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2012年6月2日のブックマーク (12件)

  • 多数派であることのリスクについて - 内田樹の研究室

    神戸新聞に隔週で「随想」というコラムを書いている(これが二回目)。神戸新聞を読んでいない方のために再録しておく。 これは先週書いたもの。 橋下大阪府知事は、持論である大阪都構想に賛成の市職員を抜擢し、反対する市職員を降格するためのリスト作りを維新の会所属の大阪市議に指示した。 首長選の候補者が選挙に先立って公約への賛否を自治体職員の「踏み絵」にするというのは異例の事態である。 公務員が遵守義務を負うのは、憲法と法律・条例と就業規則だけのはずである。「大阪都」構想は、その当否は措いて、今のところ一政治家の私念に過ぎない。それへ賛否が公務員の将来的な考課事由になるということは法理的にありえまい。 まだ市長になっていない人物が市職員に要求している以上、これは彼に対する「私的な忠誠」と言う他ない。彼はそれを「処罰されるリスクへの恐怖」によって手に入れようとしている。 私はこの手法に反対である。 脅

  • 利益誘導教育の蹉跌 - 内田樹の研究室

    「世界に通用する人材育成」をめざして橋下徹大阪市長が府知事時代に始めた「TOEFL上位校に破格の助成金を与える施策」が行き詰まっている(朝日新聞5月11日朝刊)。 府は50校分5億円の助成金を準備したが、参加校はわずか8校。基準点をクリアできたのは4校。すべて私立だった。 一位の関西学院千里国際高等部は私も入試部長時代に営業に行ったことがあるが、帰国子女が多く、ほとんどアメリカのハイスクールみたいな雰囲気の学校だった。 授業を英語でやる学校とふつうの公立高校が英語のスコアを競っても勝負にならない。 助成金1800万円を受け取った千里国際は、生徒全員にiPadを配付したそうである。 でも、受け取った側もあまり浮かない顔をしている。 英語で授業をやっている学校がハイスコアを取るのは当たり前で、「現実に通用する英語教育大阪全体で実現する」という政策の成否とはあまり関係ないのですが・・・という教

  • Twitter / sweets_street: ハイエクさんが生き返って名前を見たら

    ハイエクさんが生き返って名前を見たら、絶望して憤死しそうなメンツばかりですね RT @Kirokuro: 日でハイエク持ち上げる輩というと、渡部昇一・池田信夫・中川八洋・潮匡人…

    Twitter / sweets_street: ハイエクさんが生き返って名前を見たら
  • ツイッターで拾った名言/「議論できない子の特徴」 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

    いいツイートだったのでメモする。 1 http://t.co/rtpDxnJ1 論点は融通無碍に横断するけど結論は断固維持するってのが、議論できない子の重要な特徴のひとつ。 議論できない子の特徴。自分に見えていないことは実在しないと信じている。記録映画事件が映されていないから事件はなかったと主張する類。「目撃しなかった」証言を一生懸命に集めている。「目撃しなかった」証言をたくさん集めたら「目撃した」証言を相殺できると思ってるらしい。 議論できない子の特徴。自分の見解に否定的な人間は少数であると信じたがる。複数の人間から否定的見解が表明されると、そうした人間が実は裏側でつながっていて集中砲火を浴びせている、あるいは同一人物が複数を装っているのだと考える。支持者が多数である方が正しいと思って、不安になるようだ。 議論できない子の特徴。論者の資質を前提にするか、またはその証明を目的にする。「あ

    ツイッターで拾った名言/「議論できない子の特徴」 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記
  • 「片山批判」意見広告プロジェクトの主催者を直撃した! | 日刊SPA!

    ネット上で紛糾しているお笑いタレント・河準一さんの母親による生活保護受給騒動。 議論の契機になった片山さつき参議院議員に対して、反論の声を挙げるべく「新聞に意見広告を出そう」という動きが浮上し、話題を呼んでいる。 「Civil Action Japan」(以下CAJ)と名付けられたこの運動の発起人は、以前誌が報じた「[右翼だって反原発!]その主張を聞いてみた」において、保守の側からの脱原発運動を語ってくれたnoiehoie氏。(記事はこちら⇒ https://nikkan-spa.jp/167718) CAJ立ち上げのきっかけは同氏が書き込んだ5月27日のツイート、「金さえあったら、新聞に、『片山先生、貴方は間違っています』『河さんは悪くない』『健康で文化的な最低限の生活とはなんだろう』『制度改正のために、個人を批判する必要はありません』という、意見広告出したろうかなと思う。賛同者い

    「片山批判」意見広告プロジェクトの主催者を直撃した! | 日刊SPA!
  • 剥製の行方 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

    ウチには老父が長年狩猟した獣の剥製がそれなりにたくさんある。 猪と鹿の剥製を老母が捨てる捨てる言うてしつこいが、それはもったいないと思い、地元観光協会に相談したところ、ペンションのオーナーが引き取ってくださった。 立派な熊の剥製がウチにはあるはずだが、どうも老母が父に内緒で捨てたらしい、少なくとも老父はそう疑っている。老母は捨てていないと言い張っているが、どうなんだろうね。 ところでウチの館をもうちょっと広く作れば、これら剥製も飾りとして有効活用できただろうに、ムダに狭く作っているため、置けない。アナグマの剥製が今余っているのだが、これなら飾りとして置けるだろうか。送料別で2000円くらいで誰か引き取ってくれないものだろうか。 感じるところのある同志は     をクリックされたし

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  • 第二回世界メディア芸術コンベンションと小熊英二 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

    小熊英二先生が文化庁第二回世界メディア芸術コンベンション「想像力の共有地(commons)」http://www.simul-conf.com/icomag2012/index.htmlで講演されるというので、行ってきました。 最初、隣の国立新美術館と会場を間違えて、ついでなので『まどか☆マギカ』展も見てきました。展示は撮影禁止でした。 コンベンションは政策研究大学院で行われた。入場者は200人くらいかなあ。落ち着いていてよい感じでした。 以下、ごく粗いメモ。発言者の言葉そのままでは全然ない。 1 マンガとアニメーションの越境性・戦後日社会の検証 小熊英二講演メモ 戦後日で、なぜ質の高いマンガ・アニメが作られたか。 1950-60年代の日の経済指数は発展途上国並みだった。しかし識字率は高かった。読書映画が最大の娯楽だった。 日は国内市場は大きい。国内市場が小さいと初めから世界市場

    第二回世界メディア芸術コンベンションと小熊英二 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記
  • 『ネットと愛国』読了 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

    1 『ネットと愛国』読了。刺激的。良書。 「在特会」をきっちりと取材していることがまず凄い。取材者の安田浩一は、「在特会」の心情に沿おうとして努力している。そこが立派だ。 そこから浮かび上がる、「憤晴らし」だけが目的である「在特会」の姿というのも凄い。 読んで諸々連想した。私と「在特会」は色々似ているから。ネットを「市民活動」のツールにしている(していた)ところとか。ネットというインフラの中から生まれたのが表現規制反対運動と「在特会」だ。だからファシズムとボルシェヴィキズムが姉妹な程度に私と「在特会」は兄弟だ。 「在特会」関係者が「ネットDE真実」に目覚めたのは2000年以降が多いようだ。意外と遅いな、と思った。プチナショナリズムが懸念されたのはそれより5年くらい前だ。ネオリベラリズム的「空気」というかそういうのを吸って誕生したものだろうな、とか思う。 「在特会」が彼ら自身のことを「市民

    『ネットと愛国』読了 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記
    lotus3000
    lotus3000 2012/06/02
    北守氏の証言が興味深い。
  • 表現規制反対運動と「在特会」は何が違ったか - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

    http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20120522/1337704072の続き。以下、身も蓋もないというか、なことを記す。 「表現規制反対運動」に人生のかなりを費やされた親友と『ネットと愛国』をもとに、「在特会」と「表現規制反対活動」の相似性・差異性について話をした。『ネットと愛国』を読了していたのは私のほうだけだったので、ちとアレなのだけど、以下書きおく。 1;「在特会」は、工業高校の「おとなしい」生徒が、工業高校的エトスを基盤に、工業高校的「はねっ返り」をいい歳して行っている、そういう「運動」である。 2;「在特会」は、「承認欲求」の発露であり、政治的獲得とかはどうでもいいという「運動」である。 「表現規制反対運動」は、それなりに創作能力がある・創作発表能力がある人が中心で、承認欲求のほうは創作活動の方でそれなりに満たしていた。そのため、結果として、ロビー活動

    表現規制反対運動と「在特会」は何が違ったか - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記
    lotus3000
    lotus3000 2012/06/02
    多分に新しい親密圏に対応できなかったことが旧社民・共産にあったんだろうな。
  • 日本人が底抜けのバカ揃いであるのは、「定型文」を由とするから。「東大話法」とは「定型文」ストック。 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

    1 私はしばしば陰謀論の人だと評される。 陰謀論というのは、ヒトはそれ程バカ揃いなわけがない、という前提で考えて社会の不条理に解答を求めようとするとき生まれる。 いや、人間はバカ揃いであり愚か者ばっかりなのだ、という前提で理屈が通るときには陰謀論を唱えるべきではない、とされる。 私は日人の知能程度は底抜けのバカ揃いではないはずだ、と、長く思っていたんだが、知能程度がパーなわけでなくとも底抜けのバカな行為をしつっこく行うのは、日人の「民族性」に由来するかも、と、思いを変えた。 「民族性」とか「国民文化」とかいう言葉もよくよくのことがないと使っちゃいけない言葉なのだが。 「日人は、『定型文』をバカの証明だとは思わず、むしろ賢さの証明だと錯覚する民族性がある」 と気づいた。 「定型文」については内田樹の以下リンク先参照されたし。 http://blog.tatsuru.com/2010/0

    日本人が底抜けのバカ揃いであるのは、「定型文」を由とするから。「東大話法」とは「定型文」ストック。 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記
    lotus3000
    lotus3000 2012/06/02
    定型文は必要として認めるけど、定型文のバージョンアップが全然制度化されてないのが厄介。フランスのような制度化された哲学教育とはまさにそのためにあるのではと愚考。
  • 親族の扶養義務徹底…自民、生活保護法改正案を提出へ ― スポニチ Sponichi Annex 社会

    親族の扶養義務徹底…自民、生活保護法改正案を提出へ 自民党は31日、生活保護に関するプロジェクトチーム(PT)会合を党部で開き、座長の世耕弘成参院国対委員長代理が、受給者の親族に扶養義務を徹底させる生活保護法改正案を議員立法で今国会に提出する意向を表明した。会合後、記者団に「6月21日の会期末までに提出する」と明言した。  改正案は、親族のうち特に親子間の扶養義務を強める。扶養義務に関する自治体職員の調査権限拡大も検討している。

  • 顔面食いちぎり事件、全米を震撼させたマイアミ・ゾンビの正体 - エキサイトニュース

    5月26日の午後2時頃、マイアミの明るい日差しの中、車が行き交う道路のすぐ脇で、一人の男が60代の男の顔面をいちぎっていた。警察官が銃で撃ってもべるのを止めなかったため、そのまま射殺された。 男を止めるまでに12発もの弾丸が必要だった。加害者の男性30代の黒人で、全裸だった。 銃撃されても止めずに死ぬまで人間の顔をかじり続ける裸の男。ここまで状況が異常だと、報道する方もフィクションをたとえに出すしかない。初期に事件を伝えたマイアミ・ヘラルドは「ハンニバル・レクターみたい」と表現していたが、アメリカで人をべると言えばゾンビ。以降の記事では当然のようにゾンビという文字が必ず入っているし、ひどいものでは加害者をゾンビワナビーと呼んでゾンビ映画の影響を示唆している記事もあり、加害者にはマイアミ・ゾンビ、または、フロリダ・ゾンビというあだ名がついた。 当然ながらアメリカのゾンビファンは大興奮で

    顔面食いちぎり事件、全米を震撼させたマイアミ・ゾンビの正体 - エキサイトニュース