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2009年1月2日のブックマーク (2件)

  • 活字中毒R。 - 無意識に「リアルな世界にもリセットボタンがある」と思ってしまうことの怖さ

    『街場の現代思想』(内田樹著・文春文庫)より。 (「離婚について」という章の一部です) 【うちのゼミの学生の話。新しいゲームが出たので、3日くらい家にこもってゲームに耽っていた彼女はゲームをクリアしたあと、寝不足のままぼんやりと久しぶりに学校に出てきて、友だちと話しているときに、その子に向かって「言ってはいけないこと」を言ってしまった。そのとき、とっさに右手が「リセットボタン」のありかを探っていたそうである。 味わいの深い話である。 この逸話の興味は、ゲームのやりすぎでリアルな世界にもリセットボタンがあると思ってしまった幻覚にではなく、「リセットボタンがある」と無意識に思っていたせいで、友だちに向かって不用意な発言をすることを自制できなかったということの方にある。つまり彼女はリセットできることを前提にしたとき、無意識に「言ってはならないこと」を選択的に口にしたのである。 あまり知られていな

    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/01/02
    新米ドライバーは決して中古車を買ってはいけないとよく言われる。ドライバーは無意識に自動車を「ぶつけよう」と思うようになる。ぶつけなければ買った意味がない。
  • 活字中毒R。

    『営業と詐欺のあいだ』(坂口孝則著・幻冬舎新書)より。 【信頼を形成するために、セールスマンがお客について知るべきことは三つです。 ・「お客の属性」……どんな組織に属する、どんな立場の人か ・「お客のセンス」……どんな能力・才能・趣味・タイプの人か ・「お客の敵」……どんな人間関係を持った人か この三つを、自分は知っている、分かっている、と思わせればお客と信頼関係を形成することができます。「お客の属性」は当然として、「お客のセンス」と「お客の敵」については説明が必要でしょう。 他人のセンスなどというものを、どうやって知るのか。私は、「この人は分かってくれているな」とお客に思い込ませればよい、と言いました。では、どうやって思い込ませるのか。 早い話が、その人を褒めるのです。 想像してみてください。あなたがどこかのブランド時計の新製品を腕につけていたとします。どちらのセールスマンに好印象を抱く

    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/01/02
    知り合いのセールスマンは、商談の時に相手が机に置いたものを褒めることから始めるといいます。机にわざわざ置いたものは、その人が大切にしているということの表れなので