膜の会合 細胞膜は細胞自体に物質を取り込んだり、放出したりする作用がある。膜小胞が形質膜に融合して、中身を外に放出する働きをエキソサイトーシスという。また、形質膜が内側へ陥没して膜小胞を形成し、細胞外の物質を細胞内に取り込む働きをエンドサイトーシスという。 エキソサイトーシスで膜小胞が融合するとき、膜小胞の内側が形質膜の外側に来る。逆にエンドサイトーシスでは形質膜の外側が膜小胞の内側にくる。 なお、白血球などが細菌やウイルスを食べる食作用はファゴサイトーシスといわれている。このファゴサイトーシスはエンドサイトーシスの一種である。 シグナル仮説 合成されたタンパク質は必ず目的の場所に届けられないといけない(ミトコンドリア、核、細胞外など)。そのため、多くのタンパク質には特定の細胞小器官に届けるためにシグナル(荷札)をもっている。このシグナルは通常、特異的なアミノ酸配列でありこの配列を認識する