歯科材料各社が大臼歯向け「CAD/CAM冠=用語参照」に対応したブロック材に商機を見いだしている。2017年12月に保険適用となり、高強度・高耐久性の新製品の投入が相次ぐ。金属価格の高騰に加え、自然な白さといった天然歯に近い見栄えのニーズも高まる中、従来の金属冠からの置き換えが加速しそうだ。 ジーシー(東京都文京区)は17年12月に大臼歯CAD/CAM冠用ブロック材「セラスマート300」を業界に先駆けて発売した。曲げ強度や硬度など物性を高めたほか、充填剤(フィラー)の微粒子を均一に分散して微粒子の脱落を抑え、ツヤを長く保てる。 自社の加工機で製造するタイプを対象に2年間保証を採用した。「これからCAD/CAM冠を始めようとしている技工所などでも安心して使ってほしい」としている。 クラレノリタケデンタル(東京都千代田区)は大臼歯向けブロック材「カタナアベンシアPブロック」が1日に保険適用され