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ブックマーク / president.jp (9)

  • 2018年に大量発生する「無期契約社員」はどんな社員か? 政府の狙いは「限定正社員」化

    無期契約=正社員ではない! 労働契約法が改正され、2013年4月から「有期労働契約が反復更新されて通算5年を超えたときは、労働者の申し込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換する」ことが、企業に義務づけられました。 昨年来、ユニクロやスターバックスといった有名企業が、パート社員や契約社員を(勤務地限定)正社員化する動きが目立つようになったのも、この法改正がきっかけとなっています。 「じゃあ、自分は契約社員として5年以上勤めているから、すぐにでも無期契約に転換してもらえる」と考えるのは早計です。通算契約期間のカウントは、2013年4月1日以後に開始する有期労働契約からが対象です。それ以前に開始した有期労働契約は、通算契約期間に含めません。 したがって、1年ごとの契約更新の会社であれば、通算で5年を超える有期契約が発生するのは、早くても2018年4月1日以降ということになるの

    2018年に大量発生する「無期契約社員」はどんな社員か? 政府の狙いは「限定正社員」化
  • 仕事の効率を上げる「横着技」7

    残業する上司を横目にいつも定時退社。それなのに、仕事は必ず期限までにあげるという同僚はいないだろうか。もしかすると「要領のいいヤツ」と、職場ではいい目でみられていないかもしれない。 だが、『残業ゼロでも必ず結果を出す人のスピード仕事術』の著者で弁護士、経営コンサルタントの植田統さんは、そういう人こそが「できる人」だと話す。 「私は、決められた時間内で最大のアウトプットを出せる人が、仕事ができる人だと考えています。大事なことは、質の高い仕事をどれだけの速さで仕上げるかという結果であり、プロセスではありません。いまだ日企業では、付き合い残業が蔓延していますが、20世紀型の古い仕事のやり方だと思いますね」 できる人は、時間はコストだという意識を持っている。そして、仕事を受けたときにどんなアウトプットを出せるかをまずイメージし、どう仕事を進めればいいのか、仮説を立てるのだという。 「できる人はま

    仕事の効率を上げる「横着技」7
  • 平均貯蓄1658万円は「“回答率”0.02%」の調査で算出した代物だった!

    2人以上世帯約3000万のうち、サンプル数はたった6363世帯 新聞を読んでいると、定期的に「家計調査」に関する記事が出てくる。ご存じの通り総務省が毎年行っているもので、毎年のように「1世帯あたりの平均貯蓄額は……」というタイトルが立つ。 「6363」 いきなり意味不明な数字を載せた。この数字は何だと想像するだろうか。実はこれ、「家計調査」のサンプル数である。総務省のサイトには2012年の家計調査結果が載っていて、その中に貯蓄に関するデータがあるのだが、「サンプル数(2人以上の世帯の集計世帯数)」がこの6363だったのだ。 著者は、データを見ながら気になった。 この「2人以上の世帯の集計世帯数」の単位は何だろうか? 「1千件」だろうか? 表に単位がなかったので、総務省の担当部署に電話を入れてみた。 「あのー、集計世帯数が載っていますが、これは単位は何ですか? 1千件ですか?」 それに対して

    平均貯蓄1658万円は「“回答率”0.02%」の調査で算出した代物だった!
  • MBA僧侶が語る「なぜ『善人』ほど孤独になるのか」

    多くの人は世界一とまでは言わないけれど、「自分はそこそこの善人」であると思っています。私自身を振り返ってみても、人には自分が善人でありたいと考える傾向があり、「あれが悪い、これが悪い」と自分を棚にあげて他人を批判したり文句を言ったりします。 自分が善人でありたいと思うのは、自分を相対的な善悪で考えているからです。それは自分のなかにつくりあげた世間を気にかけているだけで、気で自分自身を深く見た結論というわけではありません。つまり「自分はそこそこの善人」という思いは、他人との比較によって自己を規定していると言えます。 そうやってちょっといい位置に自分を置こうとするのは自己愛や自己中心性という誰もが持つ人間の習性で、その奥底にあるのは不安や恐れです。不安や恐れが、自分というものの確かさを常に確かめたくて仕方がないという気持ちをかき立て、自分をいい位置に置こうという力として働いてしまうのです。

    MBA僧侶が語る「なぜ『善人』ほど孤独になるのか」
  • 何にも長続きしなかった原因はこれだ!

    なんとかうちの子にも、早起きして勉強する習慣をつけさせたい――。そう思っていろいろやってみたけれど、なかなかうまくはいかないもの。 「ほら、早く起きなさい」 「お母さんだって眠いんだから!」 親のほうがカリカリするばかりで、子供のほうはどこ吹く風。結末は、毎朝、険悪なムードになって1日のスタートを切るはめに。 「脳科学の観点からすると、そうしたやり方はすべて大間違いです」 こう指摘するのは、脳神経外科医の林成之(なりゆき)・日大学大学院総合科学研究科教授だ。「早起きさせて勉強をさせたいのなら、脳のしくみと能を踏まえるべき。ガミガミ言って起こしたり、早起きを強制するやり方は、脳科学からみると全くの逆効果です」 林教授は長年にわたり脳蘇生医療の最先端で活躍、脳低温療法などの画期的な治療法を編み出してきた。そのかたわらで、脳の一部に損傷を受けた多数の患者の治療経験から、思考や記憶、意識や感情

    何にも長続きしなかった原因はこれだ!
  • デキない人ほど眠る時間を削っている

    仕事の効率を上げる答えは脳にある。脳のポテンシャルに大きく関わるストレスや睡眠、運動などをどうコントロールするか。3人の脳科学者に聞いてみた。 10時間眠れば効率が10%アップ 仕事をこなすために多くの人が睡眠時間を削っている。統計を見ても日人の睡眠時間は年々短くなっている。 ところが、「長時間睡眠をとったほうが脳のポテンシャルが上がる」という興味深い実験結果がアメリカで発表された。スタンフォード大学睡眠障害臨床研究所のシェリー・マーが行った実験は次のようなものだ。 大学のバスケットボール選手に、無理にでも10時間眠るように指導し(これは通常の睡眠時間に比べ約110分長い)、2カ月間その効果の経過を観察した。すると、なんとダッシュのスピードがどんどん速くなり、最終的にフリースローの成功率は9%、スリーポイントシュートの成功率も9.2%アップしたというのだ。 もちろんトレーニングの積み重ね

    デキない人ほど眠る時間を削っている
  • 失敗すると他人の評価はどれだけ下がるか

    新しいことに挑戦できない、今の自分の殻を破れない。そんな悩みを抱えている人に共通しているのは、「もし失敗したら」という不安だろう。 人前で話したり、プレゼンしたりするのが怖い。「もし失敗したら、笑われる」「ダメなやつというレッテルを貼られる」という気持ちが強い。そのような不安が、成長の妨げになっている。 日人が英語を苦手とする背景にも、失敗恐怖症がある。人前で喋って、下手なのがばれたらどうしよう。拙い英語のせいで、能力がないと思われるのではないか。そんな思いから、人前で英語を話せない人も多い。 失敗して、他人から厳しく見られることを恐れるのは、日だけのことではない。例えば米国にも、この問題を調べている研究者がいる。 ある実験では、参加者に、難しい問題を他人が見ている前で解かせる。しかも、問題を出す前に、「この問題で、あなたの知的な程度がわかってしまいます」とプレッシャーをかける。 問題

    失敗すると他人の評価はどれだけ下がるか
  • IT業界の「人が育つ仕組み」とは

    なぜ新卒入社の若手に社長を任せるのか 最近人材の育成や活用(人材マネジメント)に、斬新な工夫をしている企業が多くなってきた。主にITベンチャー系の、急速に成長しつつある企業が多い。偶然ではないだろう。よく言われるように、この業界では優れた人材をグローバルに取り合う競争環境のなかで、人のマネジメントについて気なのだろう。 まずは、サイバーエージェントという企業。Amebaという名前のブログサービスで有名な企業だが、「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンのもと、事業面でも、また人材マネジメントでも、痛快な仕組みをいくつも取り入れている。 例を挙げれば、「新卒社長」。新卒で入社した若手を選抜して子会社の社長や役員にし、それを通じて経営の経験を若いうちからさせ、育成をしようという施策である。すでに数十人の“新卒社長”がいるという。 もうひとつは、人材マネジメントの基方針として掲げている

    IT業界の「人が育つ仕組み」とは
  • 「復習4回」で脳をダマすことができる

    理想の復習スケジュールは ヒトの記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があります。短期記憶というのは、長期記憶に情報を保存したり、逆に長期記憶から情報を引き出したりするための一時的な保管場所のようなものです。 短期記憶は時間の経過や新たな情報が入ってくることですぐに忘れられてしまいます。対して、脳が格的に情報を記憶するときに使うのが長期記憶です。いわば脳のハードディスクです。 長期記憶の容量も限られていますから、脳は仕分けを行い、「必要」と判断された情報だけが、大脳皮質に送られて長期保管されるのです。 この仕分け作業をつかさどっているのが脳の「海馬」という場所です。 海馬はどのような基準で、情報を選別するのでしょうか。それは「生命の存続に役立つかどうか」です。海馬は「生きていくために不可欠」と判断した情報だけを取捨選択して、長期記憶に送り込みます。 では学校の勉強で学ぶことは「生きていくため

    「復習4回」で脳をダマすことができる
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