ブックマーク / ururundo.hatenablog.com (37)

  • 琵琶湖畔のまち 近江今津  - ururundoの雑記帳

    琵琶湖 近江今津(周航船乗り場) 用事で出かけた近江今津。 琵琶湖の北 西岸にある港町だ。 観光シーズンに行った事がないので 賑わった町の様子を知らない。 車も人も少なく 田舎の町の雰囲気がとてもいい。 琵琶湖周航船の乗船場から眺める 竹生島 対岸の長浜辺りの 大きく広がる琵琶湖と空の雄大さ。 大きな刷毛で描かれたような 雲の伸びやかさ いつ来ても飽きることがない。 用事以外で来る事のない近江今津。 もっとゆっくりと歩きたいなと いつも思う。 お昼にべた蕎麦が 美味しかったのと趣深かったの 二重奏だった。 記しておこう。 元祖周航そば 焼き鯖寿司 琵琶湖周航船乗り場の向かい。 小さな蕎麦屋の「ひょうたん亭」 2回目の訪問。 店内に加藤登紀子が歌う 「琵琶湖周航の歌」が流れている。 手打ち二八蕎麦。 「元祖周航蕎麦」のトッピングは 竹生島に向かう船 湯葉が波 鮎かワカサギが泳ぎ 鴨たちが水

    琵琶湖畔のまち 近江今津  - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2022/03/15
    人が少ない時期に行きたい、食べたい。
  • あけましておめでとうございます - ururundoの雑記帳

    久しぶりの大雪。 除雪に精を出すお正月です。 今年も宜しくお願いします。

    あけましておめでとうございます - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2022/01/04
    明けましておめでとうございます!今年もururundoさんの記事を楽しみにしています。本年もどうぞよろしくお願い致します。
  • 30日から新年3日までお休みです - ururundoの雑記帳

    大変な事の多い一年だった。 打たれても 打たれても強い私たち。 こうやって人間は長い歴史を作ってきたんだと思う。 もう一度 私達の住む小さな青い惑星に 愛を語ってみないか? 30日から 来年の1月3日までブログをお休みします。 2022年 寅年もよろしくお願いします。 どうぞ良いお年を❣️お迎え下さい。

    30日から新年3日までお休みです - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2021/12/30
    今年も一年写真と言葉を楽しませて頂きました。どうもありがとうございました!良いお年をお迎えください。
  • 絵本「焚書(ふんしょ)」 鴻池朋子著 - ururundoの雑記帳

    「焚書 World of Wonder」鴻池朋子著 図書館で借りた  絵と文の。 絵というには 読むのに多分のエネルギーがいる。 優れた筆致の鉛筆画 簡潔な文章 ページをめくった瞬間から うねるような想像力で 私を地球の誕生に引き摺り込む。 開かれたページには 精緻で 緻密に描かれた 蝶々 青虫 ミミズ トンボ 蜂 野の花等 輝く光を浴びている。 地球の誕生を 濃密な表現で40数ページ。 「いままで多くのこどもが を開いてきた こどもは年とって 老齢の哲学者となる。 でも想像力は 年をとることは できない なぜなら 時を持っていないから」と。 現代美術家の描くこの「絵」は モダンアートをじっと視つめるように 何回も読んでみなければ。

    絵本「焚書(ふんしょ)」 鴻池朋子著 - ururundoの雑記帳
  • 絵本「みみお」 鴻池朋子著 - ururundoの雑記帳

    「みみお」 鴻池朋子著 丸くて もふもふ 目も 鼻も 口もない 見た事もない 生き物「みみお」 深い森の中 春に生まれたみみお。 櫟のふかふかの枯葉の上 スノードロップの花の下で。 四季を通じて 森を旅し 冬に巡り会うまでを 鉛筆で精密に描かれ 簡潔な文で書かれた 美しく 深い絵だ。 夏が過ぎ 秋が訪れる。 そして ある朝 秋から冬の白い世界へ。 雪に覆われた 川辺 石 杉の枝。 森の四季の神秘さ みみおの成長を 作者は鉛筆画と文で優しく 時にはダイナミックに描く。 自然をじっと見つめ それを紙に描く。 その筆力を強く感じるだ。 ururundo.hatenablog.com

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  • 輝く タフなミント - ururundoの雑記帳

    ミント 夏にひょろりと伸び 葉を茂らせ 風に揺れると 空気にいい香りを撒いた。 窓辺に置いたミントの鉢。 夏の終わりに 短く切った。 タフなハーブ ミントは 決して消えたりしない。 台風の強い北風が吹き去った今朝。 青空に小さな雲が北から南へ流れ 空高く 何かの鳥が飛び去った。 そして 朝陽に輝く ミントの新しい葉達。 気持ちいい冷気の中で 窓から微かに聞こえるボブ・マーリー。 音楽好きのミントは 確かに うちの住人だ。

    輝く タフなミント - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2021/10/05
    ミントとボブ・マーリー 異色の組み合わせに思えましたが、不思議と台風一過の穏やかな朝の空気感が伝わってきました いい朝だ〜
  • 心地いい朝の空気 - ururundoの雑記帳

    10月5日  朝 霧に包まれた山々 小屋の周り。 その霧が 太陽の光に当たると すっと消えてしまう。 後には あたりを包む冷たい空気が残る。 木漏れ日は輝かしく 朝露は草や木々の葉に残る。 顔を近づけ 露の中の反転した世界を見る。 秋明菊の白い花びらは 光を透かし頭を傾げる。 朝も夜も 鳴き続けるコオロギ達。 今を生きる生命力のごとく 懸命に微かな音を響かせる。 朝の清々しさ 心地よさ 晴天が続く 今の時だけのものだ。

    心地いい朝の空気 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2021/10/05
    美しい1日が約束されたような秋の朝。山の清々しい空気を深呼吸したような気持ちになりました(^ ^)
  • 絵本「いぬとふるさと」 絵・文 鈴木邦弘 - ururundoの雑記帳

    「いぬとふるさと」 絵・文 鈴木邦弘 2011年3月11日 東日大震災が発生した。 福島第一原発は 津波により 制御不能に陥った。 そして 3月19日。 帰還困難区域に指定された 双葉町の住民1000人以上が さいたまスーパーアリーナへ一時避難した。 それから数ヶ月後 著者の鈴木邦弘さんは 動物愛護センターで 1匹の柴犬を引き取った。 さいたまスーパーアリーナ迄一緒に飼い主と来たが 飼い続けることが出来なくなった双葉の人が 泣く泣く手放したと鈴木さんは推測した。 その柴犬「わたし」と著者「おじさん」 震災から4年後の2015年に 二人は被災地双葉町へと足を運んだ。 おじさんと一緒に 一路福島へ。 双葉町細谷海岸 北に見える中間貯蔵施設エリア。 事故前は 沢山の魚が釣れた。 双葉町新山 特定復興再生拠点区域。 東京五輪に間に合わせるかのように解体が進む。 「解体」が復興と呼ばれる 不思

    絵本「いぬとふるさと」 絵・文 鈴木邦弘 - ururundoの雑記帳
  • すでに秋の気配 - ururundoの雑記帳

    8月1日 午後 夏の盛りに 秋の気配を感じるのは当だ。 今日 コオロギが 気を遣っているかのように 小さく鳴いた。 陽の光が ほんの少しだけ セピアに色づいた。 気のせいなのか それとも 太陽の位置が原因だろうか。 周りの草木の 陶しくも感じる 繁茂の激しさ。 それが 使い古した 褪せた緑色になった。 台風という 厳しい試練を何回かくぐり抜け やっと 輝く秋にたどり着くのだが その 始まりは すでに私のすぐそばに。

    すでに秋の気配 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2021/08/02
    和暦ではその季節の一番盛りの頃に、次の季節が生まれると考えるのだそうです。私が住む地域ではまだまだ盛んな夏ですが、山の間近では大地のエネルギーが旺盛で、季節も早足で進むのかもと思いました:)
  • ザムザとムカデ - ururundoの雑記帳

    Google画像より  八木一夫作 「ザムザ氏の散歩」 半月ほど前の深夜 眠っている時に 目の辺りに違和感を感じた。 手のひらで払うと 何者かがTシャツの中 胸のあたりで動いている。 襟を掴んで中を覗くと ムカデが胸の上でくねくねと 蠢いているではないか! 「ギャー」 叫び声と同時に無意識に ムカデを床に投げつけていた。 の底で叩いて殺した。 それから たびたび 大きいのやら 小さいのやらが 出没し その度に薪やで殺した。 そして 殺虫剤を床の周りに吹きつけた。 カフカの「化身」で 朝目覚めると巨大な虫になっていた ザムザ氏。 何も知らない父親から 気味が悪いと物を投げられ それで 心も体も 傷つく。 息子の部屋のドアを開けると 巨大な虫が這い寄ってくる。 父親も どんなに驚いた事だろう。 ムカデを薪やで叩きながら 虫になってしまった ザムザ氏が 頭に浮かんだ。 今年は山の中にムカデ

    ザムザとムカデ - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2021/06/27
    ひゃー!刺されなくてなによりでした。
  • 紅葉苺(モミジイチゴ) - ururundoの雑記帳

    紅葉苺(モミジイチゴ) 山の向こうから 顔を出した太陽の 強い光を浴びる モミジイチゴ。 白い野茨のような花が 満開だったのはついこの間。 今は 緑の実が それは沢山付いている。 うちの小屋の周り 川沿いの岸 山の中 バス通りの道の側。 自生している 沢山のモミジイチゴの木。 それ等はすぐに 黄色の甘い実をたわわにつけるはず。 それは 私にも 鳥にも とても嬉しい事だ。 小屋の裏に自生している 小さな山桑の木も 赤い小さな実を 沢山つけた。 「果物の生り年」 今年がそうではないか? 自然の営みの律儀さ。 それを感じる日々だ。

    紅葉苺(モミジイチゴ) - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2021/06/08
    ウチのプラムも例年になくたわわに実をつけています。「果実の生り年」、まさに!
  • 写真集(3)「メメント・モリ」 藤原新也 - ururundoの雑記帳

    1990年新装版 藤原新也ホリックにかかった時がある。 旅の写真エッセイ、小説、写真集と次から次へと読み継いだ。 しかし、アイルランドを題材にしたあたりからぴったりと読まなくなった。 私が飽きたのではなく、作者自身が同じ仕事の繰り返しに飽きたのではないか。 そんな空気は読者に通じると思う。 藤原新也の写真は見て楽しいというより深く考えさせられる、写真の裏にある意味を汲み取るという、面倒くさい写真だ。 だから、忘れない。 ご紹介する写真は、そんな面倒なものより暖かい空気感のあるものを6点。 _____________ 写真集の写真を撮りました。 チベット 韓国 井戸のポンプのそばに犬がいるのが見えますか? 日 チベット 少年僧が山の中の僧院への道を歩く。 チベット 日 ____________ パソコンのアップデート後、不具合が続いています。 2、3日の内に初期化してみるつもりです。 上

    写真集(3)「メメント・モリ」 藤原新也 - ururundoの雑記帳
  • 「少年の港」 藤原新也著 - ururundoの雑記帳

    若き藤原新也が 好奇心と感動で 書き綴った 「印度放浪」「西藏放浪」「全東洋街道」 インド チベット ユーラシアを たった一つのカメラで 大きな空や岩山 その地に暮らす人達 喧騒を撮った。 放浪三部作(私が勝手にそうよぶ)の後 アメリカ アイルランド 東京 富士山等の 写真集 紀行文などを書いたが それらは精細に欠け 先生から出された宿題を 淡々と片付けた感があった。 そして 50になる前 生まれ故郷 門司が舞台の 「少年の海」を刊行した。 表紙の写真の後ろ姿の男の子は 藤原新也の5歳の頃を彷彿とさせるに充分だ。 戦後の混沌とした時代に 厳しい人生を背負った人達が集う 父が営む旅館で育った。 門司を写真に撮りながら 人生の大半を東京で生きた藤原新也は 自分のアイデンティティーは 嬉しくも 悲しくも門司なのだと気づくのだ。 高台から見下ろした関門海峡 寂れた街並み 崩れた家 老人 子供 その

    「少年の港」 藤原新也著 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2021/04/16
    先日書棚を整理して朝日文庫の「印度放浪」「西蔵放浪」を見つけ、再読したいと思っていたところにこの記事 で、シンクロに嬉しくなりました。藤原竜也さんの他の本を知らなかったので読んでみたい!
  • ダルメインのソーダブレッド - ururundoの雑記帳

    夕ご飯の準備をしながら チラチラとよそ見して見た NHK Eテレ「イギリスで一番美しい庭 ダルメイン」 (Google画像より) 英国 湖水地方。 12世紀から続く屋敷の 詩人ワーズ・ワースも絶賛した庭 ダルメイン。 歴代の屋敷の女性が 思い思いの場所に まるで 野生の花の様に植え 森や湖畔が花園になり 「歴史ある庭への最高賞」に輝いた庭。 そして 今の当主の マコッシュ夫人が 由緒ある台所で 「チャイブ入りソーダブレッド」を作るのも楽しい。 番組の最後に出たレシピをメモし 今日 夕ご飯の準備の時に作った。 パンと言えば 強力粉。 でも ソーダブレッドは薄力粉を使う。 マコッシュ夫人は庭のチャイブを使ったが 私はミントを刻んで粉に混ぜた。 作り方は いたって簡単。 ボールに入れた材料を混ぜて 焼くだけ。 大事なのは 捏ねすぎない事。 ざっと混ぜて 牛乳が粉全部に行き渡れば良し。 丸めて 

    ダルメインのソーダブレッド - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2021/04/02
    作りたい
  • 図書館の裏の桜 - ururundoの雑記帳

    「ミッドタウン」の図書館裏 学校 郵便局 図書館 公共の会館 道の駅 小さなスーパー ガソリンスタンド そして村でたった一つのコンビニ 等々 そこを うちでは「ミッドタウン」 と よんでいる。 その図書館の裏に咲く桜は 咲き誇るでもなく 川の堤に沿って ひっそりと咲いている。 桜の木の下。 ベンチに座り ローソンのココアを啜る。 川向こうの比良山系は黄砂で煙り 野鳥の声が響く。 この桜を見逃した春は 残念な気持ちがしばらく残るのだ。 だから 今日も車で片道30分 やってきた。 行き帰りに眺めた 山に咲く こぶし 山桜。 ほんの暫くの春の 朧げな風景を 心に留めて 明日を生きるのは 私にとって幸せな事だ。

    図書館の裏の桜 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2021/04/02
    この場所、本当に素敵!片道30分かけても行く気持ちが分かります。この並木の下をのんびり歩いていみたい。時々土手に座ったりして。
  • 深夜にココアとクッキーを - ururundoの雑記帳

    夜 寝る前に飲むココア。 それには クッキーが付く。 ソフトな生地に オレンジマーマレードを載せたクッキー。 二日目からが美味しい。 「寝る前にべてはいけないって?」 ラジオを聴きながら ブログを書きながら飲む ミルクで溶いた熱々のココアの美味さ。 「これは小さな幸福ではないか?」 と 深夜にふと思う。

    深夜にココアとクッキーを - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2021/03/16
    夜更けの至福のひととき。豊かな時間ですね!わたしもこんな深夜を過ごしてみたくなりました。
  • 見事なツララ - ururundoの雑記帳

    氷柱(ツララ) ぽとり ぽとりと 清らかな伏流水のツララから 溶ける雫。 山の上から 地の中を流れた水が 辿り着いたところがここだ。 誰もが声を上げる。 「わあ これは見事だ」 透明なとは こんな事を言うのだ。 なんの混ざりけもない氷。 持ち帰り 夏にグラスに割り入れ 琥珀色のウィスキーを注げば さぞかし美味なオンザロック。 そして 口に含んだ氷の 長い旅路の話を聞こう。 それは 静かで 穏やかな旅だと思う。

    見事なツララ - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2021/01/15
    氷の長い旅路。わたしもその物語に耳を傾けてみたい。
  • 一月半ばの今日 - ururundoの雑記帳

    暖かくなると 天気予報で言っていたが 私はいつものように フード付きのコートを着て歩いた。 寒さ 冷たさはまだまだ続く。 一月の半ばの今日。 暮れにオチヨさんに貰った 栃 蓬 白を ついにべ切った。 お手間入りの自家製。 大きくて べ応えがあった。 ストーブで焼き 缶詰の甘い小豆を たっぷり載せた。 栃は手間がかかる。 山で栃の実を集め 灰汁を抜き・・・ 蓬も畑の畔で摘んで 冷凍にして保存する。 95歳のオチヨさんは 毎年する事を 今年もする。 きれいに形作られた。 美味しく ありがたくべた。

    一月半ばの今日 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2021/01/15
    厳しい山の冬の風景を見ながら読み終えた後に、心の奥の方からじんわりと広がった何か。何だろう、と探っていくとそれは、豊かさでした。
  • シジュウカラも好きな冬苺 - ururundoの雑記帳

    冬苺の収穫 冬に実を付けるから冬苺。 紅色の木苺の実は 緑の葉っぱの間にあっても よく 目立つ。 崖の緑の間から たわわに実った冬苺の紅色が 顔を覗かせている。 ハサミで 蔓を切り 潰れないように カゴに入れる。 沢山集めて 冬苺ジャムを作ろう。 冷凍庫に保存中のクロスグリも加えて。 雪に囲われた小屋の中で 朝のパンを焼き 冬苺のジャムを乗せてべる贅沢。 冬苺摘みに精を出そう。 シジュウカラも大好物の紅色の実。 喧嘩せず 仲良くシェアしなければ。

    シジュウカラも好きな冬苺 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2020/11/18
    朝の光の中、白い湯気を通してパンを食べる光景、焼き目のついたパンに乗せたジャムの鮮やかな色さえも見えるようでした。
  • 秋という季節 - ururundoの雑記帳

    ガマズミ 朝 ドアを開けて表に出ると アスファルト道路が 黒く雨に濡れていた。 夜の間に 音もなく降り 草木も露を含んだ 美しい姿になった。 そして この空気の冷たさ。 秋が始まったばかりなのに まるで 初冬の寒さが 首筋から入り込む。 ストーブで湯を沸かし 網を載せてパンを焼く。 うっかりと 煙が出るまで気がつかない時もある。 大きなヤカンから 迸る様に出てくる湯。 その湯で淹れた紅茶。 廉価なティーバッグの紅茶でも 香り高く おいしくなるストーブの魔術。 小屋の壁に積まれた薪 煙突から立ち昇る煙 赤い木の実。 日暮れが早くなり 玄関の上の灯火が 暖かく感じる。 私にとって秋は 心がホッと一息入れる季節の様だ。

    秋という季節 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2020/10/13
    秋のひとときが詩のように美しい。