エフエム東京は2月29日、3月から東京、大阪、九州沖縄の1都3県で3月1日にサービスを開始する無料デジタル放送「i-dio」(アイディオ)の放送内容を発表した。i-dioは、地上アナログテレビ放送終了後に空いたVHF-Low帯(99M~108MHz)を活用する新しい放送――いわゆる「V-Low マルチメディア放送」の実用サービスだ。 i-dioは、スマートフォンやカーナビといった移動体を主な対象とし、映像や音声のほか、さまざまなデジタルデータを送信できる。エフエム東京、マルチメディア放送事業本部ゼネラルプロデューサーの森田太氏は、「ラジオ免許なら音声、テレビ免許では映像と音声の送信が義務づけられているが、i-dioのプラットフォームは二値(0と1)のデジタルデータであれば何でも送ることができる。受信路はさまざまな使い方ができるため、受信アプリをアップデートすることで機能が追加されていく“進