製薬会社には、新薬スクリーニング用の化合物が貯蔵されている。これを化合物ライブラリーと呼んでいる。メガファーマになると、その数は100万のオーダーになるらしい。 また、最近では、東大や理化学研究所でも数万個単位の化合物ライブラリーを所有し、アカデミアへの供給を行なってるようだ。製薬会社に断られたので、自前で用意した、ということらしい。 ライブラリーの由来は、自分達で合成して来た化合物にくわえ、いろんな試薬メーカーから購入した化合物、微生物などの生物から採取した天然物、、 その特徴をひとことでいうと、 製薬会社の化合物ライブラリーは、スマートでエリートぞろい。ただ、みんなどこか似ていて、個性がないのっぺらぼう。 アカデミアの化合物ライブラリーは、無骨で、不格好で扱いにくいけど、強烈な個性派ぞろい。 製薬企業の場合、100万もあるとまさに玉石混淆である。この中から、ランダムスクリーニングによっ