「架電」(電話をかけること)という言葉は、古い時代に判例で使用されてから、法律家の間で使用されるようになり、やがて官公庁や一般企業に広まっていきました。 「架電」の「架」は、「架橋」「架線」のように、物理的に何かをかける(作る)というニュアンスが強いため、国語学者は「架電」という言葉に相当抵抗があるようです。 従って、一部の例外を除いて、ほとんどの辞書には「架電」という言葉は記載されていません。 「入電」の反対語として「出電」というのもおかしいですし、当初誤用であった言葉がその後認知された事例はいくらでもありますので、そろそろ辞書に「架電」という言葉を記載してもよいと思います。 なお、yahoo辞書には記載がありませんが、goo辞書には記載があります。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B2%CD%C5%C5&kind=jn
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