ビジネスパーソンの多くが、苦手意識を持っているのに避けて通ることができないもの――。それがプレゼンです。「うまく話せない……」「伝えても結果につながらない……」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、伝わるプレゼンの極意を明らかにした著書『1分で話せ』がベストセラーになっている伊藤羊一さんに、大事なことだけをシンプルに伝えるプレゼンの大原則を聞いてきました。 ■第1回『人を動かすプレゼンの極意』 ■第2回『ロジカルに納得させ、人生を賭けた「想い」で人を動かす』 ■第3回『自分を導ける者だけが、優れたリーダーになる』 構成/岩川悟 取材・文/辻本圭介 写真/玉井美世子 相手に伝わらないのは、話に「骨組み」がないから いまでこそわたしはプレゼンを人に指導する立場ですが、20代の頃はプレゼンで人を動かすことなんてまったくできませんでした。話は長くなるし、ロジカル・シンキングも苦