(3)に戻る 《令和3年に発生した京王線無差別刺傷事件の裁判員裁判で、服部恭太被告(26)への被告人質問が続いている。弁護人が質問する内容は、被告が事件を起こすに至ったいきさつに移っている》 《高校卒業後に就いた介護の仕事を辞めた後、短期のアルバイトなどを転々としたという被告。インターネットカフェでのアルバイトでは盗撮が発覚し、罰金30万円の刑事処分を受けたという。平成30年4月には、最後の勤務先となる通信企業にアルバイトで入り、その後、契約社員に登用された。一方で、中学時代から交際していた女性との関係も続いていた》 弁護人「女性との関係に進展はありましたか?」 被告「結婚を前提に同棲(どうせい)しました」 弁護人「同棲を始めた時期は?」 被告「令和2年の3月だったと思います」 弁護人「結婚の話はどの程度進んでいましたか?」 被告「両家の顔合わせや結婚指輪の種類、入籍の時期など、おおむね決
