これまでGOクラブで紹介してきたように、次世代シーケンサーも進歩し、便利になった。一方で、次世代シーケンシング用のライブラリー作製・調製は、以前より大量のサンプルの処理をマニュアルで実施しなければならないために大変な作業となり、かつエラーが発生する可能性も高い。今回のGOクラブでは、次世代シーケンシング用のサンプル調製を楽にする技術や製品を紹介する。 Beckman Coulter Genomics が開発した“SPRIworks Fragment Library System”は、次世代シーケンサー用ライブラリーを作製する処理、すなわちPCR増幅・シーケンシング反応前の処理を全自動で実施できる。System I とSystem II が販売されているが、機器は同一で、カートリッジとメソッドカードを交換するだけで、Illumina GAIIシーケンサー用のライブラリーとRoche-454