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ブックマーク / www.ringolab.com (11)

  • ピクサー流マネジメント術 天才集団はいかにしてヒットを生み出してきたか - 情報考学 Passion For The Future

    ・ピクサー流マネジメント術 天才集団はいかにしてヒットを生み出してきたか 『トイ・ストーリー』『バグズライフ』『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『Mr.インクレディブル』『カーズ』『レミーのおいしいレストラン』『ウォーリー』.....。ピクサー・アニメーション・スタジオが送り出したフルCGの10作品すべてが全米で大ヒットを記録してきた。映画業界でヒット率100%を続けるマネジメント術を、エド・キャットマルが寄稿した短い原稿と、それを検証する解説からなる軽めの。 社長が語るピクサー流管理の4原則とはこうだ。 1 真の才能を持った人間は非常に稀である。 2 管理職の仕事はリスク回避ではなく、危機が発生したときに素早く回復させることである 3 どんなときでも音で話し合わなくてはならない 4 思い込みを常に見つめ直し、ピクサーの素晴らしい文化を壊しかねない欠点を探し続けなくては

  • 困ってるひと - 情報考学 Passion For The Future

    ・困ってるひと 元気でビルマの難民研究に取り組んでいた女子大学院生が、突然に自己免疫疾患の難病を発病し、生き地獄のような闘病生活へ突入する。絶望のあまり死にたいとさえ考えるが、医者や看護師にも支えらて、なんとか前へ一歩ずつ進んだ日々を振り返った。難病であるから、簡単に治るわけもなく、今も彼女は闘病中だ。 生きる勇気をもらえるだ。陰々滅々とした闘病記ではない。気合一発で乗り切る根性でもない。著者は冷静に自分の苦境を分析して、生きるための戦術を立てる。常時高熱で薬漬けだから、ただ暮らすだけでも重労働なのに、病院外へ決死の外出を試みる。難病同士で恋までしているのは驚きだ。 次々に彼女を襲う悲惨な症状。だがユーモア感覚たっぷりに地獄の日々を語ってみせる。おしりの肉が腐って流れてしまっても「おしり大虐事件」発生だ、我ながらすごい話だな~、とネタ化してみせる。文章も抜群にうまい。ある意味これはエ

  • 影響力 その効果と威力 - 情報考学 Passion For The Future

    ・影響力 その効果と威力 人間関係における影響力とは何かを社会心理学的に総括する新書。よくまとまっている。とても勉強になる。そして面白い。 まず10の影響力が分類されて個別に説明されている。 1 賞影響力 賞のコントロール 2 罰影響力 罰のコントロール 3 専門影響力 専門的知識 4 正当影響力 高地位、資格 5 参照影響力 理想像 6 魅力影響力 魅力性 7 情報影響力 説得力ある情報の提示 8 対人関係影響力 コネクション 9 共感喚起影響力 苦境の提示 10 役割関係影響力 役割に基づいた要求 基は賞罰であり、その上に3~6の影響力が形成される。7~10は影響する人がリソースを持たない場合の影響力という分類になっている。 身近なところではたらく影響力の中身も解説が多くある。 たとえば、ある人を好意的に思うようにさせる要因 (a)近接性「近くにいる人、好きになる」 (b)容貌「見た

  • 食卓にあがった放射能 - 情報考学 Passion For The Future

    卓にあがった放射能 チェルノブイリ原発の事故に際して書かれた物の放射能汚染に関するガイドのアップデート新装版。原発事故が起きたらに対してどのように対応すればいいのか。 著者は高木 仁三郎(タカギ ジンザブロウ) 「1938年生まれ。理学博士。核化学専攻。原子力の研究所、東京大学原子核研究所助手、東京都立大学理学部助教授、マックス・プランク研究所研究員等を経て、1975年「原子力資料情報室」の設立に参加。1997年には、もうひとつのノーベル賞と呼ばれる「ライト・ライブリフッド賞」を受賞。2000年 10月8日に亡くなるまで、脱原発を貫いた市民科学者。」 放射線がどの程度人体に悪い影響を及ぼすのかは、専門家の間でも大きく違う。このでも紹介されているが、権威ある機関や専門の科学者の出した数字を並べると、 ■ガン死の危険率(1万人・シーベルトあたりのガン死数) 国際放射線防護委員会(IC

    lll_nat_lll
    lll_nat_lll 2011/05/19
    チェルノブイリ事故の際には食については自衛することが重要だという結論が書かれている。「興味深いのは、食生活に気をつけた人(汚染の高いものを避けた人)と食生活に気をつかわなかった人の汚染度の差が歴然とし
  • オリクスとクレイク - 情報考学 Passion For The Future

    ・オリクスとクレイク ちょうど原発が水素爆発した時期にひとりで怯えながら読んでいた傑作SF小説。バイオハザードが起きた研究所と、福島第一原発がだぶって見えてくるのは仕方がないが、ハイレベルの作品なので、そろそろ、おすすめ。 エリート科学者たちが研究開発したバイオテクノロジーが暴走し、世界が破滅。人類最後の一人になってしまった主人公ジミーが、遺伝子操作で生まれた奇妙な生物に囲まれながら、そこに至るまでの破綻の道のりを回顧する。『侍女の物語』のマーガレット・アトウッドの最新邦訳。 人類は、エリート科学者が住む<構内>と庶民が住む危険な<ヘーミン地>に分かれて暮らしている。少年時代を共に過ごしたジミーとクレイクは、一緒に見たポルノサイトで美しい少女オリクスをみつける。その姿は二人の記憶に強烈に焼きつく。やがて高校で理系の才能を開花させて<構内>の階層の頂点へとのぼりつめていくクレイク。反体制派の

  • 人は放射線になぜ弱いか 第3版 - 情報考学 Passion For The Future

    ・人は放射線になぜ弱いか 第3版 初版は1998年。放射線医学の権威が書いた。 敢えて増刷に際して「東日大震災による原発事故にともなう放射線被ばくリスクに国内が大揺れしています。今回の被ばくは生命に危険を与えることは全くありません。書はその科学的根をしたためています。」という1ページを冒頭に配した。 文では「チェルノブイリ事故後10年間の追跡調査の結果はつぎのことを証明した。原発事故の放射能を被ばくしても子どもの白血病の危険は心配無用!」と枠付きで記述している。安心したい人はこれを読むといい。 放射線の人体への影響を科学的に解説するである。人体は放射線に弱くて強い(強い放射線には弱いが、微量には強い)とし、低線量被ばくの危険性については、まったく問題ないと断言する。 「低レベル被ばくのときは、他の発がん要因によるかく乱のため疫学的手法はあてにならないことが多い。」 「生涯被ばく

    lll_nat_lll
    lll_nat_lll 2011/05/04
    放射線によるがんや突然変異は自然におこっているものと同じであるから、0.01%の生命の危険率は、個人にとっては心配しなくてもよいが、1億人の集団では1万人の障害者を出すことを心配しなければならない程度だと結論
  • 「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 - 情報考学 Passion For The Future

    ・「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 ソーシャルネットワークとコミュニケーション重視の時代の問題提起。 「家族や仲間の承認のみを求め、それ以外の人々の承認を求めないのは、多くの人間の賞賛を求める野心とは無縁な、ある意味で堅実な生き方のように思えるかもしれない。理解してくれる人が少しでもいればそれでいい、という思いも十分に理解できる。しかし、見知らぬ大勢の人々の承認など不要だとしても、自らの行為に価値があるのかないのか、正しいのか間違っているのかについて、身近な人間から承認されるか否かのみで判断し、それ以外の人々の判断を考慮しないとしたら、それはとても危険な考え方である。」 価値ある行為を行う、それに対して、他者から承認を受ける。この基ルールでの人間の成長が難しくなってきている。価値観の多様化によって社会共通の価値観が崩れ、「価値ある行為」が限定的なものになってしまったことに原因が

  • 日本辺境論 - 情報考学 Passion For The Future

    ・日辺境論 非常に面白い。わかりやすい。いいだ。 日人の島国根性の質を「辺境人」としてずばり言い当てる。 「ここではないどこか、外部のどこかに、世界の中心たる「絶対的価値体」がある。それにどうすれば近づけるか、どうすれば遠のくか、もっぱらその距離の意識に基づいて思考と行動が決定されている。そのような人間のことを私は書ではこれ以後「辺境人」と呼ぼうと思います。」 かつては中国であり、欧米列強であり、今はアメリカあたりが中心になっている。 「私たちに世界標準の制定力がないのは、私たちが発信するメッセージに意味や有用性が不足しているからではありません。「保証人」を外部の上位者につい求めてしまうからです。外部に、「正しさ」を包括的に保証する誰かがいるというのは「弟子」の発想であり、「辺境人」の発想です。」 このが面白いのは、辺境人だからダメだ、というのではなくて、辺境人の強さもあるとい

    lll_nat_lll
    lll_nat_lll 2010/01/25
    日本人の島国根性の本質を「辺境人」としてずばり言い当てる。 「ここではないどこか、外部のどこかに、世界の中心たる「絶対的価値体」がある。それにどうすれば近づけるか、どうすれば遠のくか、もっぱらその距離
  • 2009年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 - 情報考学 Passion For The Future

    2009年にこのブログで紹介した小説・創作作品の中から、これは当によかったと思うランキングで1ダース並べてみました。私が2009年中に読んだというのが基準なので、昔に発表された作品もかなり含まれています。 小説に順位をつけるのは難しいのですが、1位は万人におすすめできるということで選びました。URLをクリックすると書評エントリへ、表紙画像をクリックするとアマゾンへ飛びます。 ・2008年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/01/2008-3.html ・2007年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 http://www.ringolab.com/note/daiya/2008/01/2007-5.html ・2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 http:

  • 「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム - 情報考学 Passion For The Future

    ・「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム 戦闘という極限状態における人間の心理と生理メカニズムを「戦争における「人殺し」の心理学」の著者で元米国陸軍士官学校教授のデーヴ・グロスマンが語る「戦士学」。前作に匹敵する中身の濃さとボリューム。 現実の戦闘はドラマのようにかっこよくはいかないものらしい。たとえば第二次世界大戦時の米兵の四分の一が尿失禁の経験があると認め、八分の一は大失禁したと認めている。激戦を経験した兵士の半分が尿を漏らし、四分の一が大便を漏らしたと認めている。9.11テロにおいても生存者の大半が大小失禁をしていた。 戦闘は人間の心身を追い詰める。兵士の心拍数が175回/分を超える「黒の状態」になると、肉体的精神的に緊急時の身体反応モードに移行する。身体が自動操縦モードになって反射的に撃ってしまうことがある。トンネル視野になって視野が狭くなり、選択的聴覚抑制が起きて銃はポン

  • 2008年度 書籍売り上げランキング ベスト20 - 情報考学 Passion For The Future

    今年このブログの紹介記事を経由してAmazonで販売されたの売り上げ冊数ランキングです。今年は意外なが1位になりました。 ・2007年度 書籍売り上げランキング ベスト20 http://www.ringolab.com/note/daiya/2007/12/200720.html ・2006年度 書籍売り上げ ベスト20 http://www.ringolab.com/note/daiya/2007/01/200620.html ・2005年度 書籍売り上げランキング ベスト20 http://www.ringolab.com/note/daiya/2005/12/200520.html ・2005年度 書籍売り上げランキング ベスト20 http://www.ringolab.com/note/daiya/2004/12/6-1.html ■1位 科学する麻雀 http://www

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