昨年2月から閉鎖していた大須演芸場(名古屋市中区)が22日、約1年7カ月ぶりに再開した。第一弾のこけら落とし興行には、桂文枝さん、柳亭市馬さんなど東西の著名落語家ら13人が出演。待ちかねた超満員のファン約200人が口演を楽しんだ。 午後1時に出演者らが高座に並び、次々と口上を披露。最後に文枝さんが「末永く盛り上げてほしい」と述べ、客席とともに手締めで祝った。落語家らは巧みな話芸で聴衆を沸かせ、午後六時半からは地元芸人による寄席も開かれた。 市馬さんは「芸所名古屋の象徴的な存在になってほしい」とコメント。桂ざこばさんも「名古屋は東京と大阪の中間。名古屋らしい寄席ができるといい」と期待を込めた。人気が出る前に出演したことがあるビートたけしさんも「復活バンザイ」と祝電を寄せ、明石家さんまさんもビデオメッセージで「大須演芸場に育てられた」と述べた。 演芸場に通い続けてきた名古屋市中区大須、会社員森