「今を戦前にしないために~戦後70年記念シンポジウム」(日本弁護士連合会主催)が8日、東京・霞が関の弁護士会館であった。加藤陽子・東京大教授(日本史学)が「今だからこそ問う~日本はなぜ戦争を止めることができなかったのか」と題した講演で、戦前の歴史と現在を比較して学ぶことの大切さを語った。約350人が参加した。 講演に続く座談会で、山崎拓・元自民党副総裁が「かつてのような活発な議論はなく、自民党は戦前の大政翼賛会的になっている」と指摘。安全保障関連法案に触れて「国策を誤ることになる」と述べた。 南野森・九州大教授(憲法)は「憲法を変えずに自衛隊のあり方を根本から変えるような差し迫った状況があるとは思えない」と語った。加藤教授は「戦争中に軍部が秘密を独占し、国は存亡の危機に陥った。憲法9条が軍という秘密を管理する集団を生まないという決意でできた、そのことの意味を考えてほしい」と述べた。
「日本は平和に対する脅威となろうとしている」豪州国防軍アカデミーに客員教授として招かれているG・オースティン教授(米誌ディプロマット)が語る日本のハイリスク安保政策の問題点 「日本が南シナ海問題の軍事的な側面に介入することにより、ほとんとが政治的な問題で、軍事的側面はそのごく一部でしかなかった、これまできわめて低強度な紛争でしかなかった問題が、全般的に平和に対する脅威を示す事態と見なされるおそれがある」 豪オースティン教授が日本を「平和に対する脅威と見なされるかもしれない」とする理由。①米海軍は単独で有事に対処できる。②杜撰な分析に基づいた防衛白書で直接中国を敵対視し緊張を煽った。③南沙諸島の領有権はサンフランシスコ講和条約で放棄されている。日本の介入は日本の侵攻の意思を示す。 豪オースティン教授によると、日本は防衛白書にあるように、南シナ海での軍事行動を商用航路即ちシーレーン防衛の為だと
先日のブログでこれについて永江論を展開したのですが、同じような見解が意外と多いのに驚きました。 永江論は以下 そもそも集団的自衛権は、私も本当に必要なら憲法改正した上でやるべきだと思う。それをしなかったからもめた。しかし以下のようなかたちで中国を牽制するために急ぐ必要があったのではないかと。憲法改正に失敗したら一気に中国が侵攻拡大してくると考えてそのリスクを採らなかった。 安倍さんがキチガイで戦争に突き進みたいとかいう方たちに言いたいのだが、世の中にそんな人いないって。そんなの考えてるの過激派だけだって。内戦で革命起こしたいわけだから・・。 いま、南沙諸島での埋め立てとか空港建設など中国の侵略が日常的に急ピッチで進んでいて、アメリカや、日本やオーストラリアに東南アジア各国から助けを求められてます。日本も中古の巡視艇を供与したりはしてますが・・。 中国は自国の領土を主張してる範囲見てよ。これ
今週にも参議院での審議に入るとみられる安保法制だが、強行採決という安倍首相の暴挙に、国民の怒りの声はおさまらない。それを裏付けるように、昨日までの三連休のあいだにも、全国各地で安保法制に反対する抗議運動が展開された。 だが、こうした“安保法制反対”のデモが高まる一方で、水をさすように、デモを冷笑する著名人たちも現れつつある。 たとえば、ホリエモンこと堀江貴文は、こんなツイートを投稿した。 〈安保デモとかに参加してる奴らってアポロが月に行ってないとか本気で信じてるような奴らだよな。。〉〈(安保に賛成?反対?という問いに)正直どっちでもいい〉 ホリエモンが何を言いたいのかわかりづらいが、たぶん、安保法制に反対している人びとはリテラシーが低い、とでも言いたいのだろう。戦争法案? 何それ。徴兵制になるとか本気で信じてるわけ? まじウケるんですけど──という、ネット上でもよく見られるこの手の意見をホ
安保法制について考える前に、絶対に知っておきたい8つのこと 伊勢崎賢治『戦場からの集団的自衛権入門』から 国際 #安保法制#集団的自衛権 国連PKO上級幹部として、東ティモール、シエラレオネの戦後処理を担当。また日本政府特別代表としてアフガニスタンの武装解除の任に就き、紛争屋として、戦場でアメリカ軍、NATO軍と直接対峙し、同時に協力してきた東京外国語大学教授の伊勢崎賢治氏。日本人で最も戦場と言う名の現場を知る氏が昨年刊行した『日本人は人を殺しに行くのか 戦場からの集団的自衛権入門』から、安保法制について考える前に、有権者全員が心に留めておきたいことを以下に記す。(構成 / 編集集団WawW ! Publishing 乙丸益伸) そもそも集団的自衛権の「集団」と、集団安全保障の「集団」では意味が違います。前者における集団は「同盟国」のみを指し、後者における集団は「国連加盟国全体」を指してい
「次は徴兵?」平和安全保障法案(いわゆる安保法案)を巡って、国論が大きく揺れている。 同法案の反対派は、集団的自衛権の行使が認められることで日本の安全保障とは直接関係のない紛争にまで巻き込まれる可能性を指摘する。これについては筆者も一定程度、そのようなリスクは認めざるを得ないと考える。 ただし、この法案を「戦争法案」と呼び、可決されるやただちに戦争が始まるとか(どことだろうか?)、徴兵制が敷かれるといったややヒステリックな反対論者の姿を見ることも少なくない。 特に徴兵制に関しては安保法案とほぼ無関係であることは明らかであるが、「次は徴兵制だ」という議論は根強い。たとえば今年6月、民主党の枝野幹事長は仙台市内の演説会で次のように述べている。 憲法解釈を都合よく変えてよいとなったら、次は「徴兵制」ですよ、みなさん。徴兵制だって、集団的自衛権と一緒で、憲法に明確に(禁止と)は書いていない。集団的
id:the_sun_also_rises 氏の thesunalsorises.hatenablog.com この記事についてだけど Mukke氏は、エスニック問題*3に興味と関心を強く抱いていると思っている。そういう人が今の沖縄の状況をみて、先日の「スコットランド独立の是非を巡る住民投票」のような「平和裏の投票」を期待する気持ちはわかる。 ただ問題は、そういった人は期待が先に立ち、私が一番重要だと思う視点、つまり「本当に平和裏に沖縄でそんな投票ができるのか?」という安全保障上の視点を欠いている点だ。Mukke氏もしかり。琉球新報もしかり。安全保障に関する問題を論じているのに関わらず、どんなことをしても平和が崩れないことを議論の前提としている。そういった論が常に成り立つのならば、世界はどれほど幸せであったろうか? 結局 id:the_sun_also_rises氏が何を持って「平和裏に投
土山実男『安全保障の国際政治学―焦りと傲り』を読む。 安全保障論の良本である。 amazonの書評が丁寧なので、ぜひ目を通しておくこと。 最低限、「第1章 はじめにツキュディデスありき―国際政治の焦りと傲り」は読んでおくこと。 古代ギリシア時代の古典もバカに出来ないことがわかる(当たり前だw)。 近代の安全保障論より、よほどツキュディデスの方が冴えていた。 (本書では、「ペロポネソス戦争の叙述を通じてその根本的な戦争原因をアテネとスパルタの勢力不均衡にあると論じ、戦争の脅威は個人の心理状態ではなく外部的な勢力状態に因ると強調した」という風に要約されてしまう従来のツキュディデス解釈を批判し、その解釈が一面的であることを論じている。) その辺は、よそのブログさんのこちらの記事でも紹介されているので、是非ご一読ください。 気になったところだけ。 本書のカギ概念について(89頁)。 「セキュリティ
「北炭夕張新炭鉱ガス突出事故」 爆発後は坑内に大量の黒煙と熱が充満し、火災も収まる兆しが見えなかったことから密閉作業が行われた。密閉作業は坑口を塞ぐもので、坑内の避難器具(通称ビニールハウス)への空気供給を止めるものではなかったが、それでも火災が収まらなかったことから、会社側は注水による鎮火の検討に入った。 この時点で坑内には59名の安否不明者が取り残されており、注水は坑内にいるこれらの不明者を見殺しにする措置の為、安否不明者の家族の猛反発を受けた。中には林千明社長(当時)に「お前が入れ」と迫る者もいた。(Wikipediaより) http://www.miike-coalmine.org/akagami/aka13.html 昭和56年10月22日 続きを読む
(09/29)日本外交の将来像 (09/28)生活保護急増中 (09/26)ジャンキーな気分 (09/25)中国漁船拿捕事件の深層・下 (09/24)中国漁船拿捕事件の深層・上 (09/22)為替介入は正当か? (09/21)映画化したい時代劇 (09/20)精神科も崩壊へ (09/18)祝・DVD発売! (09/17)マウント&ブレード:ウォーバンド 中国漁船拿捕事件の深層・下 by ケン (09/27) 中国漁船拿捕事件の深層・下 by 一庶民 (09/26) 中国漁船拿捕事件の深層・下 by Sgt_Sunders (09/26) 中国漁船拿捕事件の深層・下 by T (09/26) 中国漁船拿捕事件の深層・下 by Агонёк (09/26) 中国漁船拿捕事件の深層・下 by o-tsuka (09/26) 中国漁船拿捕事件の深層・下 by han
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