第144回芥川賞に選ばれた朝吹真理子さんは、26歳で現役の大学院生。 祖父、父親ともに仏文学者という家庭に育ち、去年、デビュー作が文学賞を受賞など、華やかな話題の多い方です。 昨夜の受賞記者会見では、独自の「朝吹ワールド」が伺えました。 記者会見のほぼ全文掲載です。 朝吹さん) まず、芥川賞の最終候補にしていただくまでの間にたくさんの日本文学振興会の皆さんに作品を読んで頂けたことを大変うれしく思います。ありがとうございます。 そして芥川賞の選考委員の方々に作品を手にしていただけたこと、そして賞をちょうだいしたことに大変うれしい気持ちと畏怖との両方の気持ちが、ないまぜになっている状態です。本当にありがとうございます 問)今回の受賞の報告をご両親には?また今回の作品、お父さまのフランス文学との関係は? 朝吹さん) まず両親への報告ですが、電話で受賞のお知らせをちょうだいしたあとに、電話で父と母