千葉・幕張で開催されている「デジタルサイネージジャパン(DSJ)2009」で2009年6月10日、NTTで技術・成長戦略を担当する宇治則孝副社長(写真)が「サービス創造グループを目指すNTTのデジタルサイネージへの取り組み」と題した基調講演を行った。宇治氏は、新たなメディアでありツールとなりえるデジタルサイネージを活用することで、新たな市場を開拓できると力説。電通などと共同で行った今年2月の実証実験では、デジタルサイネージを用いることで、「我々の当初の予想に反して、ビールの広告は朝の時間帯が効果的であることなどが分かった」と具体的な事例も提示した。 NTTや電通などが行った実証実験は、1日350万人が視聴できるという規模感で実施したもの(関連記事)。その成果を初めて語った今回の講演で、宇治氏は「個々のデジタルサイネージの端末がネットワーク化し、場所、時間、状況にマッチした広告を動的に切り替