料理のおいしそうな匂いを嗅いだり、写真を見たりすれば、食欲をそそられる。その、そそられる度合いが、太った人とそうでない人では違う――このことが、アメリカ国立衛生研究所の最近の研究で分かった。 太った人はそうでない人と比べて、料理の匂いや見ためなどにより強く惹かれているのだ。 太った人に特徴的な脳内ドーパミンの活動パターン 料理を見たり、嗅いだりしたときに、太った人の脳内には、特徴的なドーパミンの活動パターンが現れる。習慣形成に関わる脳領域でドーパミンの働きが活発になり、快楽や快感に関係する「報酬領域」では逆に不活発になるというパターンだ。 ドーパミンは「快楽物質」とも呼ばれており、何かをやる気にさせる、やる気を起こさせるために重要な脳内物質であることが分かっている。 太った人は習慣で物を食べ、しかも満足しにくい 習慣形成に関わる脳領域でドーパミンが活発に働くということは、習慣づけが行なわれ
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