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ブックマーク / ameblo.jp/hiromiyasuhara (3)

  • 『刑務所の風景』

    私のブログで何度かご紹介させていただいている龍谷大学教授 浜井浩一氏の新刊「刑務所の風景―社会を見つめる刑務所モノグラフ 」が先般出版されました。アマゾンでちょっと品切れだったので書くの遅くなってしまいました。 「法学セミナー」で連載をしていたときから、一部の読者の間で話題になってた連載です。 「刑務所もの」というカテゴリーがあるとすれば、このはそこによく見られるある一定のイデオロギーから刑務所の実情を批判したり、暴露したり、面白おかしく書いた類のではありません。 書のなかで浜井先生も書いてますが、あたかも一般人が突然軍隊に放りこまれたような、その違和感を率直に書き綴ったのがこので、そこに貫かれているのは浜井先生のある種の「ふつうさ」です。たとえば、森達也さんの「A」「A2」はオウムの施設に入ったふつうの人がオウムの施設の窓から外を見たときに、外側が「なんか変?かなり変?」っていう

    lotus3000
    lotus3000 2010/12/11
    ”こういう本を読むと、内容もさることながら、異世界のふつうさと異世界のふつうさがぶつかったときに、人の心をうつ文章というのは書けるものなかなあ・・。”
  • 『「世論の曲解」菅原琢』

    世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書)/菅原琢 屋さんでパラパラと読んでいて、おもしろい!と思って即買。あとがきを読むと、「犯罪不安社会」、 「子どもの最貧国・日」 でもお世話になった担当編集、黒田さんではないですか。骨のある著者を出されますねえ。刺激になります。後藤さんも評価、参照されつつ、データの解釈のところできちんと批判されていて、はじめて内容で指摘受けられたんじゃないかしら。きっとこの喜ぶだろう、お知らせしなきゃと思っていたら、すでにtwiiterで喜んでいらっしゃいました。まだちゃんと読み込んでいないので、内容についてご紹介するのは、今控えますが、「このように若者の右傾化をめぐって、いくつかの見解、議論が各所から提示されている。しかしこれらの指摘は、それが新書や雑誌記事という媒体でなされていることを考慮しても、実証性に乏しいものばかりである。これらの議論で取り

    lotus3000
    lotus3000 2009/12/30
    人文知と統計の関係について。まさしくデータベースの知性の問題点だとおもうんだけど。/辞書作りでもデータベースと統計は密接な関係があるのだが。
  • 『人は住むためにいかに闘ってきたか。』

    ハローワークのワンストップサービス、そして住宅支援について濱口先生 のところでも言及されていて、そうですよねーと思っておったところなのですが、棚片付けてたら、探していたが出てきたのですーー。うれしいー。たまには棚整理してみるもんだ。 人は住むためにいかに闘ってきたか―欧米住宅物語/早川 和男 厳密にいうと、上で貼っているは新装版なので、出てきたのは、旧版(新潮選書)なのですが、これは、新装版にした版元えらい!名著です。70年代から日の「住宅福祉の貧困」をずーっと言ってらっしゃる第一人者の先生と言ってもよいのではないでしょうか。若いときに読んで感動したです。以前紹介した平山洋介先生の「住宅政策のどこが問題か 」でも触れられていた日住宅政策における大きな事件、75年の福岡県の老人がおこした単身者入所に関しての裁判なのですが、その証言にも立たれた方。もともとはこのは「欧米住宅

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