は年間目標の120万人を超え、11日に150万人を突破。一日の平均利用者は4200人と好立地を背景に利用は伸びているが、課題も残る。(多賀城支局・佐藤素子) CCCが手掛けた公立図書館のうち初年度に年間利用者が150万人を超えたのは多賀城市のみ。書店やカフェなどが入る複合施設で単純比較はできないが、佐賀県武雄市の92万人、神奈川県海老名市69万人を上回った。 年間貸出冊数は多賀城市が約80万冊で、海老名市約69万冊、武雄市約55万冊に比べてトップ。年間貸出人数は、人口が約2倍の海老名市が約24万人なのに対し、多賀城市は約23万人と好調だった。 多賀城市の旧図書館との比較でみると、貸
前回の記事では、都立高校図書室の業務委託において、ビル・マンション管理業者ばかりが受託している実態を書きましたが、東京都が運営する二つの公共図書館である、都立中央図書館(港区)と都立多摩図書館(国分寺市)の委託も似たような状況です。今年も、3月1日に入札が行われ、結果が判明しました。 やはり、都立高校図書室同様に図書館とは無縁な業者が落札しました。都立図書館も入札金額が一番安い業者が落札して受託します。つまり、金額のみで決まります。また、同額だとクジ引きで決めます。指定管理者契約のような厳しい審査はなく、参加障壁が低いシステムです。そして、実績やノウハウで勝負できない業者の格好のターゲットになるのです ただ、東京都は自治体として司書職制度があり、基幹運営は専任司書の方が業務を担っています。委託は部分的なものですから、業者が好き勝手にやって全体を混乱させることは、ほとんどないでしょう。たまに
「すべての道は熊本に通じる」とは、蒲島郁夫前知事が熊本県内の道路整備に向けた意気込みを語る際に使ってきたフレーズ。地域高規格道路などの骨格的な道路や鉄道網は、地域・産業の活性化はもちろん大規模災害時の重要性も注目されています。連載企画「移動の足を考える」では、熊本県内の〝足〟の現在の姿を紹介し、未来の形を考えます。 学んで得する!お金の話「まね得」 お金に関する知識が生活防衛につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を目指す記者と一緒に楽しく学んでいきましょう。 ※次回は「間もなく登場 新紙幣」編。6月28日(金)に更新予定です。
日建設計は、東京都千代田区の東京本社で「野口孫市の建築術」展を開催している。14日には講演会も開き、同社の前身である住友本店臨時建築部の初代建築技師長として明治後期の大阪で活躍した建築家・野口孫市の実像に迫った。 野口は明治建築界の重鎮、辰野金吾のもとで建築を学び、逓信省勤務を経て1900(明治33)年、住友本店臨時建築部の発足とともに建築技師長に就いた。47歳で亡くなり、その建築家人生は実働19年と短いながら、大阪府立中之島図書館や住友家須磨別邸、住友活機園(旧・伊庭貞剛邸)などの名作を残した。 「野口孫市 7つの建築術」と題した講演会では、同社OBの林和久氏が、その生い立ちや時代背景などもひも解きながら、野口の建築家としての特性や力量を解説。特に辰野ら明治の第1世代の建築家が「ものとしての建築」を直接的に移入していたのに対し、第2世代に当たる野口は「様式的な規範にとらわれず、その建築が
今年も日本で最も多くの志願者を集めたのは近畿大学だった。長年代名詞とされてきたマグロのみならず、このところの研究成果は実に多岐に渡り、またその内容の斬新さも際立っている。『なぜ関西のローカル大学「近大」が、志願者数日本一になったのか』の著者で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * 「本屋に行くとトイレが近くなる」という都市伝説がある。その現象について本気で科学的研究を重ね、「もよおす成分」を発見し、「本屋の香りスプレー」という商品にしてしまったことを伝える経済ニュースに、一瞬耳を疑った。 「香りと便意」との関係性。そこに着目した「本屋の香りスプレー」は、ぷっと吹き出してしまう、ひねりが効いた新商品。そもそも、こんなニッチな研究に大まじめに取り組んでいる研究者っていったいどんな人だろう? 肩書きを聞き……そうか、やっぱりあの大学の先生だったかと納得。 近畿大学工学部化学生命工
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