先日の朝のテレビ番組の一コマ。アメリカで日本を紹介するテレビ番組の中で、「日本では落し物をしても落とし主の許に戻ってくることがあるというのをアメリカでは(というか欧米では?)あり得ないことだ」と驚愕をもって報道していたという。落し物を誰かが届けて落とし主に返ってくるなどということはまずないらしい。つまり向こうでは落し物をするというのは「所有権を放棄」したに等しく、注意を払って自分の権利を守ろうとしない者が悪いという「自業自得」的なニュアンスがより強いという話だ。確かに世界中見渡しても日本ほど他人に「親切」な人が多い国は珍しいのではないか、とは思う。なのに「アメリカではボランティアによる民活福祉が盛んだ」とか言って日本人の思いやり精神の欠如を訴えたりする人がいるのは奇異な気もする。だから道徳心を復活させることで社会保障制度を個人相互の助け合いにシフトし小さな政府を実現しよう、とかいった発想も
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