南米コロンビアの政府と反政府武装集団コロンビア革命軍(FARC)は26日、キューバの首都ハバナで行われていた和平交渉の第1テーマ「農地・農業改革」で合意に達しました。合意は零細農民への農地提供、総合的な農村開発を含みます。今後の交渉の進展は予断を許しませんが、半世紀にわたり敵対してきた両者が初めて具体的な合意文書に調印したことは「歴史的な一歩」と歓迎されています。 貧困とのたたかい コロンビアでは大土地所有者が広大な土地を支配する一方、土地を持たない零細農民が開発から取り残されてきました。調印された文書は、「平等と民主主義を伴ってコロンビアの農村・農業の現状を抜本的に変革する始まりとなる」と宣言し、貧困とのたたかいを中心課題として位置づけています。 また「土地を持たない、あるいは不十分な土地しかない農村住民の多くが土地を入手できるよう追求する」と述べ、その方策として「平和のための土地基金」
![コロンビア和平交渉/農地・農業改革で合意/政府と反政府武装集団 「歴史的一歩」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8510216a130e7d5e9d1c2a4860958f4849328594/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.jcp.or.jp%2Fakahata%2Fweb_img%2Fakahata-kakusan.jpg)