国際サッカー評議会(IFAB)は2日、年次総会(AGM)を開き、2024-25シーズンに向けた競技規則の改正を承認した。近年議論が進んでいたオフサイドと一時的退場(シンビン)の新ルールは盛り込まれず、導入見送りが決定。一方、これまで暫定的に運用されていた脳震盪に伴う追加交代選手が恒久的にルール化されるほか、PKの際にペナルティエリア内に不正に侵入した選手に対する罰則などにも変更が加えられることが決まった IFABはサッカーの国際統一ルールを定める唯一の機関。イギリス4協会とFIFA(各加盟協会からの投票で意見を決定)によって構成されており、ここで取り決められた競技規則は全世界のサッカー競技会に適用される。今回の改正点は7月1日から欧州新シーズンなどで運用が始まり、Jリーグでも例年7月末ごろ(別途発表)から導入される。 ▼脳震盪ルールの恒久化(第3条) 今回の改正点は5つ。最も大きなものは2