栄区の本郷台小学校(芳賀慈校長)5年2組の児童たちが3月2日、栄図書館(板坂健治館長)へ10冊の本を寄贈した。 これは同校の総合的な学習の一環で行われたもの。児童たちは成長や達成感、地域とのつながりをテーマに昨年4月から学校の畑で野菜を栽培。収穫した野菜を販売して集まった収益を地域のために役立てようと、今回の寄贈を企画した。 この日はクラスの児童28人と教諭が栄図書館に集まり、皆で話し合って選んだ小説や絵本など10冊を板坂館長へ手渡した。 本を受け取った板坂館長からは児童たちに感謝状を贈呈。板坂館長は「図書館のことを考えてくれて本当にありがとう。大事に使わせてもらいます」と感謝の言葉を述べた。同館によると企業による例は多いが、今回のような教育活動の一環で子どもたちが寄贈することは珍しいという。 寄贈された本は、児童の取組をまとめた活動報告と一緒に3月下旬から4月末頃まで展示予定。
昭和40年代から60年代の旭区内の風景をおさめた写真が、写真アーカイブとして旭図書館(川俣浩一館長)のホームページで3月14日から公開されている。開館30周年事業の一環として旭図書館が進めてきたもの。写真は中白根在住の柳澤美光さんが提供した。 写真アーカイブに収録されている写真は白根周辺や鶴ヶ峰、下川井町など区内各所を写した311点(そのうち53点は同一地点で昨年撮影した対照写真)。ひかりが丘団地建設や帷子川河川改修工事など街の変化の記録を見ることができる。写真を提供した柳澤さんは「街は生きている」をテーマに区内の風景写真を撮り続けており、2013年に写真集「あの頃のあのまち〜昭和40年代からの昭和の風景」を自費出版した。旭図書館が写真集をもとに写真アーカイブを作ることを柳澤さんに提案し、事業が進められた。柳澤さんは「今までは自分だけの楽しみだったが、地域の人にも見てもらいたいという欲が出
川崎、藤沢など 横浜市は隣接する川崎、鎌倉、藤沢、大和の4市と図書館の相互利用に関する協定を締結した。これにより3月から、横浜市民も4市の図書館で本を借りることができるようになった。 この取り組みは「横浜市民の読書活動の推進に関する条例」に基づき、市民の読書環境の整備を目的として行うもの。 これまで横浜市民が市外で本を借りる際は、川崎市が設けている貸出サービス制度が利用できた。その他は市外に在勤・在学している場合、その自治体のルールに基づき図書館利用が可能だった。今回の協定により、買い物などで隣接する他市が生活圏となる場合、在勤・在学の有無にかかわらず図書館が利用できるようになった。 横浜市内では全国トップクラスの約170万冊を蔵書する中央図書館=西区=をはじめ、各区の図書館や移動図書館が対象となる。 同館企画運営課長の熊谷秀三課長は「他市と隣接する区では、生活圏が市外という人もいるはず。
栄区制30周年を祝って地域と行政が取り組んできた記念事業が、3月19日(日)と20日(月)のクロージングイベントでフィナーレを迎える。1日目には中学生主体のイベントが開かれ、2日目の「栄区30周年感謝祭」で500日に及ぶ記念事業を締めくくる。 2016年11月3日に誕生から30周年を迎えることに先立ち、15年10月のオープニングイベントから記念事業を展開してきた栄区。「感謝・つながり・夢」をテーマに500日にわたってさまざまなイベントを企画し、地域と共に30周年を祝ってきた。 記念事業の最後を飾るクロージングイベントは2日間で構成される。初日の19日はJR本郷台駅前広場・公園で区内の中学生が主役となる「SAKAEヤングフェスティバル」と、5回目を迎える「栄区中学校対校駅伝大会」を実施。企画から運営まで中学生が携わり、ステージプログラムや模擬店などが予定されている。午前9時45分から午後3時
平塚信用金庫の鶴井雅彦常務理事と石井正昭営業統括部調査役が3月10日、秦野市役所を訪れ、子ども向けの図書31冊を市に寄贈した。 寄贈は2013年度から行われており、今回で4回目。これまでも120冊以上が寄贈された。 平塚信用金庫は昨年11月から今年1月までに「子ども読書応援定期預金IV」の加入者を募集。預けられた計86億円の中から、定期預金残高0・0125%に相当する金額分(上限100万円)で、子ども向け書籍を購入し、秦野以外にも近隣の7市1町へ図書の寄贈を行っている。 図書を受け取った古谷市長は「子育て世代や若者が住みよいまちづくりのためにも、図書館の充実は大切」と話し、鶴井常務理事らに感謝を述べた。鶴井常務理事は「今後も地域と積極的に関わっていき、金融の力を活用して頂きたい」と話した。
ライフネット生命保険は15日、創業者の出口治明会長(68)が6月25日開催の株主総会をもって退任すると発表した。取締役を退く同日以降も出口氏は次の若手の育成や広報活動に携わる。 インターネットで生命保険を身近な存在に―。安くてシンプルな商品が売りの“ネット生保”。この草分け的存在となったのがライフネット生命保険。創業者は日本生命保険出身の出口治明氏と岩瀬大輔氏の年齢差約30歳のコンビ。 出口氏はもともと、生保業界では有名人だった。業界最大手の日本生命在籍時はエリート街道を走り、金融制度改革で旧大蔵省と折衝を重ね、95年に56年ぶりとなる保険業法改正につながる礎を築いた。その後、ロンドン現地法人社長、国際業務部長と国際化に向けた取り組みで手腕を発揮してきた。 ただ、金融危機をきっかけに会社の経営方針が国内重視にシフトしたことで、営業部門に異動。ネット生保のアイデアを考案したのは、この時だった
100万回生きたねこ、吾輩は猫である--。教科書や図書館で、誰もが一度は「ネコ」と出合う本を読んでいる。小説や図鑑、エッセーなど、幅広くネコに関する書籍がそろったコーナー「猫ノ図書館」が先月、奥州市立胆沢図書館に開設された。発案から2年。自身も「ねこ館長秘書」を務める。 実は特段、愛猫家でも飼っているわけでもない。ただ、いつも本の魅力について考えてきた。姉から「趣味が仕事だもんね」と言われるほど。食事や入浴、買い物の時も、気がつくと心が仕事に飛んでいる。「アイデアがひらめくけど、書き留めるところがなくって」と笑う。 世の中は、数年来の猫ブーム。「今だ」と思って、企画書を上司に提出すると快諾された。東京の「猫本専門神保町にゃんこ堂」に出向き、展示の仕方などアドバイザーになってもらっている。
県立図書館(鳥取市尚徳町)が新年度から、経済的に困窮している家庭や不登校などの問題を抱える子どもたちを支援する事業を始める。誰もが利用できる施設の特徴を生かし、行政の専門部署や支援する民間団体へつなげる相談窓口としても活用してもらいたい考えだ。福本慎一館長は「子どもの成長を支える手伝いができればいい」と話している。【小野まなみ】 子ども食堂をはじめとして社会全体で生活困窮世帯を支えようとする動きが広がる中、図書館も何か役に立てないか検討してきた。同館は子ども向けから専門書まで約110万冊の蔵書を抱え、職員も学校や高齢者施設に出向いて音読会などを開き、地域に溶け込む取り組みを進めている。こうした点を生かそうと、貧困対策を実施している県や県教委の部署、民間団体などとネットワークを築いて支援することにした。
幕末の開国とともに、日本にもたらされた写真。西洋技術の象徴だった写真を日本人はどう受け入れ、吸収していったのだろうか。東京都写真美術館(目黒区)は、日本全国の美術館や博物館、資料館などが管理する幕末〜明治期の写真を調査し、体系化した展覧会「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史」を10年前から隔年で開いてきた。これまで関東や九州、北海道など地域ごとに振り返ってきたが、特に重要な名品を集めた「総集編」が現在、同館で開催されている。(黒沢綾子) ◇ 新選組副長、土方歳三がふさふさした断髪、洋装の美男として後世に記憶されているのは、一点の肖像写真のおかげだろう。函館戦争さなかの明治2年、写真師の田本研造が撮影したもので、後年のプリントが函館市中央図書館(北海道)に所蔵されている。劣化防止のため展示は4月25日〜5月7日に限定し、その他の会期中はレプリカが置かれているのだが、それでも歴史的人物の姿を
仙台育英高は、同校の生徒と教職員を対象に、仙台市図書館の図書資料を学校を通じて借りるサービスを始めた。図書館に行かずに資料を手にすることができ、書名が分からない場合は学校司書が資料を探す。1月からの一部生徒を対象にした試行期間を経て、新年度からは対象を全生徒、教職員に拡大する。 同校は、各教科で生徒が自ら課題を見つけ、図書資料などを使って解決策を探る「探究型」の学習を進めている。学校図書館は資料収集に限りがあるため、選択の幅を広げようと、仙台市図書館の「学校貸出サービス」の活用を始めた。 サービスの利用者は、希望の図書資料を学校図書館に申し込む。学校司書は月1回図書館に出向いて資料を借り受けたり、生徒が知りたい情報が盛り込まれた資料を探し出したりして学校に持ち帰り、生徒や教職員に貸し出す。 同サービスは小中学校の利用はあるが、高校の利用は仙台育英が初めて。1月からモデル校として宮城野区の宮
バレード(BYREDO)は、新フレグランス「ビブリオテーク(BIBLIOTHÈQUE)」を2017年3月17日(金)より発売する。 フレグランスキャンドルとしてデビューした「ビブリオテーク」が、待望の香水となって登場。「ビブリオテーク」は、フランス語で‟図書館”という意味。図書館に足を踏み入れた時に感じる、実世界から切り離された時間軸への浮遊、そんな感覚を表現している。 香りは、ピーチやプラムから始まり、バイオレット、ピオニーといった花々が重なり、レザーやバニラとともに豊かなハーモニーを奏でていく。弾けるピーチやプラムは、指に触れる柔らかい紙の感触を彷彿とさせ、ベースノートのパチョリがそれら一つ一つの香りを1冊の完成された香水へ綴じ上げるように優しく導く。 【アイテム詳細】 バレード(BYREDO)「ビブリオテーク(BIBLIOTHÈQUE)」100ml 25,000円+税 発売日:201
三鷹市は、東部図書館リニューアルに伴う設計を早ければ5月に委託する。2017年度に設計をまとめ、18年度に工事を発注する。耐震診断調査業務は翔設計(渋谷区)が担当。当初予算案に設計委託料として1559万円を計上している。
ファーストリテイリングは16日、物流倉庫と一体になった「ユニクロ」の新本部「UNIQLO(ユニクロ) CITY(シティ) TOKYO(トーキョー)」(東京都江東区)を報道陣に初公開した。 新オフィスは同社の6階建て物流倉庫の最上階にあり、広さ約1万6千平方メートル。勤務するエリアはほとんど壁で仕切らず、開放的な雰囲気を作った。柳井正社長らが選んだ本約2500冊を備えた図書室やカフェなどもある。 東京・六本木の東京本部にいた2千人の社員のうち、ユニクロの商品開発や物流などの担当社員1千人が2月に移った。六本木ではこれらの部署が複数のフロアにまたがっていたが、一つのフロアでまとまって働くことで、ニーズに素早く応えた商品や店舗開発を目指す。 柳井正社長は「これまで商売の現場は店だけだったが、今は物流も情報システムも商売の現場。店もネットも境なくつながる時代、みな一緒に仕事をしようという意図だ」と
慶応3(1867)年に坂本龍馬とともに暗殺された幕末の志士、中岡慎太郎の手紙が見つかったと、高知県北川村の中岡慎太郎館が16日、発表した。偽名を使い筆跡も変えており、命を狙われていた慎太郎の用心深い性格を示す貴重な史料という。 同館が、志士らの書状が貼られた屏風(京都大学附属図書館所蔵)を調べたところ、この中から、慎太郎が使っていた偽名「横山勘蔵」の手紙を確認した。複数の専門家が慎太郎の筆跡と断定した。 手紙の大きさは縦16センチ、横40センチ。領内への立ち入りが厳しかった長州藩の藩士に対し、「山中」と名乗る志士に通行許可証を発行するよう依頼する内容。暗殺前の慶応2〜3年頃に書かれたとみられる。 慎太郎の偽名の手紙はこれまでに20通以上見つかっている。今回は細長く繊細な文字で記されており、他の手紙とは字の太さなどが異なる。 慎太郎が偽名に合わせ、筆跡も使い分けていたことがうかがえ、同館の学
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