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ブックマーク / healthpolicyhealthecon.com (4)

  • 社会の格差は、住民の健康に悪影響を与える

    世界には社会的格差の大きい国もあれば小さい国もあります。2014年には世界のトップ1%の超富裕層が富の48%を、残りの99%が52%を所有していたと言われています(Oxfam, 2015)。このような大きすぎる格差が、2011年から数年間にわたって発生した「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」運動にもつながっていると考えられますし、2013年に出版されたトマ・ピケティの「21世紀の資」のベストセラーにも影響を与えていると思います。最近のアメリカ大統領選でもヒラリー・クリントン候補はしきりにトップ1%が過剰な富を独占しているのは不公平であると主張しています。どれくらいの格差なら許容されて、どれくらいなら問題なのかというのは最終的には価値観の問題であり、正解はありません。しかし、格差がどれくらい健康に悪影響を与えるかという点に関しては数多くの研究が行われています。ち

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    mEGGrim
    mEGGrim 2016/10/05
  • 病気の責任を個人に求めること(健康の自己責任論)の問題点

    (写真:Sandra Cohen-Rose and Colin Rose/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般) 1.病気の責任を個人に求めることの倫理的な問題点 最近では日でも喫煙や不健康な生活習慣で病気になった人には健康保険料を上げたりすることで、健康を維持するインセンティブを与えようという流れがあります。一方で、健康的な生活をしている人や、健康診断をきちんと受け入ている人の健康保険料を引き下げようという動きもあります。このような流れの裏には、不健康で病気になってしまうことは自分の責任であるという「自己責任論」であるというニュアンスが存在していると思います。確かに生活習慣など個人の行動によって病気になるリスクが変化することは疑いようがない事実です。しかし、病気になるかならないかに自己責任論を持ち出すのは倫理的に正当化されうるものなのでしょうか? 倫理学の世界では、これは「健康に

    病気の責任を個人に求めること(健康の自己責任論)の問題点
  • 白米は健康に悪いって本当ですか?

    (写真:無料写真素材「花ざかりの森」) 「科学的根拠に基づく(当に体に良い)事」に関して多くの反響がありました。その中で一番多かったご質問が今回のブログのテーマである「白米は体に悪いって当ですか?」というものでした。今回はそれに関してご説明いたしますが、その前に3つほどこれらの記事を読むにあたって理解しておいて頂きたい注意点を述べさせて頂きます。 1.「科学的根拠に基づく事」に関する注意点 (1)私の書いている「科学的根拠に基づく事」は健康な成人を想定しています。そのため、高血圧や糖尿病などのいわゆる一般的な生活習慣病を持っている人たちの多くには当てはまるものの、小児、欲の落ちている虚弱体質の高齢者、妊婦、透析患者さん(もしくは透析手前の慢性腎臓病患者さん)など「特別な事」が必要とされる人たちには当てはまりません。よってメタボなどの軽い生活習慣病を持っている人たちは自分に当て

    白米は健康に悪いって本当ですか?
    mEGGrim
    mEGGrim 2016/06/30
  • 「科学的根拠に基づく本当に体によい食事」とは?

    「シリコンバレー式自分を変える最強の事」(ダイヤモンド社)というが売れていると聞きました。自分でを買って中身をきちんと読んだわけではありませんが、このを紹介している記事の中に健康的な事に関する誤解が数多く見られたため、ちょっと心配になりこのブログを書くことにしました。 はじめに断っておきますが、この記事はどのようにしたらより効果的にダイエットできるかを説明したものではありません。どのような事をしたら脳梗塞、心筋梗塞、がんなどの病気を減らして健康に長生きできる確率を上げることができるかを説明することを目的としています。実際にはこの記事にかかれているような事をしたら体重も減ることが多いとは思いますが、ゴールはあくまで病気にならないことです。もし皆様の最終目的が健康になることではなく、外見的(美的)な意味でのダイエットなのであれば、他の記事やを参照して頂いた方が良いかもしれません

    「科学的根拠に基づく本当に体によい食事」とは?
    mEGGrim
    mEGGrim 2016/06/30
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