400円のカフェラテを買ったり、本当に必要か定かではないガジェットに5万円出したりするのに、100円のアプリケーションの購入を躊躇してしまうのは何故なのだろうか?(Dan Ariely氏のブログ、本家/.)。 行動経済学者のDan Ariely氏はいくつかの理由を挙げてこれを説明している。まず一つに、例えばカフェラテを買う際には「飲み物」というカテゴリー内でしか比較・検討しないということがある。このため、100円のアプリケーションを買うときにそのアプリケーションで得られる相対的な喜びと400円のラテで得られる喜びとを比較することはない。頭の中でこれらの2つの決断は別ものなのである。 また、「アプリケーションは無料であるべき」という期待が培われてしまっているため、アプリケーションの価格に対する金銭感覚が厳しくなっているという点もある。AppleにとってはApp Storeの品揃えが豊富であれ