駅伝シーズン幕開け直前の9月、創価大学の主将、緒方貴典選手(4年)はひたむきに走っていた。「箱根を夢のままで終わらせたくない」 今年正月の箱根駅伝で正選手入りをあと一歩で逃し、中学生の頃から目指してきた箱根路を駆けるには今シーズンがラストチャンスだ。母への恩返し、「あのアンカー」の助言、「教え子」との約束――。多くの思いを胸に脚を動かす。 緒方選手には熊本・阿蘇中時代に逸話がある。全国大会出場など華々しい実績はなかったが、九州各県の強豪高校から次々と勧誘を受けた。真面目さと誰からも慕われる温厚な人柄を兼ねそなえ、「主将としてチームをまとめられる」との評判が広がったからだ。 もともと小学生から学級委員を務めるタイプだったが、さらにしっかりしなければと思うきっかけがあった…
世界でおよそ450種に上り、日本の食卓に並ぶことも多い「イカ」ですが、養殖がとても難しく、技術が確立されていないのが実情です。この「イカ」の安定的な養殖に沖縄科学技術大学院大学の研究グループが成功したと発表し、今後商業化を目指すとしています。 「イカ」は、1960年代から世界各国で養殖に向けた取り組みが行われてきましたが、攻撃的で、主に生きた餌しか食べず、水質など環境の変化にも弱いことなどから、養殖が難しいとされてきました。 沖縄科学技術大学院大学の研究グループは、2017年から沖縄近海に生息するアオリイカの養殖研究を開始し、生きた餌以外も食べるようふ化直後から慣れさせたり、成長に合わせて餌の種類や水槽の大きさをこまめに変えたりするなど、ストレスを減らす工夫を重ねました。 その結果、ふ化後90日まで生き残る割合を数%程度から90%以上に引き上げることに成功したほか、10世代にわたり遺伝的な
「仲が良くて、自分もいろいろ話しやすい。練習でも試合でもすごく強さが目立つ選手で、競技に対してすごく真面目に取り組んでいる」と兄・吉居大和(中央大3年、仙台育英)が言えば、「すごくポテンシャルが高くて、自分はもっと努力しないと、という気持ちになる」と弟・吉居駿恭(中央大1年、仙台育英)が言う。 二つ違いの2人は小中高と同じ道を歩み、今、中央大学の同じユニホームを着ている。「照れくささは全然ないですね」と言うのは、兄弟という意識よりも、互いを1人の選手として、1人のライバルとして見ているからだろう。駿恭にとって初の学生駅伝となる今シーズン、中央大は学生3大駅伝すべての出場権を獲得している。狙うは「3位以上」。上級生となった大和にとっては、エースとしての覚悟を胸に挑む舞台となる。 大和、故障で挑戦もできなかった世界陸上 トラックシーズンを振り返ると、大和は5000mで7月の世界陸上(アメリカ・
" class="pc_wrap" width="336" height="280" scrolling="no" style="display: block; margin:auto;border:none;"> " class="pc_wrap" width="336" height="280" scrolling="no" style="display: block; margin:auto;border:none;"> 激動の学生駅伝で近年、急上昇しているのが創価大学だ。瀬上雄然監督(現・総監督)が2015年にチームを初めて箱根駅伝に導くと、2度目の出場となる2017年大会で12位と大健闘。さらに、2019年2月に榎木和貴監督が就任し、チームは加速した。2020年大会で9位に入り、初めてシード権を獲得。昨年の箱根駅伝では初の往路優勝を飾り、総合でも2位を占めた。今年の箱根駅伝も7位
注目は東洋大と創価大 第54回全日本大学駅伝の関東学連推薦校選考会が6月19日に神奈川・相模原ギオンスタジアムで行われた。そのなかで注目を浴びていたのが14年ぶりに参戦した東洋大と、初出場を目指す創価大だった。 選考会は1組各校2人ずつが10000mレースに出走し、4組8人の合計タイムで争われる。例年暑さの残る1~2組はスローペースで進み、30分00秒前後のフィニッシュになることが多いが、今回は意外な展開になった。 1組は4000m過ぎに吉田響(東海大2)がスパートを放つ。後続を一気に引き離すと、自己新の28分59秒50で走破。東海大が鮮やかな先制攻撃で首位発進した。 2組は大東大がケニア人留学生を投入。ピーター・ワンジル(2年)が中盤で抜け出して、28分48秒57をマークした。1組終了時に6位だった東洋大は熊崎貴哉と九嶋恵舜の3年生コンビが2着(29分29秒31)と3着(29分41秒49
ホクレン千歳大会では10位と振るわなかったルーキー佐藤圭汰(中央) 安原太陽と山野力は好走 トラックシーズンの終わりを告げるホクレンディスタンスチャレンジ網走大会(7月13日)、千歳大会(7月16日)には箱根駅伝の常連校から多くの選手が出場していた。 そのなかで目を引いたのは、駒澤大の選手たちだ。 とりわけ安定した走りで復活を印象づけたのが、安原太陽(3年)だった。 安原は、昨年の出雲駅伝2区3位で大学駅伝デビューを果たすと全日本大学駅伝では6区を駆けて順位を9位から4位に押し上げてエースの田澤廉につなぎ、逆転優勝のキッカケを作った。 「駅伝を外さない自信があります」と自ら語るように、安定してコンスタントに力を発揮できるのが持ち味。指揮官にとっては、どの区間でも計算できる重要な選手になった。 今年の箱根駅伝でも安定した走りで襷を後続につないでくれるだろうという期待のなか、安原は区間発表で補
今回の「M高史の陸上まるかじり」は関西大学の亀田仁一路選手(じんいちろう、3年、姫路商業)のお話です。昨年の全日本大学駅伝では日本学連選抜で1区区間6位と好走。10000mでは昨年28分39秒46をマーク。5000mでも7月16日のホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会で13分51秒87の自己ベストで走っています。 コーチとの出会いで変化 兵庫県出身の亀田選手。小学校ではサッカーをしていました。「サッカーは大好きでしたが、よく考えたらサッカーの中でも走ることが好きでした。ボールを蹴ることよりも走ることが好きでしたね(笑)。走るのに専念できるのであれば中学からは陸上をやろうと思いました」と中学から陸上の道へ。 サッカー少年だった亀田選手。当時から走ることが大好きでした 中学時代は強豪校ではなく、「みんなでまとまって少し体を動かす程度の部活動でしたね。タイムを狙うような部活ではなかったです。
昨年9月の日本インカレ10000mでは日本人トップの5位に入り、その存在を全国に知らしめた。だが10月の出雲駅伝と11月の全日本大学駅伝を振り返ると、「あまり芳しくなくて、ピーキングの難しさを痛感しました」と悔しさが募る。関西学院大学の上田颯汰(そうた、4年、関大一)の、「打倒関東」の思いは揺るがない。 前回の全日本で関東勢に続く16位にも悔しさ 関西学院大は昨年、出雲駅伝ではアンカーで大阪経済大学に抜かれての13位だった。上田は「正直な話をすると、大経さんには負けないだろうという気の緩みがあったのかも。直前の日本インカレで僕が好走したことが、もしかしたらよくない方に影響したのかもしれない」と振り返る。1区は上田に任されたが調子がなかなか上がらず、想定よりも早く力を消耗してしまい、区間13位で襷(たすき)をつないだ。東北学連選抜として同じ1区を走った松浦崇之(当時・東北大修士2年)は区間4
青山学院大学 陸上競技部 原 晋 監督 「スポーツ全体に対するチャンスだと思っています」 【図解】ココがこんなに違うよ学生3大駅伝(出雲・全日本大学・箱根) 再来年、箱根駅伝の参加資格が関東だけでなく、全国に拡大します。ということは、広島の大学も出られるのかも? 学生 「駅伝という文化の一番頂点みたいな感じですかね。自分の中で箱根が、出れたら一番うれしいんですけど」 ただ、一方では…。 学生 「自分たちとはレベルが全然、違いますし…」 広島経済大学 陸上競技部 尾方 剛 監督 「1年ちょっとで何とかしろと言われても難しいと思うので…」 青山学院大学 陸上競技部 原 晋 監督 「厳しい言葉で言うならば、茶番なんです、実は」 今回のテーマは、『箱根駅伝の全国化!… で どうなる?』。地元の大学…お正月から応援したいけど…? ご存じの方も多いと思いますが、学生が正月に坂道を走り抜けるあの箱根駅伝
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創価大学駅伝部の新しい学生寮となる新「白馬寮」が完成し、7月13日(水)、オープニングセレモニーが行われ、学生・教職員・建設関係者らが参加しました。 地上3階建ての新「白馬寮」には最新の機器を導入しており、「高圧高酸素ルーム」で疲労回復を行い、「低圧低酸素ルーム」では標高1500~3000メートルを再現したトレーニングができます。また、選手の部屋は快適さを重視しているほか、ミーティングや自習などにも使用できる食堂は開放感のあるつくりとなっています。 オープニングセレモニーでは、田代康則理事長が完成に至るまでの経過と建設にあたりご尽力いただいた関係者への感謝を述べました。来賓代表の挨拶に続いて、駅伝部の緒方貴典主将がご支援いただいている皆様への感謝を述べ、「来たる出雲駅伝、全日本大学駅伝で3位以上、箱根駅伝で総合優勝を目指していきます」と述べました。 最後に、榎木和貴監督は、「素晴らしい環境
鷹・田中正義がシート打撃登板 右肩痛でリハビリ中、募る危機感「あと3か月しかない」 ファーム 2022.07.13 Twitter Facebook LINEにおくる Bookmark ソフトバンクの田中正義投手が13日、福岡・筑後市のファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」でシート打撃に登板した。3月の開幕直前に右肩の違和感を訴え、リハビリが続いていた右腕にとって久々の打者との対戦。延べ6打者に対して計30球を投じ「無事に投げられてよかったですね。思ったよりよかったんで、次のステップに行ってもいいんじゃないかな」と語った。 開幕ローテ入りを当確させながら、開幕直前に違和感を訴えてリハビリ組で練習を続けていた田中正。状態は一進一退が続いていたが、ようやく実戦形式で投げるまでに回復してきた。この日は徐々にボールの強さも上げ、変化球も一通り投じた。「試合だったらあれくらいの球速は出さ
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