2021年、30代女性はカナダ出身東京在住と名乗る男性に仮想通貨の購入を持ちかけられ詐欺被害に遭った。ロマンス詐欺の相手とのやり取り。稼げるとうたう一方、見返りには女性の手料理をあげ、親密な関係を引き出していた[被害者提供](時事通信フォト) コロナ禍でマッチングアプリの利用率が伸びており、それに伴いマッチングアプリが発端で起きるトラブルが増えている。しかも投資詐欺や国際ロマンス詐欺など、被害の種類も広がっているようだ。なぜマッチングアプリで詐欺被害が増えているのか。マッチングアプリでの見分け方や安全な会い方について、SNSなどでのトラブル被害に詳しい成蹊大学客員教授でITジャーナリストの高橋暁子さんに聞いた。 * * * コロナ禍で学校はオンライン授業、会社はテレワークなどになり、新しい出会いの機会が極端に減っている。その結果、恋愛につながる出会いも減ってしまっている。 大学の講義はほと