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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (26)

  • 活字中毒R。

    『週刊SPA!2007/9/11号』(扶桑社)の「文壇アウトローズの世相放談・坪内祐三&福田和也『これでいいのだ!』」第255回より。 【坪内祐三:ネットで共犯者を募って、3人で女の子を殺したって事件(8/26 愛知)。あれはちょっと、最近で一番なんかもう…… 福田和也:携帯サイトでしょ。「闇の職業安定所」。嫌な事件だよね。 (中略) 坪内:共犯者の一人は朝日新聞の勧誘員(36歳)でしょう。 福田:たしかに新聞の勧誘員って、厳しい仕事なんですよね。いま、どの家にもインターホンがあるから、玄関口まで人が出ないじゃないですか。そのなかで、ガチャンと扉を開けて出てくる住人が多いのが安いアパートで、勧誘員もそうした場所を狙うんだって。『新聞社 破綻したビジネスモデル』(新潮新書)というに出てました。元毎日新聞の人が書いたんだけど、ヤクザまがいの勧誘員が、所得が低そうなアパートを狙って、扉が開いた

  • 活字中毒R。 - 日本に現存している「世界最古の企業」

    『ダ・カーポ』614号(マガジンハウス)の特集記事「とてつもない日・世界一の技術!」より。 (対談「日人はなぜ、技術者を尊重するのか?」の一部。出席者は赤池学さん(科学技術ジャーナリスト・著書に『自然に学ぶものづくり』)、野村進さん(ノンフィクションライター・著書に『コリアン世界の旅』)、橋克彦さん(ノンフィクションライター・著書に『農が壊れる―われらの心もまた』)のお三方です。) 【司会者:日人は「職人」や「匠」といった言葉が大好きで、技術者に対して特別の感情をもっています。日人は、わが国の技術文化に誇りをもっていますね。なぜ、このような技術文化をもつようになったのか、考えてみたいと思います。 野村進:日人にとって、モノ作りを大事にすること、技術を継承することを尊いと考える価値観は当たり前のように思われます。ですが、日以外のアジアに行ってみると、必ずしもそうではないんですね

  • 活字中毒R。『セカンドライフ』が面白くない理由

    『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』(ひろゆき(西村博之)著・扶桑社新書)より。 【2007年に入り、多くのマスメディアを沸かせているインターネット上の3D仮想現実空間『セカンドライフ』。つまらないだろうと思い、最初は触ってもみなかったのですが、それで否定するのも問題があります。そこで、実際に動かしてみたところ、やはり、つまらないという結果に落ち着きました。 その理由の根幹にあるのが、基的にお金がないと面白くないというシステムです。物を売買し、自分を着飾ったり、家を作り上げたりするゲームなので、何するにせよお金を払えとしか言われない。お金を支払わないでできることはチャットくらいという、商行為がゲームのすべてなのです。ゲーム内で楽しむためにお金を支払えと言われて、支払う人がどのくらいいるのでしょうか? お金を支払ってまでセカンドライフの中で楽しまなくても、現実に楽しいことは、たくさんありま

    ma-rusuke
    ma-rusuke 2007/08/28
    基本的にお金がないと面白くないというシステムです。何するにせよお金を払えとしか言われない。
  • 活字中毒R。

    『Q&A』(恩田陸著・幻冬舎文庫)より。 (作中の、あるドラマ脚家とその友人との会話の一部です) 【「言葉は怖いんだよ」 確かに、よく取材とかするの? 「まあね。プロデューサーとか、スタッフと何人かで一緒に取材したり、資料読んだり、話聞いたりすることはある。でも、あんまり取材には頼らないなあ」 細かいところが違うとか抗議来たりしないの。 「抗議はいろいろ来るよ。でも、しょせんはフィクションだし、ファンタジーなんだから、いちいち気にしていると切りがない。ドキュメンタリーとドラマの違いって分かる?」 脚があるかないかってことじゃないの。 「ドキュメンタリーだって、脚がないわけじゃないよ。あたしが思うに、ドキュメンタリーは見えるフィクションで、ドラマは見えないフィクションだよ」 見えるフィクションって。 「実在するフィクションとも言えるかな。交通事故があった。目撃者が証言した。目撃者は確か

    ma-rusuke
    ma-rusuke 2007/06/23
    結局のところ、世の中には「その人にとっての事実」しか存在しなくて、
  • 活字中毒R。 - CMタレントとしての『ドラえもん』の契約金

    『TVBros。 2007年12号』(東京ニュース通信社)の特集記事「ブロスの『広告批評』」より。 (「ギャラにまつわるエトセトラ」という、タレントのCMの契約金についてのコラムより) 【業界には”日人タレントのCMのギャラ(契約金)の上限は1億円”という空気があるようだ。この上限に該当するのは大女優・吉永小百合クラス。しかし、その活躍が世界規模ともなると、それ以上になることもある。渡辺謙のギャラは今や1億5千万円とも! また、松井秀喜やイチローも1億円を優に超える。 しかも、だ。タレントにはこの契約金以外に、「出演料」なる金も発生するそうなのだ。業界の相場では、CMの場合、1回の撮影につき契約金の10%、ポスターなどのスチールは5%、ラジオやナレーションは3%が契約金とは別に支払われるのだとか。 一方で、そんな高額なギャラをもらうタレント・スポーツ勢にも負けない高額集団がいる。それはア

    ma-rusuke
    ma-rusuke 2007/06/23
    億円払って「バーブー」とだけ言わせる風狂なCMに今後期待。
  • 「清潔な調理場からでないと、美味しい料理は生まれない」

    『至福のすし〜「すきやばし次郎」の職人芸術』(山益博著・新潮新書)より。 【清潔。料理ではこれはもう言うまでもなかろう。「清潔な調理場からでないと、美味しい料理は生まれない」とは、フランス料理のジョエル・ロビュションの口ぐせであるが、けだし名言と思う。「掃除をしていて、しすぎるということはない。汚れたらすぐに拭けばいい。それが半日もたてば洗わなくてはならない。一日置いたら磨かなくてはならない」と小野二郎は店の者にそう言う。調理場での格言といってもよいだろう。 このように、優れた料理人は清潔であることに人一倍気を遣う。料理にたずさわる職人であるなら当たりまえのことだが、調理場や身のまわりのものの清潔さに常に気をつけている料理人には、おのずとその人自身に清潔感が漂うものである。】 (「すきやばし次郎」の「清潔さへのこだわり」についての、山益博さんと小野次郎さんの話の一部です) 【山益博:

    ma-rusuke
    ma-rusuke 2007/05/30
    ロビュションはよく言います。「料理というのは、調理半分、掃除半分」だと。