©Disney Enterprises,Inc. 公開中の『塔の上のラプンツェル』(原題:Tangled) を観てきた。(以下ネタばれあり) ディズニーアニメ50作目、初の3D作品。母親に束縛されていた女の子の自立の物語。 「母」を裏切ることへの罪悪感と、外の世界への強い憧れの間で逡巡、葛藤するヒロイン像は、これから親離れしていこうとする若い女性の共感を呼びそうだ。「娘」を心配し庇護するふりをしつつ無力感を植え付け、自分のナルシシズムのダシにして共依存関係を図る業の深い毒母も、リアルなモチーフに思える。 時代のロールモデルを反映してきたディズニーアニメのヒロイン達。初期の『白雪姫』(1937) や『シンデレラ』(1950) や『眠れる森の美女』(1959) での、白馬の王子様を待つ受け身で純真無垢で心優しいお姫様というジェンダー・ステレオタイプは、好奇心旺盛で行動的なキャラとして描かれた『
![魔法の髪の処女 - 『塔の上のラプンツェル』 - ohnosakiko’s blog](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ab5d7097e2428252b65266fd3901a49d320402c8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fo%2Fohnosakiko%2F20110325%2F20110325185524.jpg)