一般的に「ハンダ」と呼ばれるハンダは、錫(スズ、Sn)と鉛(なまり、Pb)が 約6:4の比で混ざってできた合金です。(共晶はんだと呼びます) ホームセンターなどで購入できるハンダで Sn60/Pb40などと記載されているものはこちらのハンダです。 (写真1)HOZAN H-712と 千住金属工業スパークルRMA98スーパーの例 共晶はんだ 共晶ハンダが融ける温度は約183℃で、金属にしては非常に低い温度で 融かすことができます。 人類は、このような金属の存在を紀元前3,000年頃(5,000年前)には、 知っていて実際に活用していたと考えられています。 エジプトのピラミッドやギリシャのローマ時代にも ハンダ付けの記録が残っており、日本でも、平安時代に記述が存在します。 こんな昔から利用されてきたハンダですが、現代の最先端エレクトロニクスでも、 まだ現役で便利に利用されています。 ●共晶ハン