【鈴木明子の目】羽生に無理してほしくなかった 2014年11月9日6時0分 スポーツ報知 ◆フィギュアスケート GPシリーズ第3戦・中国杯最終日(8日・上海) 6分間練習の際、選手は集中していて、あの衝突は、どちらが悪いということはありません。棄権すると思いましたが、2人とも出場したのは信じられませんでした。 羽生選手の周囲は止めたと思いますが、最終的には本人の決断でしょう。気持ちが強いとは思いましたが、2人とも若く才能、素質がある選手。この試合がゴールではないので、選手生命を考えると無理してほしくなかった。私自身、体を壊して滑れない時期がありました。だからこそ、スポーツは健康な体があってこそだと思うのです。 演技ではジャンプで足を踏ん張り切れていませんでした。終盤も足が氷を押せていない状態。でも、4回転トーループや後半の3連続では、ジャンプと音の盛り上がりが効果的に合って、新プログラム