ブックマーク / gendai.media (44)

  • 「孤独は寿命を縮める」はウソだった…!最新研究が明かす「おひとりさま」のスゴい恩恵(週刊現代) @gendai_biz

    「過干渉」がストレスをもたらす 「孤独は寿命を縮める」と言われて久しい。孤独を感じることで血管系の疾患のリスクを高めたり、免疫力の低下を引き起こす――これが通説だ。 では常に他人と一緒に生活を共にすればいいのか、といえば、そう単純な話ではない。人のつながりと健康との関係を研究している、東京都健康長寿医療センター研究副部長の村山洋史氏が解説する。 「孤独が様々な健康リスクを高めることは多くの研究によって示された確固たる事実です。ただ一方で、絆が強すぎてしまうと、無理にでも関わりを持とうとする『過干渉』の状態になってしまうとも考えられています。 私は地域のつながりが高齢者の健康にどう影響を与えるかを調べていますが、絆が強すぎる地域は、抑うつの発症率や死亡率が高いといったデータもあります。過干渉は、周囲のルールや慣習に従わないといけないという圧迫感を生み、それがストレスとなって悪影響を及ぼすと考

    「孤独は寿命を縮める」はウソだった…!最新研究が明かす「おひとりさま」のスゴい恩恵(週刊現代) @gendai_biz
  • 「9浪はまい」が田舎の“底辺”高校生が「高学歴を目指せない」のは「頭が悪いから」ではないと感じたワケ(福井 求) @moneygendai

    「努力して勉強するのは当たり前」そのような価値観が通用しない環境がある。それが地方の偏差値40以下の、いわゆる”底辺校”と呼ばれる高校だ。このような高校は「勉強はカッコ悪い」という風潮が蔓延しており、生徒たちがこぞって努力をする人の足を引っ張り合うという現状があるという。 今回は、兵庫県丹波市出身で偏差値40台の高校に進学し、その後9回の浪人を重ねて早稲田大学に入学した濱井正吾(9浪はまい)さんに、自身が経験した「底辺校の学習環境の実態」についてお話を聞いた(以下、「」内はすべて濱井氏の発言)。 「勉強しているヤツはダサい」が当たり前の底辺高校 ――濱井さんの出身高校は、兵庫県丹波篠山市にある篠山産業高等学校という偏差値40台前半の高校だったそうですね。そこはどんな生徒が集まっていたのでしょうか? 「私の通っていた学校の、当時周りにいた生徒は、どうしようもない人間たちと思っていました。みん

    「9浪はまい」が田舎の“底辺”高校生が「高学歴を目指せない」のは「頭が悪いから」ではないと感じたワケ(福井 求) @moneygendai
  • スナク新首相を「イギリスのオバマ」だと考えている人の「大きな勘違い」(池田 純一) @gendai_biz

    波乱のイギリスで行われたセレモニー 2022年10月18日、俳優のダニエル・クレイグが、イギリス王室のアン王女から、聖マイケル・聖ジョージ勲章を授与された。この勲章は、クレイグが演じたジェームズ・ボンドが、スパイ・フィクションの中でエリザベス女王から授与されたのと同じものだった。 2012年のロンドン五輪の開会式でクレイグは、MI6の敏腕エージェントのジェームズ・ボンドとして、エリザベス女王を開会式会場までエスコートするというパフォーマンスを演じたことがある。「女王陛下の007」よろしく、その頃からジェームズ・ボンドとイギリス王室の、虚実ないまぜの良好な関係が続いてきた。今回の勲章授与によって、またひとつ虚構が現実に追いついた。王室も007同様、イギリスを支える壮麗なフィクションの一つであると訴えるかのように。 それにしても、なぜ今なのか? その答えは実は容易で、なぜなら今ほどイギリスに虚

    スナク新首相を「イギリスのオバマ」だと考えている人の「大きな勘違い」(池田 純一) @gendai_biz
  • 相談を受けた弁護士も絶句…駅近なのになかなか売れないタワマンの「異常な実態」(榊 淳司,週刊現代) @moneygendai

    山手線から数駅離れた、ややマイナーな街ではあるが、駅近に立つそのタワマンは、過剰な共用施設があるわけではないのに、なぜか管理費や修繕積立金が異様に高い。その理由を探ると、なんとも不可解で不思議な経緯があった。 どう考えても「おかしい話」 タワマンの管理費や修繕積立金が高ければ、管理会社と交渉して安くしてもらえばいい。普通はそうなる。交渉がまとまらなければ、「リプレイス」といって管理会社を変えてしまえばいい。そんなのは当たり前の話だ。 ところが、そのタワマンの場合、事実上、それができない。なぜならそのタワマンの管理規約には、〈当管理組合の管理者は管理会社とする〉という条項が盛り込まれていた。つまり、理事長職を管理会社が担っているのである。 現行の区分所有法の下では、管理組合の管理者(ほとんどの場合「理事長」)は、ほぼオールマイティの権力者であるといっていい。管理組合の運営も、予算編成やその執

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  • 2500億円のカネが溶けた…ロシアとの“天然ガス”共同開発凍結で「三井物産」が大ピンチに(週刊現代) @moneygendai

    安倍元総理の「肝入りプロジェクト」だった 「日から5000km離れた北極圏のプロジェクトなんて、そもそも条件があまりに悪かった。これではカネを出させられただけ。その上、サハリン2の稼ぎも吹き飛びかねない」(三井物産幹部) 三井物産が国との合弁で参画する、ロシア北極圏の液化天然ガス採掘プロジェクト「アークティックLNG2」が暗礁に乗り上げている。物産と国は開発費の1割に当たる2500億円を出資しているが、ウクライナ侵攻で新規投資が凍結。 ロシア側の事業主体「ノバテク」大株主のゲンナジー・ティムチェンコ氏が、プーチンの柔道仲間にして「金庫番」と呼ばれる側近であることも不信を招いている。 同プロジェクトは三井物産の最重要案件だ。安永竜夫会長は'19年6月、G20大阪サミットで当時の安倍首相とプーチンの面前で契約書に署名した。経産省関係者が言う。 「平和条約締結交渉のテコとして天然ガス開発を利用

    2500億円のカネが溶けた…ロシアとの“天然ガス”共同開発凍結で「三井物産」が大ピンチに(週刊現代) @moneygendai
  • 相続した遺産の1200万円を「金融営業マン言いなりの運用」で溶かした50歳女性の悲劇(江幡 吉昭) @gendai_biz

    営業マンを信じたせいで… 親などから引き継いだ資産を、確実に増やして次の代に引き継ぐ――これが「理想の相続」と言えるでしょう。 しかし実はこれをうまくやれる人は多くありません。 ただでさえ高い相続税を払った上、相続財産を短期間で大きく減らしてしまう例もかなりの数にのぼります。 これからご紹介するケースもまさにそんな事例でした。 今回の話の主人公である高井由美子さん(仮名・50歳)は、多くの資産を親から相続したものの、それを原資に投資をしているうちに、2008年のリーマンショックによる株価の暴落のあおりを受けて、証券会社のラップ口座で運用していた資産が半分になってしまったのです。 「当時の私の運用は、とても投資などと言えるものではありませんでした。 なんの知識もないためすべて証券会社の営業マンに言われるままで、含み損が出ても損切りしないし、儲けが出ても利益確定することもない。営業マンからの提

    相続した遺産の1200万円を「金融営業マン言いなりの運用」で溶かした50歳女性の悲劇(江幡 吉昭) @gendai_biz
  • 男性の遺体から「赤ん坊」の死体が出てきた…昭和の日本を揺るがした猟奇事件の全貌(穂積 昭雪) @gendai_biz

    1948年1月、胃ガンで亡くなった野口三郎さん(仮名)の遺体を火葬していると、その腹のなかから赤ん坊の死体が二つ出てきた。いったいなぜそんな異常な事態が起きたのか。警察の捜査が始まった。 若き青年医 警察は野口さんの遺体が火葬場へ運ばれる直前、どこに入院していたのか調べることにした。野口さんの胃ガンが判明したのは前年1947年の11月末。入院当初から症状はすでに末期であり、手の施しようがなく1月26日未明に死亡した。この時の入院先は東京都内にある某総合病院でこの病院のベッドで亡くなったという。 警察は野口さんの死亡時に立ち会った医師および遺族に話を聞いたところ、火葬場へ運ばれる直前、ある医師が野口さんの死亡後に腹を切り、解剖していたことがわかった。警察はこの医師が野口さん遺体に腹赤ん坊を詰めた犯人ではないか、として事情を聞くことになった。 医師の名前は松木宗次郎(仮名:35歳)といい、東京

    男性の遺体から「赤ん坊」の死体が出てきた…昭和の日本を揺るがした猟奇事件の全貌(穂積 昭雪) @gendai_biz
  • 役所があえて教えない、申請すれば「もらえるお金・戻ってくるお金」(週刊現代) @moneygendai

    確定申告だマイナンバーだと「お上」が宣伝したいことはしつこく広報されるが、役所に行って申請するだけで受けられる補助・助成の数々はあまり知らされていない。知れば得する制度を総ざらい! 税金が「戻ってくる」制度 「税金」と言えば、「払うもの」。そう思うのが、ごく自然な反応だろう。だが、世の中には税金が「戻ってくる」場面も実は、多々ある。 「とくに、いま、制度が目まぐるしく変わっているもののひとつが、『空き家』の取り扱いです」 ファイナンシャル・プランナーの横川由理氏はこう指摘する。少子高齢化の進む現在、国内の空き家率は13.5%とされ、10軒に1軒以上が空き家になっている。 しかも、年間約6・4万戸が新たに空き家となっており、20年後には日の空き家率は40%に達するという試算もある。 「古く耐震性の低い空き家は防災上も問題ですし、治安の観点からも不安視され、社会問題となっていますが、増加の一

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  • 「底辺校」出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由(阿部 幸大) @gendai_biz

    名門校出身者たちを目の当たりにして 教育と格差の問題といえば、しばしば話題にのぼるのが東大生の親の年収である。2014年の調査によれば、東大生の育った家庭の半数強が、年収950万円以上の比較的裕福な家庭だという。 ここで問題視されているのは、階級の固定化である。つまり、裕福な家庭は多額の教育費を支払うことができるので、子供は高学歴化する傾向にある。学歴と収入は比例することが多い。結果的に、金持ちの家系はいつまでも金持ちだし、逆に貧乏人はいつまでも貧乏から抜け出せない――という問題だ。 だが、こうした問題提起に出くわすたび、いつも「ある視点」が欠けていると私は感じる。それは都市と地方の格差、地域格差である。 田舎者は、田舎に住んでいるというだけで、想像以上のハンディを背負わされている。 あらかじめ、どんな地域で育ったどんな人物がこの記事を書いているのか、簡単に紹介しておこう。 私は高校時代ま

    「底辺校」出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由(阿部 幸大) @gendai_biz
  • 悲報…「少量飲酒は体にいい」説を否定する論文が発表されていた(庄部 勇太) @gendai_biz

    お酒は体にいいのか悪いのか。多くの人が関心を寄せる問題です。「少し飲むのであればむしろ健康にいい」「いやいや、総じて体に悪い」。インターネットの中にある情報は玉石混交で、何を信じればいいのかわからない──。そう、ぼくのように感じている人もいるのではないでしょうか。 ぼくは医療を専門に取材しているライターです。縁あってお酒に詳しい医師と出会えたので、お酒が健康に与える影響の実際のところを聞いてきました。 特に気になるのが、「少量飲酒」。 「少しのお酒は体にいい」という説を聞いたことがある人もいると思いますが、こうした考え方は専門家の間ではどう捉えられているのでしょう。取材してみると、実はこれまでの説を脅かす論文が発表されていることがわかりました。 加えて気になるのは、なるべく健康を害さないお酒の飲み方。お酒で健康を損ねたくない人はどんな風に飲めばいいのでしょうか。 医学誌に掲載された驚きの論

    悲報…「少量飲酒は体にいい」説を否定する論文が発表されていた(庄部 勇太) @gendai_biz
    lummydays
    lummydays 2019/06/28
    そりゃ酒は麻薬(合法麻薬)だからね
  • 知られざる天皇家の「闇」をあぶり出した、ある女官の手記(原 武史)

    文/原 武史(放送大学教授) 天皇制研究の「壁」 近代天皇制研究の最大の難点は、御製(ぎょせい)と呼ばれる和歌を除いて、天皇や皇后(皇太后)が書いたものがほとんど公開されていないことである。 確かに最近では、『明治天皇紀』に続いて『昭憲皇太后実録』や『昭和天皇実録』が刊行されるなど、研究環境が整ってきているように見えるが、こうした資料は宮内省や宮内庁が編修しており、基的に天皇や皇后の生涯を顕彰するという政治的意図が込められていることに注意しなければならない。 つまり、マイナスの情報ははじめから遮断されているということだ。 2002年から11年にかけて公開された「大正天皇実録」も、学業成績や病気の詳細な診断が書かれた部分については黒塗りされていて見ることができない。 したがって、公式の資料だけを見ていても、天皇や皇后の実像に迫るには限界がある。 むしろそれらが取り上げない宮中関係者の私的な

    知られざる天皇家の「闇」をあぶり出した、ある女官の手記(原 武史)
  • 皇室とも縁戚…38歳「エリート財務官僚」突然の訃報の無念(週刊現代) @gendai_biz

    皇室とも縁戚の「貴族」 「主人が亡くなってからまだ日が経っておらず、家族としても困惑し、悲しみに暮れております。わざわざご足労いただいたのに申し訳ありませんが、取材は遠慮させていただきます」 夫を失ったばかりのは、取材に訪れた誌記者にインターホン越しに気丈に答えた――。 8月7日、ひとりの財務官僚が心不全でこの世を去った。 亡くなったのは、千家倫彦・大臣官房信用機構課機構業務室長(38歳)。 千家氏は、学習院高等科から東京大学経済学部に進学、'05年に財務省に入省した。 '09年からは、幾多のノーベル経済学賞受賞者を輩出しているイギリスの名門大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに派遣留学し、経済学と統計学の修士号を得ている。 官僚として将来を嘱望されていた千家氏の訃報は、財務省のみならず、霞が関中に大きな衝撃を与えた。 それは、40歳手前という若すぎる死だったことはもちろんだが

    皇室とも縁戚…38歳「エリート財務官僚」突然の訃報の無念(週刊現代) @gendai_biz
  • 東大から「内定取り消し」を受けた大学教授がどうしても伝えたいこと(宮川 剛) @gendai_biz

    内定通知(!?)とその取り消し それは、2017年1月のことでした。 私は、東京大学教養学部統合自然科学科・学科長、大学院総合文化研究科・広域科学専攻生命環境科学系・教授及び同研究科人事委員会・委員長を務められている先生より、お電話で、私の教授としての採用が決定したことと、着任が6月初旬となる見込みであることを告げ、「来て下さいますね?」というお言葉をいただきました。 私は、「はい、もちろん、喜んで。今後、お世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします」と即答しました。 その後、その人事委員長の先生から、「今回の当学科の人事にご応募いただき、ありがとうございました。すでにご連絡いたしましたように、先生に来ていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします」と記載されたメールをいただきました。 上記の連絡を受け、私は人事委員長に東大・駒場キャンパスに招待いただき、着任後に使用する

    東大から「内定取り消し」を受けた大学教授がどうしても伝えたいこと(宮川 剛) @gendai_biz
  • ある高級有料老人ホームに一緒に入居した夫婦が「大後悔」した理由(太田 差惠子) | マネー現代 | 講談社(1/4)

    私は90年代から介護の現場を取材し、そのリアルな現実や有益な情報を執筆や講演、NPO活動を通して紹介しています。 約半年ぶりに、ケイコさん(46歳、仮名)と顔を合わせる機会がありました。前に会ったときは、「両親が揃って有料老人ホームに入った」と明るく話していたのに、やけに憂そうな表情をしています。 新聞広告に出ていた「介護付き有料老人ホーム」 シングルのケイコさんは東京都内で働く会社員です。学生時代に関東の実家を出ました。いまは、片道2時間弱のところで暮らします。ケイコさんには兄がいますが、海外転勤のため、現在は「一人っ子状態」だと言います。 実家の両親はどちらも80代です。現職時代に公務員として働いていた父親は、受給年金が多く、定年後は夫婦でたびたび海外旅行に出掛けるなど、ゆとりある老後を送っていました。 しかし、3年ほど前から、母親に認知症の症状が出てきました。早い段階で受診し、治療

    ある高級有料老人ホームに一緒に入居した夫婦が「大後悔」した理由(太田 差惠子) | マネー現代 | 講談社(1/4)
  • 世紀の発明「フラッシュメモリーを作った日本人」の無念と栄光(週刊現代) @gendai_biz

    会社のためにどれだけ骨身を削って働こうと、努力が報われない。そんな逆風のなかでも自らの信念を貫き続け、世界的偉業を成し遂げた男がいる。今日発売の「週刊現代」で、決して平坦ではなかったその苦悩の道のりを追う。 ジョブズと並ぶ日人 「フラッシュメモリーの登場によって私達の生活は驚くほど一変しました。この発明による舛岡さんの社会への貢献は、同じエンジニアの目から見てもノーベル賞に値するほどの価値があると思います」(半導体メモリー開発企業・フローディアの奥山幸祐社長) 米国、シリコンバレーにあるコンピューター歴史博物館。スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツといった錚々たる面々と並んで、一人の日人の写真が掲げられている。 舛岡富士雄(75歳)。あまり聞き馴染みのない名前かもしれないが、'87年、東芝の研究者時代に「フラッシュメモリー」を世界で初めて開発した人物だ。 小さく、安く、大容量。そして何よ

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  • 「天才」と呼ばれた人が、本物の「天才」に出会ったとき(週刊現代) @gendai_biz

    誰よりも頭がいい、そう信じていたが、上には上がいた「天才」と呼ばれた人が、物の「天才」に出会ったとき 人間は、己を超える圧倒的な才能と出会ったとき、自己を客観視して成長する。「天才」たちにも若き日の敗北体験があり、それを乗り越えたからこそ今がある。 世の中には「天才」と呼ばれる人たちがいる。私立灘高校から東大数学科に進み、現在はエコール・ポリテクニーク(フランスの理工系大学のトップでカルロス・ゴーンの母校)の助教授を務める郡山幸雄(38歳)もその一人だろう。 郡山にとって、東大入試は「朝起きて歯を磨く」程度の、緊張感のないイベントだった。 「数学で6問(120点満点)中4~5問は確実に解けるので、それだけで他の受験生に50点近く差をつけられる。合格最低点が300点ちょっとの試験だから、他の科目で少々失敗しても、落ちる可能性は100%なかったんです」 今年も東大理Ⅲ(定員約100名)に27

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  • 警察庁長官狙撃事件の真犯人を支援した男の「正体」(原 雄一) @gendai_biz

    平成7(1995)年3月30日に発生した、國松孝次警察庁長官狙撃事件。特捜部は「オウム真理教による犯行」と見て捜査を行ったものの、真相究明には至らず、2010年、事件はついに公訴時効を迎えた。 一方、警視庁捜査第一課の原雄一刑事は、警察組織に激しい憎悪の感情を持つ老テロリスト・中村泰の存在に注目。執拗な取調べによって、長官狙撃の克明な自供を引き出していた。 しかし、20年以上にわたる原氏の執念の捜査をもってしても、解明できなかった謎があった。犯行当日、中村の運転手役を務め、狙撃を手助けした「協力者」の正体だ。 原氏は今年3月、事件の真相を明かす著書『宿命』を刊行。その中に、真の「協力者」を浮上させるため、あえて事実と異なる記述を仕込んでいた。すると驚くべきことに、『宿命』を読んだ「協力者」人から、狙い通り連絡が入ったのだ。 軍事組織で鍛え上げた褐色の強靭な肉体と、精巧な射撃技術、瞬時の

    警察庁長官狙撃事件の真犯人を支援した男の「正体」(原 雄一) @gendai_biz
  • 警察庁長官狙撃事件の真犯人を支援した「協力者」からの手紙(原 雄一) @gendai_biz

    警察史上最大の屈辱――平成7年3月30日、國松孝次警察庁長官狙撃事件。 南千住署におかれた特捜部は、オウム真理教による犯行の可能性が高いと見て捜査を続けたが、真相究明に結びつく情報は一向に得られなかった。一方、警視庁捜査第一課の原雄一刑事は、警察組織に激しい憎悪の感情を持つ老テロリスト・中村泰の存在に注目。執拗な取調べによって、長官狙撃の自供を引き出した。 真犯人しか知りえない詳細な供述に、事件はついに解決かと思われたが、警視庁公安部長は原氏の前で驚くべき発言をする。「立件を目指す捜査をされると困るんだ」──。 それでも、原氏を中心に刑事部・公安部から集められた「中村捜査班」は着々と供述の裏付け捜査を重ねていった。原氏は警視庁退職後も執念の捜査をつづけ、ついに中村の5人の協力者(=エージェント)を割り出した。 〈エージェントA 北米での活動を支援したメキシコ人女性〉 〈エージェントB

    警察庁長官狙撃事件の真犯人を支援した「協力者」からの手紙(原 雄一) @gendai_biz
    lummydays
    lummydays 2018/09/09
    メモ:米村敏朗(元警視総監)
  • これは何かの冗談ですか? 小学校「道徳教育」の驚きの実態(木村 草太) @gendai_biz

    今日も大学の法学部では、民法や会社法、労働法に刑法が講じられている。 そこでは、「法とは何か?」、「法の支配は実現できるか?」などと考える必要はない。国会が制定したルールが法だと誰もが思っているし、裁判官や警察官は粛々と法を実現している。「なぜこれが法なのか」などと悩む学生は、よほどの変わり者だろう。 法学部法律学科の講義では、法の定義も、法の支配も自明なのだ。 ところが、学校に関わる法律問題を考えていると、「法とは何か?」、「当に法の支配はあるのか?」という問題が深刻さを帯びる。 骨折という事故はスルー? 一例として、少し前からインターネット上で話題になっている道徳教材について検討してみよう。 広島県教育委員会は、「『児童生徒の心に響く教材の活用・開発』研究報告集」として、「心の元気」という教材を作っている。その中に、「組体操 学校行事と関連付けた取組み」という教材がある。 小学校5・

    これは何かの冗談ですか? 小学校「道徳教育」の驚きの実態(木村 草太) @gendai_biz
  • 若者が爆発的に増えると、なぜ国や社会は「甚大な危機」に陥るのか(管賀 江留郎) @gendai_biz

    世界と人間の謎はすべて<道徳感情>で解き明すことができる? 「サイコパス」のおそろしさを考察した「『サイコパス』はなぜここまで人を惹きつけてしまうのか」の次は、若者が増えすぎると国家や社会はどうなるのかについて、『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』著者による渾身の論考です。 若者人口が突出すると… 今回は、<道徳感情>を過激化させるユースバルジについてのお話から。バルジというのは膨らみのことで、若者人口が突出している現象のことです。 これまでの考察で見てきたように、中東でイスラム国が暴れているのも、格差が開いたため刺激された<道徳感情>から美しい理想に取憑かれることになったためではあります。さらに、彼らの場合は、ユースバルジの要素が加わっているのです。 中東ではベビーブーマーが若いので、若者の競争が激しく失業率も高く、不満が積しています。とくに大卒のまともな仕事がないので、不平等感が強く<

    若者が爆発的に増えると、なぜ国や社会は「甚大な危機」に陥るのか(管賀 江留郎) @gendai_biz
    lummydays
    lummydays 2018/08/22
    『若者が爆発的に増えると、なぜ国や社会は「甚大な危機」に陥るのか ― <道徳感情>で激動の世界を読み解く【3】(管賀 江留郎)』